食事と運動、入浴は代謝を高めるために必要なことですが、発達障害がある人は、自律神経の調整が乱れやすく、そのために代謝が高まりにくくなっています。
また、自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくて、それが代謝を低下させることにもなっています。
運動をすると交感神経の働きが盛んになり、代謝が高まります。このときには筋肉に蓄積されたエネルギー源のグリコーゲンが分解されてブドウ糖として血液中に放出されます。
ブドウ糖が多くなる血糖値が高い状態になると、膵臓からホルモンのインスリンが分泌されます。
インスリンには全身の細胞にブドウ糖を取り込ませる働きと同時に、肝臓で脂肪酸の合成、中性脂肪の合成を進める働きがあります。
インスリンの分泌は副交感神経の働きで増え、交感神経の働きで減っていきます。運動によって交感神経の働きが盛んになった状態ではインスリンの分泌が減って、その結果として脂肪の蓄積が減るだけでなく、エネルギーとして代謝に使われるものが増えていきます。
入浴は温度によって自律神経の切り替えが変化します。38℃ほどのぬるめの温度では副交感神経の働きが盛んになり、42℃以上の熱めの温度では交感神経の働きが盛んになります。副交感神経ではインスリンの分泌量が増えて脂肪合成と蓄積が進むようになり、交感神経では逆のことが起こります。
運動をすると交感神経の働きが盛んになることで筋肉の温度が上昇します。それによって脂肪分解酵素のリパーゼの働きが高まり、中性脂肪が分解されてエネルギー化しやすくなります。
運動後に入浴すると、筋肉が温まりすぎて、リパーゼの働きが抑えられるようになります。運動の直後には入浴をしないで、交感神経の働きが抑えられてきて、筋肉の温度が下がり始めてから入浴するようにします。
こういった自律神経の調整が、エネルギー代謝に影響を与えるということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕






