キノコが免疫力を高めるという話は、今では当たり前のこととして認識されています。そのメカニズムも明らかにされていて、キノコに多く含まれている多糖類が免疫細胞の栄養源となっています。
槐耳(かいじ)が日本で紹介される前は、免疫向上のキノコといえばアガリクスやメシマコブが有名でした。その有効性も健康雑誌や書籍などで紹介されて、これを読んだ人の中には抗がん治療から乗り換える人がいたくらいでした。
それが本当だったのか間違っていたのかを、ここで述べるのではなくて、違った切り口で私たちは健康科学情報として伝えようとしていました。
それは、アガリクスやメシマコブ、それ以外のマイタケ、ヤマブシタケ、霊芝、冬虫夏草なども、医療機関の抗がん治療と併せて使用して、成果が得られたデータは存在していないということでした。
がんの種類と状態、抗がん治療(抗がん剤、放射線、手術)とキノコを使用した場合のデータが、中国で蓄積されていることは情報として得ていたのですが、それを実際の研究論文だけでなく、できることなら研究者から話を聞きたいと考えていました。
それがかなえられることになったのが、槐耳を材料にしたキノコ製剤(カイジ菌糸体エキス)が健康食品素材として中国から日本に輸入されるということを聞き、その輸入元の代表と中国から日本に入れることに成功した中国人の丁さんと会ったことでした。
カイジ菌糸体エキスの有効成分は多糖たんぱく質PS-Tで、6種類の単糖と18種類のアミノ酸が結合して構成されたもので、エキス顆粒に占める有効成分の割合は40%を超えていました。
日本に輸入された原材料は中国の医療機関で使われているものと同じで、使用量も同じとなっていました。
有効成分による免疫細胞の強化、アポトーシス(がん細胞の自滅)の誘発のほか、肝機能向上などが認められていました。
その内容を確認するために、中国で研究に参加した医療機関の研究者を訪ねることができましたが、それについては次回(日々邁進37)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






