実生活化で道路・鉄道・航空機による騒音を屋外で測定して、主観的な睡眠との関連を調査した国際的な大規模研究では、騒音は住民の主観的な睡眠障害と関連していました。
さらに近年の研究では、寝室内で測定した騒音が、アクチグラフィー(超小型超精密加速度計を内蔵した装置)で測定した睡眠効率の低下、入眠潜時・中途覚醒時間の延長と有意に関連したことから、静かな睡眠環境の確保が重要と考えられます。
睡眠中に騒音曝露をさせた実験研究から、騒音によって覚醒頻度が増加して、深い睡眠が減少する結果が報告されています。しかし、騒音による睡眠への影響は、慣れによって減少することがみられたことから、実験研究では影響を過大評価している可能性が示されています。
騒音に対する感受性には個人差があり、騒音による影響を受けやすいとされる子ども・高齢者・疾病を有する人の健康を守る観点から、欧州WHOガイドラインは夜間の屋外騒音を40dB未満とすることを推奨しています。
屋外の騒音が気になる場合には、十分な防音機能をもった窓や壁を設置して、騒音を遮蔽することも重要と考えられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






