フォッサマグナといえば、糸魚川−静岡構造線が有名で、糸魚川市(新潟県)から静岡市(静岡県)へと続く総延長250kmにも及ぶ大断層帯は、東日本と西日本を分断する折れ目のようなものだということを、子どものときに教科書で学んだ記憶があります。
大断層帯は一つだけではなくて、柏崎−千葉構造線も存在しています。こちらは柏崎市(新潟県)から千葉県まで続いていて、糸魚川−静岡構造線よりも長く、しかも首都圏を通っています。
それなのに、今になっても糸魚川−静岡構造線ばかりが取り上げられて、柏崎−千葉構造線のほうは学校教育で触れられないというだけでなくて、その危険性についても、まるで隠しているのではないかと疑われるほど、地元自治体の資料でも具体的なことは知らされていません。
私が柏崎−千葉構造線のことを知ったのは、高校生のときで、父親の出身地の柏崎市に住んで、新潟県立柏崎高校で学んでいました。柏崎市と糸魚川市の間は約90kmの距離ですが、この距離を何度も列車で行き来していました。
というのは、中学校2年の夏から3年まで糸魚川の中学校に通っていて、その後も父母が糸魚川市にいたので、高校生になってからも頻繁に行っていたからです。
両方の構造線がある地域に住んでいたので、フォッサマグナが生み出す地形には関心があって、中学校でも高校でも地学の教師とともに何度が歩く機会を得ていました。
フォッサマグナは弓形の日本列島の“折れ曲がったところ”というのが普通の認識で、あまり危険性は感じていなくて、大地震があっても大きな被害はないだろうという感覚でした。
柏崎では中越地震(2004年)と中越沖地震(2007年)があり、後者では私の実家が最も大きな被害を受けたものの、子どもの頃に噂されていた日本列島が切り離されてしまうというようなことにはならなかったのは誰もが知っていることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






