「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」の続きを紹介します。
〔耐容上限量の策定方法〕
*乳児(耐容上限量)
我が国と同様に海藻類の消費が多い韓国において、早産児として出生して、TSH濃度の上昇から潜在性甲状腺機能低下症と考えられる乳児の母乳からのヨウ素の摂取量を生後3週目で149.0μg/kg体重/日、生後6週目で91.2μg/kg体重/日と見積もる研究があります。
両者の平均値である120.1μg/kg体重/日を乳児におけるヨウ素の最低健康障害発現量と考えて、不確実性因子を3として、40μg/kg体重/日を乳児の耐容上限量の参照値としました。
参照値に参照体重を乗じると、0〜5か月の男児252μg/日、女児236μg/日、6〜11か月の男児352μg/日、女児324μg/日となります。
それぞれの月齢の男女の平均値(0〜5か月244μg/日、6〜11か月児338μg/日)を丸めた数値を男女共通の耐容上限量としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






