発達障害の改善のための栄養や運動の知識の習得は、実践されてこそ目的に近づけていくこと、目的を達成することができます。
「働く人の健康支援」というお題は、受け取る人によって意味合いに違いがあります。このことを発達障害児の支援施設で、子どもや保護者と接するスタッフに話をすると、スタッフの健康の維持のための教育支援や実践支援と受け取られることがあります。
それは必要ではあっても、発達障害児の支援が現在の形で始まってから10年以上を経過しているので、スタッフの健康づくりの支援は当たり前に行われていてよいはずです。それだけに、今さら外部から健康支援の話をされる必要はない、という反応は当たり前と思っています。
しかし、今もそのようなスタッフの健康づくり、ストレスの緩和の方法を求められることが実際にはあります。
私たちが発達の伴歩として「働く人の健康支援」を掲げているのは、発達障害がある人を支える全ての人が健康であってほしいとの願いがあるからです。発達障害があるのが子どもであれば家族の健康管理の方法であり、発達障害がある社会人であれば職場や地域の健康管理の方法を指し示しています。
企業や団体で働く人の中には、特性が目立っているのか、そうではないのかは関係なく、発達障害の特性がある人がいます。子どもの発達障害は10人に1人という状況であって、その特性は生涯にわたって続くことを考えれば当たり前のことです。
働く人の健康づくりは、職場内では間接的に発達支援を行うことであり、また発達障害の特性がある人にとっては直接的な支援にもなる、という話を機会があるたびにさせてもらっています。
〔発達の伴歩:小林正人〕






