食事摂取基準437 脂質異常症11

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の脂質異常症と特に関連の深いエネルギー・栄養素の「食事性コレステロール」を紹介します。

〔食事性コレステロール〕
Keysの式およびHegstedの式によれば、食事性コレステロールの摂取によって血清総コレステロールが上昇することが示されています。

しかし、食事性コレステロールと血清総コレステロールまたはLDL-コレステロールとの間に強い関連が観察されるのは、コレステロール摂取量がある一定の範囲にある場合に限定されており、あまり計画ではないものの、およそ100〜350mg/日の範囲で両者は強い関連を示しており、それ未満でもそれ以上でも両者の関連は明確でないとしています。

別の報告では、コレステロール摂取量が400mg/日までの範囲では、コレステロール摂取量と血清総コレステロールの関連は、ほぼ直線的であるとしています。

また、Keysの式では、コレステロール摂取量の平方根の変化量が血清総コレステロールの変化量に比例するとしていますが、現実的な摂取量の変化の範囲では、ほぼ直線的に変化すると考えても大きな支障はないであろうとされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕