食事摂取基準467 骨粗鬆症4

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の骨粗鬆症と食事の関連の「発症予防と重症化予防の基本的考え方と食事の関係」の続きを紹介します。

〔発症予防と重症化予防の基本的考え方と食事の関係〕
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」では、「若年者における予防」、「中高年における予防」として、それぞれ高い骨密度獲得に関する介入、骨折リスクの低減に関する記述を行っています。

また、骨粗鬆症を有していても、骨密度が低下するだけでは重大な支障を来さないものの、一度骨折すると重大な障害を来して、特に大腿骨近位部骨折や椎体骨折をすると死亡のリスクも上昇します。

したがって、骨粗鬆症予防の最終目標は骨折予防であり、骨粗鬆症の重症化予防としては低外力によって生じる脆弱性骨折のリスクの低減が重要となります。

「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」では、骨粗鬆症の一般的な治療における食事指導の内容として、栄養素全体の摂取のバランスを取ることについて述べた上で、各栄養素に関して記述を行っています。

ここでは、重症化予防の観点では、主に中高年者を対象とした脆弱性骨折リスクと食事要因の関連について述べます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕