日々邁進184 “公益財団法人”の勘違い

公益財団法人は、内閣府が所管となって公益認定をしている条件が厳しいところと、都道府県が所管しているところがあります。その違いについて、4種類(プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ)に勝手に分けて、前回は前の2つを説明しました。

それを受けて、今回はシルバーの説明から始めさせてもらいます。

シルバーは都道府県のうち一つの広域自治体が所管している公益財団法人で、本部(主たる事務所)以外の自治体(都道府県)に事務所(従たる事務所)があるか、もしくは本部事務所だけであっても活動範囲が全国に及んでいます。

全都道府県に活動のための事務所がある必要はないのですが、活動の基盤となる会員(グループの店舗など)が全国各地にあるか、活動の対象(例えば環境保護の対象)が全国各地に及んでいるといったことが求められます。

これに対してブロンズは一つの広域自治体(都道府県)のみが活動範囲の公益財団法人で、公益活動を自治体の境(いわゆる県境)を越えて活動することができないのが大原則です。こちらも所管は広域自治体です。

例えば、私が居住する岡山県を例にすると、県が所管していて、活動範囲が県内に限定されているブロンズの公益財団法人は、岡山県以外での活動が禁止されているわけではないのですが、定款に掲載されている事業活動は県内に限定されています。

このようなランクの違いを知っているのは内閣府が公益認定をするようになった場に、なぜか私も立ちあっていたからです。

都道府県が所管する公益財団法人の多くは、一般財団法人から公益財団法人に公益認定を受けて移行しています。

シルバーとブロンズの公益財団法人がゴールドにランクアップするためには、事務所が県境を跨いで複数あることが条件で、内閣府に公益認定の申請をし直す必要があります。

このことは公的な登録の記録を見れば確認ができます。

このような違いを周囲の人だけでなく、公益財団法人の代表理事が認識していない例もあります。所管によって活動の尊さが異なることはないはずですが、その代表と一緒に行動をする人が影響を受けることになるとしたら、これは放ってはおけない気持ちもあって、あえて紹介をさせてもらいました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕