金言の真理124「お前はお前で丁度よい」5

オリンピックの金メダルに挑戦して、それがかなえられなかった選手に対して、「お前はお前で丁度よい」という金言を引き合いにして、慰めなのか、それとも励ましなのか、わからないようなことを報道していたメディアがありました。

金メダルに届かなかったオリンピック選手の中には、銀メダルを初めて獲得した選手もいれば、これまで日本人が決勝にも進出できなかった競技も含まれているのに、「丁度よい」はないだろうという思いをした人は多いはずです。

そのメディア報道は読み込んでみると、選手の現在の立場によって書き分けられているところもあれば、一緒くたになっているところもあって、慰めでよいのかという気持ちにもさせられます。

次のオリンピックの出場を目指す選手には、今回の結果は、自らの力や環境から考えると丁度よい結果だったと考えて、次は力を蓄えて、周囲の変化にも耐えられる力をつけるという意味であれば、“丁度よい表現”であるかもしれません。

また、今回でオリンピック出場を最後にする選手の場合には、次の活躍の場(セカンドステージ)に進むためには“丁度よい機会”だった、自らの結果を多くの人が目にしたことで同じ競技を目指す人や世界レベルのスポーツを志す人が増えることになれば“丁度よい結果”と言えるかもしれません。

メディアに限らず、他人の成果に対して「丁度よい」ということを言う人には、そこまで思いを巡らせてほしかった、と感じています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕