定年退職年齢は、平均寿命と高齢者の増加、少子化の状況に合わせるように60歳から65歳までに延長され、さらに65歳以上であっても企業や団体などで働くことができるようになっています。
定年退職年齢は、日本人の平均寿命の上昇につれて延長されてきました。
1947年(昭和22年)の平均寿命は、男性が50.06歳、女性が53.96歳でした。この当時の定年退職年齢は50歳が一般的で、それが55歳になったのは1970年代のことです。1998年(平成10年)に60歳に引き上げられましたが、当時の平均寿命は男性が77.16歳、女性が84.01歳でした。
日本の年金制度は平均寿命の延伸、定年退職年齢の変遷と関わって受給開始年齢が高められてきました。年金制度が始まった当時の平均寿命は50歳に達していなくて、男女ともに平均寿命が50歳を超えたのは終戦から2年後の1947年のことでした。
定年から平均寿命までが年金を受給できる期間と考えると、随分と受給期間は非常に短く、平均寿命(受給期間)は延びることは計算に入れられていたものの、それを大きく越える受給期間であるので、受給金額が増えないのは仕方がないという状況であることがわかります。
年金の受給開始年齢の変遷を見ると、年金制度が始まった1942年(昭和17年)の受給開始年齢は男性が55歳で、女性も受給できるようになったのは1944年(昭和19年)のことです。
1954年(昭和29年)には男性が60歳になり、女性は55歳のままでした。続いて、1985年(昭和60年)には男性は65歳に、女性は60歳になりました。そして、1994年(平成6年)に男女ともに65歳が年金受給年齢となりました。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕






