金言の真理105「ボロは着てても心の錦」5

ボロは、あまりよい言葉ではないだけに、「ボロは着てても心の錦」と対比されることで、“心の錦”が引き立てられます。

ボロは一般にはボロボロの衣服のことを言いますが、「ボロが出る」という言葉があるように、隠していた欠点や見せたくない不都合な部分、能力不足、本性などが現れてしまうことを指しています。

その語源は、着物の破れた部分の襤褸(ぼろ)が見えてしまうことで、ボロボロの衣服というよりも、普段は見えないところというのが本来の意味です。

どんなに綺麗な着物(例えば錦)であっても、破れた部分があっては台無しになりかねません。

ちなみに、錦(にしき)は金糸・銀糸や数々の色糸を用いた織物のことで、豪華な着物を指しています。

襤褸は隠すものではなくて、そもそも隠すようなことがあってはいけないので、ボロが出るようなことがないように、しっかりと作る、ボロがないか確認する、それでも使っているうちに傷んでくることがあるかもしれないので、常にチェックし続けて、絶対にボロが出ないようにするのが重要ということです。

ボロが出るというのは、完全なものであっても、言葉や行動、態度などから欠点などが明らかになることも意味しているだけに、念には念を入れて対応することが重要とも考えられているのです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕