雪が積もっている状態から、徐々に溶けていくのは季節の変化を感じることから、春が待ち遠しいことを表現するために「雪が溶けると春になる」という言葉が使われます。
このことは、地域の違いを比較するテレビのバラエティ番組では、冬の風物詩ともいえる登場回数で、もはや季語に準ずる扱いをされるようにもなっています。
番組の中では、「雪が溶けると水になる」という科学的・物理的なこととの対比ではなくて、「雪が溶けると春になる」とともに別の表現が集められています。誰から集められるのかというと、取材で知り合った地域の子どもたちで、雪のピークを過ぎて、少し減ってきたタイミングで取材撮影が行われるのが通常のことです。
というのは、あまりに積雪が厳しい状態で取材をすると、「春になる」という、のどかな雰囲気の答えが出てこなくなるからです。数多くの声を集めて、その中から期待する声だけを放送するというのは、テレビの世界では普通にあることですが、この番組は、そのようなことをしなくても楽しい撮影ができるのがウリになっています。
撮影台本には想定問答を仮に(ということで)記載してあるのですが、それを超える答えが出てきて、伝説の登場人物として後追いの対象にもなります。
「雪が溶けると〜」の問いへの返答の中で、記憶に残っているのは「靴になる」「ゴム長がいらなくなる」というものです。
それだけ春が待ち遠しいという気持ちを見事に伝えてくれています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






