視力が弱い人がメガネをかけて視力を補正するのは当たり前のことで、視力障害の改善法という意識をしていない人がほとんどです。
しかし、メガネがなければ社会生活が充分に行えないという考え方では、視覚障害と認識されています。少なくとも視覚障害がある人にはメガネなり、そのほかの改善のための手段が必要になります。
発達障害の中には視覚情報処理の異常から、眼球から入ってきた文字や画像を、そのまま見ることができずに歪んで見える、にじんで見える、二重に見えるといった困難な状態になっている人がいます。
これはメガネのように視力を調整すれば普通に見えるようになるという簡単なものではなくて、どのように見えているのかを本人から聞いて、これまでの症例の中から、これと同じであろうという想像をしているようなもので、どんな困難があるのかが確実にわかっているわけではありません。
これについては、社会的に発達障害の支援をしようとしている人にとっては、視覚情報処理異常で困っている人がいることを知って、その状態なのか、それとも正常には見えていても正確に読めない識字障害なのか、その判別ができることから始めるのでよいとされています。
識字障害であれば、認知機能を高める身体のトレーニングや、見て判別して記憶するという基本的な学習を繰り返すことによって、ある程度の改善を望むことは可能です。
識字障害の場合に実施される能力の向上の支援は、必要なものであり、これはメガネの活用と同様に考えることができます。
ある程度は読めるようになったときに、これはクリアされたと単純に判断するのではなくて、読むことは書くことの基本であり、計算をするための理解の基本ともなっています。
視力が回復してきたらメガネの度数を下げてもメガネをかけることが必要であるのと同じように、読むための支援は、発達障害の特性は生涯にわたって続くということから考えると、ずっと続ける必要があるということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕






