講話のまくら2 NPOの意味

私は2つのNPO法人の代表と、2つのNPO法人の監事を務めています。これらの法人が主催して健康セミナーを開催することもあれば、依頼を受けて講師として出向いて話をさせてもらうこともあります。

NPO法人の正式名称は「特定非営利活動法人」です。

NPOは非営利組織を表す言葉で、元々は公益活動の理念を指しています。

NPOは「Non Profit Organization」の頭文字を並べたもので、営利(私的な利益)を意味するProfitを否定するNonがつくことで非営利となります。Organizationは組織、団体などを表しています。

NPOは、活動形態が限定されているわけではなくて、法人であっても私的な集まりでもあっても名乗ることはできます。NPOの活動をする団体のうち、特定非営利活動促進法に基づいて設立されたのが特定非営利活動法人(NPO法人)です。

NPO法人が始まるきっかけとなったのは、1995年1月17日の早朝に発生した阪神・淡路大震災です。

大都市の直下を襲った地震として戦後最悪規模の被害となり、その支援に個人や任意団体のボランティアが延べ130万人以上も全国から駆けつけ、1995年は後に“ボランティア元年”と呼ばれることになりました。

ボランティアをコーディネートする市民組織が次々と誕生して、支援の品々や義援金が集まり、これで市民活動としての復興支援が本格化することが期待されました。

しかし、その支援組織の多くは法人格を持たない任意団体であったために、経済的な支援が受けられない、義援金があっても受け皿となる法人がないために本格的な支援活動ができないといった問題が発生しました。

そこで、これまでとは異なる市民活動の基盤の重要性が認識され、1998年12月1日から始まったのが特定非営利活動促進法です。

NPO法人は利益を得ない団体ということで、どうやって活動をしているのかというと、公益活動を支援しよう、応援しようという方々の協力を得て活動ができているのです。
〔小林正人〕