OMO 2 ONとOFFの融合

「ONとOFFの融合」(On Merges with Off)は、さまざまな捉えられ方をする言葉です。これを略したのがOMOで、このコラムのタイトルとして使っています。

OMOは、元々は「Online Merges with Offline」(オンラインとオフラインの融合)を略したものでした。今ではONとOFFという、これまでは異なっているとして排除されるようなことがあったことが、発想を変えることで強い味方になるという考え方を表すときにもOMOが使われるようになっています。

考え方が違っている人が利益のために、名誉のために、といったことで集まって、それぞれの欠けている部分を補うのは野合とも言われかねないことです。

そのような集まりは、政党の離合集散を引き合いに出すこともなく、人の結びつきが定着しないことになり、被害者を生み出すことにもなります。

その被害者は、集まって一緒に活動をした人というよりも、本来なら利益を得るはずだった人たちを指していて、社会貢献活動でいえばサービスの受領者となります。受領者にしてみれば、サービス提供者の内部の事情がサービスの内容に影響したり、変化することは迷惑なことです。

継続のために一緒に活動するメンバーは、考え方が一致している人、同じ方向を見ている人であることが理想(必要)です。

あるメンバーにはONであることも、他のメンバーにはOFFであるというのは普通にあることです。そのONとOFFを上手に組みわせて目的・目標を達成させる力にしようというのが「ONとOFFの融合」の考え方です。

中核となるメンバーは、既存の上下関係(年齢、役職、資金力、情報力など)を超越した、今の持てる力(ON)を提供し合う関係であることによって、“ONとONの融合”という新たなOMOとなり、それが継続の重要な仕組みを作り上げることになるとの発想があるのです。
〔小林正人〕