健康情報学・番外2 正しい情報を正しく伝える

「正しい情報を正しく伝える」というフレーズは、私が代表を務めていた健康科学情報センター(1995年設立)でも健康ペンクラブ(2002年設立)でも正面に打ち出して活動をしていました。

それは正しい情報であるのが大前提ですが、正しく伝わらなかったら、“正しい情報が誤った情報になりかねない”ということを、情報を得て、それを分析して、発信する立場としては肝に銘じておかなければならないことです。

まさに“心に文字を刻み込むように、強く記憶して忘れない”という重要な根幹の精神が、「正しい情報を正しく伝える」という活動の原点でした。

健康ペンクラブは情報を得て発信するメディア関係者(テレビ、雑誌、新聞、編集者、ライターなど)の交流組織でしたが、正しい情報の見本を探し出す役割をしていたのが健康科学情報センターでした。

それぞれ独自の活動をしてきましたが、健康科学情報センターと健康ペンクラブの事業部門を統合して2008年に設立したのがNPO法人(特定非営利活動法人)日本メディカルダイエット支援機構です。

会員も役員も活動や時代の変化に合わせて交代してきましたが、代表(理事長)は、ずっと私が務めさせてもらっています。

一般に「正しい情報」と認識されている国(霞が関)や公的機関、研究機関などの情報も、何らかの意図があって流されることがあり、それが後になって修正されることも多々あります。

それは文字の間違い(変換ミス、思い間違い)や数字の間違い(小数点の位置が違っていた)ではなくて、事実関係が違っていることが“事実として”流されていたということもありました。

これは霞が関のお役所(本省)に業界出向で送り込まれていたときにも、メディアに情報を流してもらう業界団体の広報をしていたときも、そしてメディア側の立場で情報発信をしていたときにも、否応なしに学ばせてもらったことです。
〔小林正人〕