メディカルダイエット3 体脂肪の重要な役割

体脂肪のイメージというと、余計に身体に蓄積されていることによって、生活習慣病を引き起こす要因になる不要なものという印象が抱かれることが多くなっています。

体脂肪は、全身の脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪のことで、摂取エネルギー過多になった場合には、脂肪酸が肝臓で中性脂肪に合成されて、これがエネルギー源として溜め込まれていきます。

脂肪の摂りすぎだけが中性脂肪を増やすわけではなくて、三大エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質のどれであっても過剰となると脂肪酸に合成されます。同じ重量あたりのエネルギー量は、エネルギー源によって異なっています。

1gで比較すると、糖質とたんぱく質は約4kcalであるのに対して、脂質は約9kcalと2倍以上のエネルギー量があります。

同じ重量であっても、エネルギー量が違うということであるので、脂肪に変化させた方が限られた範囲で多くのエネルギー源を蓄積させることができるというわけです。

だから、食べすぎると太るのは当たり前のことで、その脂肪の量が一定の範囲を超えると血液中を流れる量が増えていきます。血液中の脂肪が多くなると動脈硬化になりやすく、これが生活習慣病の要因となってくるわけです。

また、体脂肪が蓄積されやすいのは、脂肪細胞の数が多い腹部や臀部、脚部(太もも)といった部分で、体脂肪が多いことは美容的にも避けられるようになります。

体脂肪は大切なエネルギー源でもあり、このエネルギー源を効率よくエネルギー化させることによって活動エネルギーとなり、全身の細胞を働かせるための重要な要素となります。

全身の臓器や器官はエネルギーがあって、初めて本来の働きをすることができるのです。

体脂肪が少なすぎる人は、日々の活動のエネルギーを合成にも、また緊急事態に対応するためのパワーの源が不足することになるので、一定以上の体脂肪は蓄積させておくことが必要です。

「太るのもダイエット」との言葉(メディカルダイエット2)は、生き抜く力を高めるという当たり前のことを言っているだけなのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕