雪が溶けることは「雪溶け」と書くのかと思ったら、「雪解け」というのが正解だとされています。これには異論もあるのですが、学習的には「雪解け」が採用されています。
雪溶けは間違いではなくて、使う場面が限られていて、雪が溶けて水になる物理的な変化を表しています。これは前々回(金言の真理125)に紹介した理科のテスト問題の正解と同じこととなります。
これに対して、雪解けは厳しい冬が終わって、春が来る喜びを表していて、前回(金言の真理126)の「春になる」と同じ感覚です。
それならば、雪解けという表現を知っていたら、「雪が溶けたら春になる」と答えても問題ないようにも思えるのですが、そうではないようです。
厳しい冬というのは、四季の冬を表現するだけでなくて、厳しい対立関係を表す場合にも使われています。そこから「雪解け」は対立関係を終わらせることを表す比喩表現として使われています。
雪解けは、何も水になるということだけが答えではないということですが、厳しい対立関係は、攻撃の応酬ではなくて、“水に流す”ことで春にすることはできないのか、中東地域の紛争を見て、そんな思いにさせられました。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕






