公益法人学50 NPO法人と認定NPO法人の違いは?

一般にNPO法人と呼ばれるときは、認証を受けたNPO法人(特定非営利活動法人)を指しています。

NPO法人は、特定非営利活動法人法に基づいて、地域の問題解決や福祉、環境保護などの社会貢献活動を行う法人です。

設立時には所轄庁(都道府県か政令市)の認証を受ける必要があります。NPO法人には活動期限が定められていないため、いつまでも活動をすることができます。

また、NPO法人は寄付を受けることができるものの、寄付に対する国税レベルでの大きな税制優遇はありません。

これに対して認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)は、市民から広く支持されているかを示すパブリック・サポート・テストなどの8つの厳しい基準を満たして、所轄庁の認定を受けた法人です。

徹底した情報公開や透明性の高い組織運営が義務付けられていて、5年ごとの更新が必要です。そのため、認定NPO法人は全体のNPO法人のうち約2%が認められているだけです。

認定NPO法人は寄附をする個人や企業に税制優遇が適用されていることから、寄附金が集まりやすいという大きなメリットがあります。

認定NPO法人の8つの認定基準のうち、パブリック・サポート・テストについて紹介します。

〔パブリック・サポート・テスト〕
広く市民から寄付や支援を受けているかを測る基準で、「相対値基準(総収入の2割以上が寄附金)」または「全体値基準(3000円以上の寄附者が年平均100人以上)」などの、いずれかを満たす必要があります。
(他の認定基準は次回に紹介)
〔小林正人〕