緑茶にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、カフェイン、抗酸化成分のカテキンなどの成分が含まれています。
カテキンは緑茶などの茶葉の渋味成分のポリフェノールで、ビタミンEの約20倍の抗酸化作用があり、殺菌・抗菌作用、血糖降下作用、中性脂肪降下作用があります。
緑茶に含まれるカテキンの半分ほどがエピガロカテキンガレートで、そのほかにエピガロカテキン、エピカテキン、ガロカテキンなどがあります。
緑茶、紅茶、ウーロン茶もツバキ科の茶葉から作られますが、強い抗酸化作用があるエピガロカテキンガレートは緑茶に多く含まれます。緑茶カテキンの含有量は茶葉の8~15%で、上級煎茶に多く、上級の玉露や番茶には少なくなっています。
健康効果がある飲料という一方で、残留農薬が心配されています。茶葉には防虫のために1年に4〜5回の農薬散布が行われています。その農薬が溶け出ることが心配されているわけですが、茶葉には安全基準が設けられています。
内閣府の食品安全委員会によって定められているのは、一日摂取許容量です。これは動物試験で有害性が出ない量を求めて、この100分の1の量を人間が毎日、一生に渡って摂取し続けても安全な量としたものです。
農薬には水に溶ける性質のものと油に溶ける性質のものがあります。茶葉に使われるのは油に溶ける性質のものです。茶葉は露天で育てるので、水に溶ける性質の農薬を使ったら溶けて流れて、役に立たなくなります。
また、お茶はお湯を注いで飲むものなので、茶葉に農薬が残っていても、油に溶ける性質の農薬なので溶け出ることはないということです。
粉を飲むことになる抹茶は無農薬で栽培されています。だから、安心して飲むことができるわけです。
細かな茶葉が残っているお茶を飲むと、茶葉そのものも飲むことになるのですが、少量でしかありません。やってはいけないのは、茶葉(茶殻)のほうに栄養成分が多く含まれるからといって、茶葉を食べたり、ミルで粉にして飲むことです。
お湯に溶け出ている成分の量と、抽出後に茶葉に残っている成分の量を比べてみると、残っているのは全体の70%ほどにもなっています。
お湯に溶け出るのは、水溶性成分のビタミン、ミネラル、アミノ酸、カフェイン、カテキンです。お湯に溶け出ない脂溶性成分としてはビタミンA、ビタミンE、食物繊維などがあげられます。
そのため、茶殻を料理に使う方法を紹介しているメーカーもあるのですが、それが無農薬であるのか、そこだけは確認する必要があるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






