投稿者「JMDS」のアーカイブ

私が手掛けてきた食品の全国広報は、全国一斉発信が基本であり、テレビ番組もキー局の全国放送だけで、地方局から独自の取り上げ方をしたいとの要望があっても、なかなか対応できないことがありました。

たまたま関西の地方局で、納豆そのものではなく、納豆菌を使った川の浄化が取り上げられることになり、これに資料提供することで、納豆の健康効果も取り上げてもらえるとのことで、地域の納豆協同組合から協力要請がありました。

納豆といえば、血液サラサラ成分のナットウキナーゼが有名で、納豆の全国広報と相まって、血栓を溶かす効果をうたった健康食品も広まっていました。

ナットウキナーゼは、納豆広報の強力なサポート役という位置付けにして、全国広報で有効性を語ってもらう専門家として、ナットウキナーゼの研究者を初めから入れていました。

私が「納豆の日」のイベントで納豆の健康効果を初めて講演したときの、私の前の講演者は、そのナットウキナーゼの研究者でした。ナットウキナーゼについて、イベント当日に全国キー局の夕方の地方枠(関東ローカル)で取り上げてもらうために動いていたのですが、録画の時間に研究者の先生が間に合わず、仕方なく私が代役をしました。

そのために関東エリアの知り合いに(仕事先や親戚縁者にも)私が仕掛けていることを知られてしまいました。

そのときに、たまたま見ていた方がラジオ番組の担当者で、新聞・ラジオ・テレビを組み合わせて、地方で納豆とナットウキナーゼの展開ができないかという提案がありました。

実際にやることになり、なんと初めに手掛けたのは岡山の新聞とラジオでした。仕掛けた日は、納豆が全国キー局で取り上げられた翌日で、そのときにラジオ番組でナットウキナーゼの話がされました。

これで納豆の健康効果が、実はナットウキナーゼであった、という印象が刻まれることになります。

ここまではナットウキナーゼの有効性がなんとなくわかるというだけですが、その翌日の新聞にナットウキナーゼの健康食品の広告が大きく載るという絶妙のタイミングで(実は仕掛けているわけですが)、問い合わせと注文が増えるという狙いでした。

これは、いくつかの県で成功した方法ではあるのですが、新聞の広告の効果があるのは通常当日限りのことなので、それを長引かせるために再びラジオ番組でナットウキナーゼの紹介をして新聞広告を見てもらう(新聞を捨てていなければ、ですが)ということをやっていました。

今は、これにネット検索を活用して、さらにミックス広報が進められています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「酢豚にパイナップルを入れたのは日本人」ということは当たり前のように言い伝えられていることで、その発祥の店は東京・原宿の南国酒家ということはメディア情報でも当たり前のように言われていました。

これは間違いであって、発祥とされる店で直接聞いたことです。

酢豚にパイナップルを入れたのは、欧米の影響が強い香港や上海の店で、当時は高級品だったパイナップルを、やはり高級だった酢豚に加えたのが始まりというのが真相として伝えられています。

酢豚と書いてきたものの、酢豚というのは日本で名付けられたもので、中国の広東料理では古老肉と呼ばれていて、味付けの甘酢味は同様です。

南国酒家は発祥の店ではないものの、1961年の開業のときに、注目を集める売り物として高級食材のパイナップルを日本で初めて酢豚に使ったのは事実です。

しかし、いつも同じことを聞かれるので、世界初ではなくて日本初だということを説明することが面倒になったのか拒否もしなくなったということで、メディアでは今も発祥の店として紹介されています。

パイナップルを加えるのは、彩りのバランス、甘酸っぱい味が食欲をそそることがあげられます。それと同時に、生のパイナップルには、たんぱく質を分解する酵素であるブロメラインが含まれています。

豚肉を加熱する前に生のパイナップルと触れることによって、肉が軟らかくなっていきます。店によっては豚肉を加熱してから生のパイナップルを加えているところもあれば、生ではないパイナップル(加熱で酵素が壊れている)を使っている店もあって、せっかくの効果が活かされていない残念な酢豚が提供されていることもあるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

子どもが食物アレルギーを起こさないようにするためには、お腹に胎児がいるときからアレルギー物質が含まれる食べ物を避けることが効果的だということを言う人もいます。

医師や栄養士の中にも、そういった考え方をする人もいるのですが、そんなことをする必要はないという考え方が徐々に増えてきて、大勢を占めるようになってきています。

アレルギー反応を起こさないようにするための免疫細胞のTレグ細胞は体内にはあって、アレルギー物質と出あうことによってTレグ細胞の働きが強くなっていくのは事実です。

しかし、免疫細胞は母親から子に臍の緒を通じて伝えられることはあっても、それはわずかなことであって、母親が身につけた免疫性が、そのまま子どもに伝わるわけではありません。

一般に言われる母親から子どもに伝えられる免疫は、これまでに長い歴史で経験してきた感染症などへの抵抗力であって、初めて経験した有害物質などへの抵抗力も高まるというのは期待しすぎです。

また、アレルギー物質への過剰反応は、人によって異なるので、母親が身につけたアレルギーへの抵抗力が、子どもにも有効であるとは言えません。

このことがわかると、無理をしてアレルギー物質を摂ることはないということがわかるはずです。

アレルギー物質への抵抗力がつくのは、誕生してからであるので、アレルギー物質を少し食べることで、徐々に慣れさせていくというのが最新の考え方です。あえてアレルギー反応を起こすものを摂ることもなく、それも無理をして多くの量を摂ることもありません。

通常の食事によってバランスのよい栄養摂取をして免疫力を高めていくことを考えればよいわけです。

もしも、アレルギーが起こって、食べられない、多くの量が食べられないということになって、それが免疫力を低下させる結果にならないように、できるだけバランスよく食べるというのが離乳食の始まりから心がけることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

アルコール飲料を飲まない人でも脂肪肝になることがあります。アルコールが原因でないものは「非アルコール性脂肪性肝疾患」(NAFLD:nonalcoholic fatty liver disease)と呼ばれます。

NAFLDの多くは、食べ過ぎや運動不足で余ったエネルギーが中性脂肪となって肝細胞に溜まった過栄養性脂肪肝で、肥満、糖尿病、脂質異常症などが原因となっています。

中でも肥満はNAFLDの大きな原因であり、BMIが25以上の肥満者では高頻度に脂肪肝がみられ、受診者の20~30%は脂肪肝があります。脂肪肝は男性に多く、30~54歳では20%以上にみられます。

女性では、男性に比べると脂肪肝は少ないものの、50歳をすぎて閉経を迎えると徐々に増加していきます。女性ホルモンには皮下脂肪をためる作用があるために中性脂肪もコレステロールも増えにくいものの、女性ホルモンが不足すると内臓脂肪がたまるようになり、肝臓にも脂肪が蓄積するようになります。

脂肪肝は太っている人だけでなく、やせている人でも起こります。それは糖尿病が脂肪肝を起こすためであり、そのほかにも急激な体重減少、たんぱく質不足なども脂肪肝の原因になっています。急に栄養不足になると、飢餓状態へのリスク対策で、肝臓に脂肪を多く溜め込むようになるからです。

NAFLDでは、GPT値がGOT値よりも高く、γ‐GTP値が軽度に上昇します。γ‐GTP値が高度の上昇となっている場合にはアルコール性脂肪肝が疑われます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「恋と革命のインドカリーの日」中村屋が、1927年6月12日の純印度式カリーの発売日にちなんで制定。

「晩餐館焼肉のたれの日」日本食研ホールディングス(愛媛県今治市)が、1989年6月12日の晩餐館焼肉のたれの発売日にちなんで制定。

「ロースイーツの日」Cafe Holo iMua(兵庫県尼崎市)が、ロー(6)スイーツ(12)の語呂合わせで制定。

「ヘルシーソイラテの日」日本豆乳協会が梅雨に入って熱中症などで体調を崩しやすい6月に水分を補給することと、トウ(10)ニュウ(2)の語呂合わせで制定。

毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

デジタル広報が主流になってきた時代に、あえて紙のリリースを使ったアナログ広報を続けているのは、今もアナログ人間が多いということではなくて、かえって目新しい広報、扱いやすい広報として見てくれるデジタル世代が数多く存在しているからです。

前回(日々修行285)で紹介した納豆の全国広報が、それ以降の食品の全国広報のベースとなり、それが食品業界にも全国メディアにも重宝がられたのは。地道な紙を使っての“超アナログ広報”が活かされた形です。

その目的は、多くのテレビ番組で納豆の健康効果が繰り返し放送されて、納豆の売り上げをV字回復させることでした。その目的があげられたのは、納豆の売り上げが年々減少していたからで、大手広告代理店の仕掛けがあっても、前年よりも上回ることがなかったからです。

納豆広報のメディア向けのリリースは、毎月1回、プリントしたものを各メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)の各地の本社と支社に送っていましたが、健康効果を取り上げてもらうのに基本的な情報と季節に応じた情報を提供していました。

情報提供のタイミングは、テレビ放送される想定の2か月前で、この段階から企画会議が行われることは事前に察知していました。その情報も、いきなり送るのではなく、1年を通じて「こんなリリースが送られてきますよ」という事前情報を伝えるために、1年分のネタを簡単にまとめた資料を先に送っていました。

これには別の目的もあって、いつも同じような納豆の健康効果の基本となる栄養素や成分についてリリースに載せているとリリースの分量が多くなって、見てもらいにくくなることを考えてのことです。

「納豆の健康効果事典」のようなものを載せておくと、納豆に関するテレビや雑誌などの企画を考えてもらうときに引いてもらえるようになります。リリースを見て、企画を考える担当者は入れ替わることがあるので、まとめた資料を渡してもらって、メディア内の理解を進めてもらいたいという狙いもありました。

毎月のリリースは、これを新聞や雑誌の小さな記事にする担当者がアルバイトであっても、記事にしやすい書き方を心がけました。これは以前に書いた「新聞記事→雑誌記事→テレビ番組」の流れの中で、まずは小さくてもよいので新聞の記事にしてもらうことを考えてのことです。

そこで新聞社や雑誌社向けには、全体のリリースのほかに、同じ内容を短くまとめた2種類のリリースもつけていました。これを参考にして、楽に記事にしてもらおうという考えで、これは思ったとおりの結果となりました。

東京には、全国各地のメディアの支社があり、似たようなところに存在していました。これは大手広告代理店の近くで、広告を取るためであり、広告と絡めた記事を作るのは東京支社の役割でした。

そこで、東京の支社には、リリースの追加資料を届けるという形で、直接訪問して、最新情報を提供して回っていました。これは東京でなければできなかったことです。

そして、仕上げはFAXによる情報発信で、FAXにはメール発信よりも見てもらいやすいというアナログならではの利点があります。FAX情報は、他の記事の扱い、テレビ番組で取り上げられる日時と簡単な内容などで、これを見れば、情報が重ならないで済むということで、重宝がられた情報発信の形ではありました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

運動をすることは学習能力を高めることにも役立ちます。一般には運動によって血流をよくして、脳に運ばれる酸素と栄養素を増やす効果があるとされています。

脳細胞のエネルギー源はブドウ糖だけで、このブドウ糖を細胞の中のミトコンドリアでエネルギー代謝を行うためには酸素が必要です。

血液中で酸素を運んでいるのは赤血球で、ブドウ糖は血液中に血糖として溶け込んでいるので、血流がよくなれば、それだけ早く脳でエネルギーが多く作られることになり、このエネルギーを使って脳細胞が盛んに働くようになります。

運動の効果は、それだけではなくて、神経細胞のニューロンを増やす効果もあります。ニューロンは細胞本体と軸索、シナプスで構成されています。軸索は信号を流すコードに当たり、シナプスは次のニューロンに信号を伝える端末となります。

神経細胞(ニューロン)の数は大脳で約160億個、小脳で690億個とされていて、その数は生後2か月以降では増えないとされてきました。しかし、有酸素運動を行うと記憶を司っている海馬で新しい神経細胞が増えることが明らかにされました。

どの程度の運動をすればよいのかということですが、負担がかかるような運動は必要ありません。運動の強度はメッツ(METS=metabolic equivalents)という単位で示されていて、1メッツは安静時の活動量(生命維持に使われるエネルギー量)です。

この何倍の強度となっているかが示されていて、普通に歩くことで3メッツ、少し早歩きで4メッツとなっています。目標とするのは3メッツの強度、つまり歩くだけです。

有酸素運動の効果が現れるのは歩き始めてから10〜15分ほどなので、少なくても20分、できれば30分以上が目標となります。

この程度の運動でよいのかという疑問があるかと思いますが、心臓病の手術をした人が回復を早め、再発をしないようにするために実施される心臓リハビリテーションでは3メッツ以上の運動をしないように注意されます。

それだけの運動でも心臓は充分に働き、酸素も充分に全身に運ばれ、そして神経細胞の新生にも効果があることが知られています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

出店する場所は、商売の命運を決めるとさえ言われてきたことから、場所探しには全勢力を注ぐというのは、ずっと最優先事項と言われてきたことです。地域と人の流れのマーケティングに時間と資金をかけ、それが継続するのかの調査も重視されています。

新たな施設ができたり、逆に施設がなくなったり、交通の便などが変わったときのことも考慮して、売り上げと必要経費を計算して、出店の判断が下されます。そこができていないと、一気に出店した結果が大量閉店につながるということにもなりかねません。

高級食パンも唐揚げも、閉店が相次いだのは、調子に乗って出店したからということよりも、出店場所を間違っていたからだと指摘されています。その両方があってのことだとは思うのですが、そういった失敗がない業界もあります。

それは、あえて他の賑わっている店の近くに出店するという選択をする会社で、よく例としてあげられるのは持ち帰り弁当店(いわゆる「ほか弁」)で、最も出店に向いているのはコンビニの近くです。

コンビニほどエリアのマーケティングに力をかけている業界はなくて、練りに練って出店を決めたところなら必ず儲かるということを明言している経営者もいます。

その明言が“迷言”になってしまった例もあります。

これまでの成功体験の自業(じごう)が楽になって、ずっと続いてくれればよいところですが、自業が苦(く)になってしまったことで、自業苦(じごく)になったという話です。

それは明言の元になったコンビニの出店が、単なる利益率で決められてはいなかったことを知らなかったという事実です。

コンビニは、配送ルートの効率性や収益の割合も出店エリアに影響を与えています。店舗販売だけでなく、他の収益とのバランスで決めていることもあります。これは大規模の事業者だから可能なことであって、小さな規模のところが同じことをしたら、その店舗だけでなく、全体に悪影響を与えることにもなっているということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

アルコールによって起こる肝臓の病気を総称してアルコール性肝障害といい、症状の程度によって脂肪肝、肝線維症、肝炎、肝硬変に分けられています。

アルコール飲料を習慣的に多量に飲む人は、初期段階ではアルコール性脂肪肝になりやすい傾向があります。アルコールによって肝臓での中性脂肪の合成が増加して、脂質代謝が阻害されるために、肝臓に脂肪がたまっていきます。

通常は肝臓には3~5%の脂肪が含まれていますが、5%を超えると脂肪肝とされ、中には30%を超えている例もあります。

脂肪が蓄積した肝細胞は正常に機能しなくなるために、肝臓の機能だけでなく、全身の機能にも影響が出るようになります。

脂肪肝の状態から、さらに飲酒を続けていると、肝細胞の周囲に線維が増加していくアルコール性肝線維症になります。食事を摂らずに大量のアルコールを摂取したときや飲酒量が急に増加したときには、アルコール性肝炎へと進み、ウイルス性肝炎と似た強い肝障害を起こし、急速に肝硬変に進行していきます。

そして、アルコール性肝線維症やアルコール性肝炎がさらに進行すると、肝臓の線維化が進み、肝細胞は減少して、肝臓が硬く小さくなり、アルコール性肝硬変になります。

肝硬変の段階になると、肝臓の機能は著しく低下していきます。そのため、タンパク質合成の働きの低下による浮腫(むくみ)・腹水、アンモニアの解毒作用の低下による肝性脳症、肝臓の線維化により血流が阻害されて起こる食道静脈瘤や痔など、さまざまな症状が表れます。肝性脳症や食道静脈瘤が破裂すると、死にいたる危険もあります。

アルコール性肝障害の危険度は、それまでに飲んだアルコールの総量に比例する傾向があります。肝臓が障害を受けるアルコール量の目安として、日本酒換算で毎日3合以上のアルコールを5年以上飲んでいる常習飲酒者は脂肪肝、肝線維症を発症するケースが多く、毎日5合以上のアルコールを10年以上飲んでいる大酒者は肝硬変の危険性が高いといわれています。

また、1日に飲む酒量は少ない場合であっても、これまでに飲んだアルコール量(積算飲酒量)が500kgを超えると、肝硬変の危険性が高まります。日本酒に換算して3合を毎日飲んでいると20年間で、1日5合なら12年間でアルコール量が500kgとなります。

1日1合であれば50年間でも500kgには達しません。ただし、アルコール性肝障害の進展は個人差が大きいため、酒量が多くないからといって油断はできません。

また、女性は男性よりも肝臓が小さく、加齢によって重量が小さくなりやすく、肝機能も低下しやすいため、女性は男性よりも早く肝障害が進むといわれています。女性は男性の半分の酒量でも肝硬変になる可能性があるため、少量でも習慣的に飲酒している場合には肝機能の数値に注意する必要があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「傘の日」日本洋傘振興協議会が、入梅の日を制定。

「梅酒の日」チョーヤ梅酒が、入梅の日を制定。

毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)