健康情報学・番外1 情報の信憑性

ネット情報は手のひら(スマホなど)でも簡単に入手できることもあって、便利である反面、正しい情報が伝えられているのかという疑問は常に付きまとっています。

それでもWEB1.0の時代は情報発信元から一方通行で(一方的に)情報が送られてきていたので、その責任は発信元に課せられていました。今は課せられていないということではないものの、情報の裏取りをして、信憑性を確認してから発信するのは当たり前のことでした。

それはWEB2.0の時代になって、情報が発信元と受信者の間で情報のやり取りができるようになっても、発信元の責任ということでは大きな変化はありませんでした。

大きな変化ではない小さな変化はあったということですが、それは受信者から疑問やツッコミがあるということで、より裏取りをしっかりとさせようということで、情報の信憑性という意味では、少し高まったような状態でした。

ところが、WEB3.0の時代になって、SNSが普及するようになると、誰もが受信者であると同時に発信者にもなる状態で、元々の情報が正しかったとしても、それを受けて発信する“小さなメディア”の責任者が、正しい状態で伝えてくれるとは限りません。

発信している本人としては、正しい情報と信じているから受信者にシェアするのでしょうが、裏付けが取れないままの発信は怖くて仕方がありません。(中には間違っていることを承知していて、わざわざ拡散する人がいることも承知しています)

そもそも裏取りをするためには、目の前に来ている情報が正しい情報なのかを見抜くための知識と経験が必要で、それが健康情報学の基本となる「健康リテラシー」です。

この健康リテラシーの向上がないことには、情報の信憑性は担保されないということになりかねません。
〔小林正人〕