金言の真理123「お前はお前で丁度よい」4

「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」は、良寛和尚の辞世の句として伝えられているものの、相馬御風さんの研究では、辞世の句というのは違っているという結論です。

「自分の悪い面も良い面も全てさらけ出した。それを受け止めてくれた、あなたに看取られて旅立つことができる」という意味であって、弟子の貞心尼に対する愛情と感謝の念が込められていたというところまでは認めるとしても、膨大な資料の中から貞心尼が後に語った言葉を探し出しています。

「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」について、「これは良寛さん自身の歌ではないが、師の心にかなうもので尊いもの」と書かれています。
真実を暴くのが正しいのか、それとも人柄を伝える言葉を世に残すべきなのか、考えが分かれるところではあります。

その丁度いいところを考えたい、という気持ちもあって「お前はお前で丁度よい」というお題で書いてきました。

「お前はお前で丁度よい」の最後に書いておきたいのは、相馬御風さんの親戚筋が集まる場では「都の西北 早稲田の杜に〜」で始まる早稲田大学の校歌を歌唱するのが儀式になっていることです。私を含めて、早稲田大学で校歌を歌ったのは一人もいない(誰の母校でもない)のですが、そのような儀式を続けているのは相馬御風さんが校歌の作詞者だからです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕