SML 14 SNSに頼らないシェア

〔2026/4/11〕
「知ってもらい、来てもらい、買ってもらい、リピートしてもらう」というのは、地域おこしの基本とされていて、これを“王道”と呼んで企画立案している人は相も変わらず存在しています。
“王道”を、正攻法、定番、確実な道といった意味で使っている人は多いのですが、本来の(正しい)意味合いは「安易な近道」です。遠く、困難な道を歩むしか方法がなかった時代に、王様が楽に行くことができるように作られた道を指しています。
定番の意味で使われることが“定番”になっている時代に、あえて「安易な近道」という本来の意味を持ち出すのは、正攻法(確実な方法)でシェアしなければいけない状況であるのに、安易な方法としてSNSを持ち出す例が少なくない(あまりに多い)からです。

私が広報デザイン(戦略)として、シェアの提案をさせてもらうときに必ず言っていることは、若い人たちには嫌われています。何を言っているのかというと、「SNS禁止」です。
SNSは便利で、それなりの効果があり、充分すぎるだけに結果を出している例も承知しています。その結果は、素材と目的、人脈や手法が合致していたからのことで、それもタイミングが合ったからという条件があればこそで、限られた中での成功例です。

ところが、手段(SNS)ばかりが先立って、手段が通じにくくなったときの対策が疎かになりがちです。SNSの最も困ったところは自分でコントロールできないシステム(仕組み)であることです。
どのようなことがあっても対応できる「Short、Middle、Long」や「Small、Medium、Large」のSMLが抜け落ちてしまっては仕方がないので、全体像を見極める目(眼力)の重要性を伝えるために、わざわざ「SNS禁止」と言い出しているのです。
〔小林正人〕