支援する人を支援する6 「何をすればよいのかわからない」人のために

「恩恵を受ける人のために行うものである」と社会貢献のことを説明すると、今までの考えを反省する人がいる一方で、間接的にあっても恩恵を与えているから、それ以上のことを考える必要はないのではないか、と言ってくる人がいます。

社会貢献は誰のために実施するのかという原点に戻ることが必要だと言っているわけではなくて、すべての人にとってよい結果になるという考え方があり、このことを「三方好し」と表現しています。

語源は江戸時代から続く近江商人の経営哲学の一つの「三方よし」で、売り手と買い手の満足だけでなく世間にもよい、つまり社会貢献ができてこその商売だという意味です。

ひらがなで書かれた「よし」は「良し」や「善し」と書かれることがあり、社会貢献の部分を強調するときには「善し」が使われるようです。“善行”という意味で使われる場合が多くなっています。

その中で、わざわざ「三方好し」と書くようにしているのは、三方がよかったというだけなく、そのよかった経験が他の“二方”にもフィードバックされる好循環を期待しているからです。

「何をすればよいのかわからない」という人が、初めは推薦されることをしただけであっても、その反応や喜びが戻ってきて、もっと喜ばれたいという気持ちが湧き上がってくることで、自分にフィットする支援先、支援方法に巡り合うということにもつながります。

まずは、やってみる、その結果から次の行動を考えるという繰り返しが貢献の輪を広げていく結果にもなるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕