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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、集団の食事改善を目的とした活用目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事評価を紹介します。

◎食事評価
エネルギー摂取の過不足を評価する場合にはBMIの分布を用います。今回提示した目標とするBMIの範囲を目安として、BMIが目標とする範囲内にある者(または目標とする範囲外にある者)の割合を算出します。

栄養素については、食事調査によって得られる摂取量の分布を用います。しかしながら、食事調査法に起因する測定誤差(特に過小申告・過大申告と日間変動)が結果に及ぼす影響の意味と程度を十分に理解して評価を行う必要があります。集団においては、過小申告・過大申告が評価に与える影響が特に大きい点に留意します。

推定平均必要量が算定されている栄養素については、推定平均必要量を下回る者の割合を算出します。正しい割合を求めるためには確率法と呼ばれる方法を用いるべきですが、現実的には確率法の利用可能な条件が整うことはまれです。

そこで、簡便法としてカットポイント法を用いることが多くなっています。

ただし、必要量の分布形が正規分布から大きく歪んでいる場合は、カットポイント法で求めた値は真の割合から遠くなることが理論的に知られており、この問題を有する代表的な栄養素は鉄です。

また、摂取量の平均値とその分布が推定平均必要量から大きく離れている場合も、カットポイント法で求めた値は真の割合から離れてしまいます。

目安量を用いる場合は、摂取量の中央値が目安量以上かどうかを確認します。摂取量の中央値が目安量未満の場合は、不足状態にあるかどうかは判断できません。

耐容上限量については、摂取量の分布と耐容上限量から過剰摂取の可能性を有する者の割合を算出します。

目標量については、摂取量の分布と目標量から目標量の範囲を逸脱する者の割合を算出します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、集団の食事改善を目的とした活用目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から基本的概念を紹介します。

◎基本的概念
集団を対象とした摂取量推定を実施して、摂取量の分布を明らかにします。

摂取量推定の結果を食事摂取基準の指標と比較して、摂取不足や過剰摂取の可能性がある者の割合などを推定します。

その結果に基づいて、摂取不足や過剰摂取を防ぎ、生活習慣病などの発症予防のための適切なエネルギーや栄養素の摂取量について目標とする値を提案して、食事改善の計画、実施につなげます。

また、目標とするBMIや栄養素摂取量に近づけるためには、そのための食行動・食生活や身体活動に関する改善目標の設定や、そのモニタリング、改善のための効果的な各種事業の企画・実施など、公衆栄養計画の企画や実施、検証も併せて行うことになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「菌活の日」ホクトがテレビコマーシャルで菌活を初めて全国発信した2013年5月24日にちなんで制定。

「伊達巻の日」せんにち(大阪府吹田市)が伊達政宗の命日にちなんで制定。

毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)

発達障害による学習障害は、対象者の子どもが学校で学んでいるすべての教科に及んでいます。その中でも重要となるのは国語です。文章や言葉で問われていることが理解できなければ、考えることもできず、正解に導くことも困難となっています。

読み、聞き、考え、書くという基本的な能力を身につけなければ、他の教科も理解が困難になります。

各学年の教科書は、前年までに学んだ漢字がすべて読み書きできることを前提に作られています。小学1年生で覚えるべき漢字80字が理解できていないと、小学2年生からの授業についていけないことになります。

発達障害児を対象とした指導教本の中には、1学年前の教科書を使い、それで理解できないときには2学年前の教科書を使うことがすすめられているものもあります。

しかし、実際に小学5年生、小学6年生の発達障害児に、小学1年生で積み残した講習内容を振り返って教えることもあります。

振り返り学習では、各学年の国語の内容を振り返って、これがクリアできてから他の教科の学習へと移っていきます。学習障害では識字障害、書字障害と並んで計算が苦手な算数障害も多く認められます。

数の処理、数の概念、計算と進むことはできても、文章題(文章で計算の返答を求める出題)になると理解ができない子どもは少なくありません。算数障害であっても国語の能力を身につけることが重視されています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

葬儀業界の今を考えるという前回(日々修行266)の話の最後は、民営の火葬場の料金が値上がりをしているという話題でした。これは人手不足や燃料費高騰の影響ということではなくて、誰かの意図があってのことと考えられています。

家族葬や小さなお葬式が広まる中にあって葬儀料金が下がっている一方で、大都市部では火葬料金が上がっていて、全体的には高くなっている、という事実があります。

全国の火葬場の約97%を占める公営の火葬場の料金は、自治体の住民なら1万円、それ以外は4万〜5万円という一定の相場があります。

これに対して東京23区内の火葬場の料金は、公営火葬場は4万〜8万円となっていて、東京都民なら6万円で済むのが相場といえます。

これに対して民営火葬場は8万〜16万円で、2024年6月には下(最も低価格)の料金が9万円に値上げされたところもあります。

それなら公営を選べばよいではないか、と普通に考えるところですが、東京23区にある公営火葬場は2か所だけで、7か所が民営火葬場です。23区の人口は約985万人なので2か所では少なすぎます。

7か所の民営火葬場のうち6か所は同じ経営で、これに加えて休憩室使用料が3万円ほどかかります。公営火葬場では、休憩室は無料がほとんどです。

6か所の運営会社は明治20年の創業で、過去の実績から民営での営業が認めてこられたところがあります。

この会社は、印刷や出版などを手掛ける会社に運営権が移りました。その会社の出版部門とは長く付き合ってきたので、その後の変遷を聞いてきました。それは2019年のことで、秋葉原の有名な家電量販店を免税店に業態転換させた中国資本が入り、2020年には火葬場運営会社を完全子会社にしました。

中国資本になってから、火葬料金は上がり続けました。

火葬場の運営会社は葬祭事業を行う会社と業務提携して合弁会社を設立して、火葬場を有するオールインワンの葬儀会社が始まりました。公営火葬場は安いものの相当に順番待ちとさせられることから、民営火葬場が選ばれることが多くなってきたところに、民営火葬場と葬祭がセットになった形で、さらに料金が上がっていくことになります。

それでは葬儀のほうを家族葬にすることを考えるところですが、その火葬場の運営会社は有名な家族葬を扱う会社の関東のコールセンターを下請けしています。こうなると、選択肢が狭くなってしまうということで、東京では適正な価格で(安く)葬祭と火葬をするのが難しい時代になっているのです。

地方で、そのようなことにならないようにするために何をすればよいのか、それは私たちのブレインストーミング(Brainstorming)の題材となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

新たな活動を始めるときに、これまでに経験した仕組みを、そのまま引きずることがあると、活動に希望する全員が参加することができなくなるということが起こりがちです。

次の活躍の場としてのセカンドステージのつもりで参加したのに、以前と同じように参加に限界がある、場合によっては排除されるということでは、せっかくのセカンドステージの主旨が生かされないことにもなりかねません。

身近なところで生涯スポーツを例にすると、これは従来のスポーツ競技をベースにして、多くの人が参加できるようにする、これまで参加できなかった人にも役割が与えられるという社会参加の大切さが掲げられています。

とはいっても、障害がある人、年齢が高い人、スポーツの経験がない人などは、これまでのメインのプレイヤーとして活躍することは難しいかもしれません。しかし、メインプレイヤーだけが生涯スポーツの参加者ではありません。

スポーツイベントや練習を開催するには、審判、記録員、運営員などが必要で、その役割をすることで、参加意識、運営意識を高めることができます。

また、生涯スポーツは、何も初めに決めた通りのルール、運営方式での実施に縛られることはなくて、それぞれの人に適したルールの改定、全員が楽しめる新たなルールがあってもよいはずです。

ユニバーサルスポーツは障害者や高齢者の参加が初めから想定されていて、誰もが楽しみながら健康になれる方法が模索され、また確立されています。

それに倣って(手本にして)、生涯スポーツも柔軟に対応してほしいところですが、なぜか初めのスタイルにこだわっているところがあり、柔軟な対応に慎重な(反対する)人は、スポーツ経験者に多いというのが現実です。

そういったことを考える場とすることも、セカンドステージの役割と感じています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

発達障害のために食べられないものがあるときに、好き嫌いの問題だと簡単に片付けるのではなくて、感覚過敏や発達障害の特性による極端な偏食が影響しているのではないか、と踏み込んで考えることが求められます。

感覚過敏は五感の感度が非常に鋭くて、通常ならほんの少しだけ酸味や辛味を感じる程度の味であっても、レモンを丸ごと、すり潰した唐辛子を全部、口の中に突っ込まれるように感じることがあります。

そんな状態なのに、美味しい味付けだからといって食べるように言われるのは、まるで拷問のように感じるかもしれません。

食べ物に対して抵抗を示すだけでなくて、料理を作る人、食べさせる人、食べないことに苦言を呈する人に対しても強い抵抗を感じると、感覚過敏の範疇を超えた状態になり、普通の食事による栄養改善を求めても、これは難しいことと言えます。

花粉症は、その症状がない人にとっては何でもないものです。健康食品の中には、栄養豊富な花粉を材料としたものがあり、それが健康の維持だけでなく、ある程度の刺激があるということからアレルギーに対抗する力をつけるものとして期待もされています。

それと同じようなことを、花粉に対して過敏に反応する人が摂るようなことをすると、アレルギーの引き金にもなりかねません。感覚過敏によって少しでも拒否反応が出ている人に対しては、少しでもリスクになるものは避けるべきですが、発達障害があることを意識するまでもなく、身体が抵抗を示して、過敏に反応する食材、料理、調理をする人を避けるようなことになります。

このことは、身を守るための不登校と同じように考えることもできます。

発達栄養を考えるときに、栄養バランスを強調するあまりに、心身ともに拒否反応を起こしているものを食べるように強要するようなことは、絶対にしてはいけないことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「難病の日」日本難病・疾病団体協議会が難病の患者に対する医療等に関する法律が2014年5月23日に成立したことにちなんで制定。

「骨密度ケアの日」アサヒグループ食品が骨密度=こ(5)つ(2)み(3)つどの語呂合わせで制定。

「チョコチップクッキーの日」ダブルツリーbyヒルトンがチェックインのときにチョコチップクッキーをプレゼントするダブルツリーbyヒルトン那覇の開業日の2012年5月23日にちなんで制定。

毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)

葬儀業界に関わったのは、私が生まれたところが母親の実家の寺院だったとか、仕事先の関係で葬式にスタッフとして出ることが多かったということよりも、一番大きかったのは知り合いの出版社の葬儀業界のウラを暴くような書籍の作成に参加したことです。

これは週刊誌に連載していた記事を、グループ(実際には3人)で書籍化した形で、まさに裏側が見えてしまう問題作でした。あまりの問題のために、一時期はメディアに何度も取り上げられたのですが、どこからかの圧力で、メディアが一斉に取り上げなくなったという不思議な体験もさせてもらいました。

葬儀業界ということで、病院で亡くなったときのことから葬式、火葬、骨壷から墓まで、広く現状を明らかにしていったのですが、そのときに知った葬儀会社の粗利70%というのは、今では“大きなお葬式”で60%、“小さなお葬式”だと50%を割るという状態になりました。

それでも「粗利50%は多すぎる」と書いた週刊誌もありましたが、葬式は立派な祭壇、花輪であっても消耗品となるのは棺桶や生花くらいのものです。祭壇や花輪などをもらっても使い道がないので、それは使い回しというのは当たり前のことです。

病院と葬儀会社は持ちつ持たれつという表現をすると語弊があるのは承知していますが、大きな病院になると1か月を約10日ごとに分けて、3つの葬儀会社を指定業者として入れているところがあります。

それぞれの会社から、何らかの見返りを期待して(実際には受けて)いるのですが、亡くなった方や家族は共済などを利用して葬儀費用を抑えようとすることがあります。

亡くなって、すぐに葬儀会社が病院に駆けつけてきて、家族が悲しんでいる間に霊安室で僧侶の枕経が始まるという手際がよい病院は少なくありません。まるで、亡くなるタイミングを先に知っている(知らせてもらっている)かのような対応です。

そして、看護師長が家族に対して、「ここまでやってもらえたのだから」という一言で、指定業者に葬儀を依頼するという例は、取材で知っただけでなく、実際に私も経験しました。直接の家族としてではなく、知人として枕経の場に立ち合ったときのことです。

こういったこともコロナ禍を経験して、家族葬や小さなお葬式を利用する人が増えてから徐々に減ってきました。

それに伴い、葬儀場の“稼ぎ”は、超高齢社会になって亡くなる人が増えてきているのに、大きくは増えていません。そのかわりというか、葬儀業界の売上の中で占める割合を増やしているのは火葬場です。

地方に住んでいると火葬場は公共施設という感覚があり、自治体の運営ということがほとんどで、その料金も高くはありません。全国の火葬場の約97%は公営です。ところが、住民が多い大都市部では民間の火葬場が多く、その料金が高騰しています。

このことについては、知人のジャーナリストの協力も得て知ることができたので、次回(日々修行267)に書かせてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

同じ発音で違う漢字で表記するのは同音異義語と呼ばれます。

パソコンやスマホの変換ソフトはAIの導入から前後の文に適した漢字が選択されるようになりましたが、複雑な漢字表現では未だに適合しない漢字が先に選択されることがあります。

今回の題の同音は他に導音、同温が出てきます。意義は他に異議、異義、意義、威儀、居木がありますが、同音異義となると他に出てくることはありません。

同音異義語の多さを伝える例として「こうしょう」があげられます。これが学習障害の有無というレベルの話ではなく、漢字の読み書きに自信を抱いている成人でも全部をクリアするのは大変なことです。

以下に一般に伝えられている48個の同音異義語を紹介します。

交床、交渉、交睫、交鈔、厚相、厚賞、公傷、公娼、公相、公称、公証、咬傷、口承、口誦、哄笑、好尚、工匠、工商、工廠、巧匠、巧笑、康正、後章、後証、校章、洪鐘、甲匠、紅晶、綱掌、考証、行省、行粧、行障、行賞、香粧、鉱床、講頌、講誦、降将、高笑、高声、高昇、高姓、高尚、高承、高昌、高商、高唱、黄鐘。

実際に数えてみたら、なぜか49個ありましたが、さらに読み書きが難しいものや学校教育で意味を学ぶには抵抗がある言葉、固有名詞を入れたら、どれだけあるのかわからない状態です。どんな同音異義語なのかというと翺翔、高蹤、公娼、公妾、洪昇、康尚などがあげられます。

パソコンの辞書機能を使うと、もっと出てきそうですが、いわゆる変換ミスの類もあります。「生涯スポーツ」が「障害スポーツ」になったり、「汚職事件」が「お食事券」になったりと、まったく意味することが違ってくるのが漢字の難しさであるのですが、日常生活に必要な漢字だけは身につけられるように意味を伝えながら漢字の違いを示すようにするのが大切だということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕