投稿者「JMDS」のアーカイブ

〔もと〕
「下」影響力や支配力の及ぶ範囲。〜という状態・状況で。物の下の辺り。
法の下に平等。ある条件の下で成立する。一撃の下に倒した。花の下で遊ぶ。真実を白日の下にさらす。灯台下暗し。足下が悪い。

「元」物事が生じる始まり。以前。近くの場所。もとで。
口は災いの元。過労が元で入院する。火の元。家元。出版元。元の住所。元首相。親元に帰る。手元に置く。お膝元。元が掛かる。

「本」物事の根幹となる部分。
生活の本を正す。本を絶つ必要がある。本を尋ねる。

「基」基礎・土台・根拠。
資料を基にする。詳細なデータを基に判断する。これまでの経験に基づく。

〔や〕
「屋」建物。職業。屋号。ある性質を持つ人。
長屋に住む。小屋。屋敷。酒屋。八百屋。三河屋。音羽屋。頑張り屋。照れ屋。

「家」人が生活する住まい。
貸家を探す。狭いながらも楽しい我が家。借家住まいをする。家主。家賃。空き家。

〔やさしい〕
「優しい」思いやりがある。穏やかである。上品で美しい。
優しい言葉を掛ける。誰にも優しく接する。気立ての優しい少年。物腰が優しい。

「易しい」たやすい。わかりやすい。
易しい問題が多い。誰にもできる易しい仕事。易しく説明する。易しい読み物。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔まち〕
「町」行政区画の一つ。人家が多く集まった地域。
町と村。○○町。町役場。町ぐるみの歓迎。城下町。下町。町外れ。

「街」商店が並んだにぎやかな通りや地域。
街を吹く風。学生の街。街の明かりが恋しい。街の声。街角に立つ。

〔まるい〕
「丸い」球形である。角がない。
丸いボール。地球は丸い。背中が丸くなる。角を丸く削る。丸く収める。

「円い」円の形である。円満である。
円い窓。円いテーブル。円く輪になる。円い人柄。

〔まわり〕
「回り」回転。身辺。円筒形の周囲。
モーターの回りが悪い。回り舞台。時計回り。身の回り。胴回り。首回り。

「周り」周囲。周辺。
池の周り。周りの人。周りの目が気になる。学校の周りには自然が残っている。

〔みる〕
「見る」眺める。調べる。世話する。
遠くの景色を見る。エンジンの調子を見る。顔色を見る。面倒を見る。親を見る。

「診る」診察する。
患者を診る。脈を診る。胃カメラで診る。医者に診てもらう。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔ふるう〕
「振るう」盛んになる。勢いよく動かす。
士気が振るう。事業が振るわない。熱弁を振るう。権力を振るう。

「震う」小刻みに揺れ動く。
声を震わせる。決戦を前に武者震いする。思わず身震いする。

「奮う」気力があふれる。
勇気を奮って立ち向かう。奮って御参加ください。奮い立つ。奮い起こす。

〔ほか〕
「外」ある範囲から出たところ。
思いの外うまく事が運んだ。想像の外の事件が起こる。もっての外。

「他」それとは異なるもの。
他の仕事を探す。この他に用意するものはない。他に人にも尋ねる。

〔まざる・まじる・まぜる〕
「交ざる・交じる・交ぜる」主に元の素材が判別できる形で一緒になる。
芝生に雑草が交ざっている。漢字仮名交じり文。交ぜ織り。カードを交ぜる。白髪交じり。子どもたちに交ざって遊ぶ。小雨交じりの天気。

「混ざる・混じる・混ぜる」主に元の素材が判別できない形で一緒になる。
酒に水が混ざる。異物が混じる。雑音が混じる。コーヒーにミルクを混ぜる。セメントに砂を混ぜる。絵の具を混ぜる。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔ふえる・ふやす〕
「増える・増やす」数や量が多くなる。
人数が増える。体重が増える。出費が増える。資本金を増やす。仲間を増やす。

「殖える・殖やす」財産や動植物が多くなる。
資産が殖える。財産を殖やす。ねずみが殖える。家畜を殖やす。株分けで殖やす。

〔ふく〕
「吹く」空気が流れ動く。息を出す。表面に現れる。
そよ風が吹く口笛を吹く。鯨が潮を吹く。干し柿が粉を吹く。吹き出物。不満が吹き出す。汗が吹き出る。

「噴く」気体や液体などが内部から外部に勢いよく出る。
火山が煙を噴く。エンジンが火を噴く。石油が噴き出す。火山灰を噴き上げる。

〔ふける〕
「更ける」深まる。
深々と夜が更ける。秋が更ける。夜更かしする。

「老ける」年を取る。
年の割には老けて見える。老け込む。この1、2年で急にふけた。

〔ふね〕
「船」比較的大型のもの。
船の甲板。船で帰国する。船旅。親船。船乗り。船賃。船会社。船出。船酔い。釣船。渡し船。

「舟」主に小型で簡単な作りのもの。
舟をこぐ。小舟。ささ舟。丸木舟。助け舟を出す。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔はやい・はやまる・はやめる〕
「早い・早まる・早める」時期や時刻が前である。時間が短い。予定よりも前になる。
時期が早い。早く起きる。気が早い。早変わり。早口。矢継ぎ早。早まった行動。順番が早まる。出発時間が早まる。開会の時刻を早める。

「速い・速まる・速める」スピードがある。速度が上がる。
流れが速い。投手の球が速い。テンポが速い。改革のスピードが速まる。回転を速める。脈拍が速まる。足を速める。

〔はる〕
「張る」広がる。引き締まる。取り付ける。押し通す。
氷が張る。根が張る。策略を張り巡らす。気が張る。張りのある声。テントを張る。テニスのネットを張る。板張りの床。論陣を張る。強情を張る。片意地を張る。

「貼る」のりなどで表面に付ける。
ポスターを貼る。切手を貼り付ける。貼り紙。貼り薬。壁にタイルを貼る。

〔ひく〕
「引く」近くに寄せる。線を描く。参照する。やめる。注意や関心などを向けさせる。
綱を引く。水道を引く。田に水を引く。風邪を引く。けい線を引く。設計図を引く。辞書を引く。例を引く。身を引く。人目を引く。同情を引く。

「弾く」弦楽器や鍵盤楽器を奏でる。
ピアノを弾く。バイオリンを弾く。ショパンの曲を弾く。ギターの弾き語り。弾き手。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔はじまる・はじめ・はじめて・はじめる〕
「初め・初めて」ある期間の早い段階。最初。先の方のもの。
初めはこう思った。秋の初め。年の初め。初めて聞いた話。初めてお目に掛かる。初めての経験。初めからやり直す。初めの曲の方がいい。

「始まる・始め・始める」開始する。始めたばかりの段階。物事の起こり。主たるもの。
懇親会が始まる。仕事を始める。書き始める。手始め。仕事始め。始めと終わり。国の始め。人類の始め。校長を始め、教職員一同。

〔はな〕
「花」植物の花(特に桜の花)。花のように人目を引くもの。
花が咲く。花を生ける。花も実もない。花道を飾る。両手に花。花の都。花形。

「華」きらびやかで美しい様子。本質を成す最も重要な部分。
華やかに着飾る。華やかに笑う。華々しい生涯。国風文化の華。武士道の華。

〔はなす・はなれる〕
「離す・離れる」距離や間隔が広がる。離脱する。
間を離す。ハンドルから手を離す。切り離す。駅から遠く離れた町。離れ島。離れ離れになる。戦列を離れる。職を離れる。

「放す・放れる」拘束や固定を外す。放棄する。
鳥を放す。魚を川に放す。違法駐車を野放しにする。放し飼い。手放しで褒める。矢が弦を放れる。見放す。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔のぼる〕
「上る」上方に向かう。達する。取り上げられる。
階段を上る。坂を上る。川を上る。出世コースを上る。上り列車。損害が1億円に上る。話題に上る。うわさに上る。食卓に上る。

「登る」自らの力で高い所へと移動する。
山に登る。木に登る。演壇に登る。崖をよじ登る。富士山の登り口。

「昇る」一気に高く上がる。
エレベーターで昇る。日が昇る。天に昇る。高い位に昇る。

〔はえ・はえる〕
「映え・映える」光を受けて照り輝く。引き立って見える。
夕映え。紅葉が夕日に映える。紺のスーツに赤のネクタイが映える。

「栄え・栄える」立派に感じられる。目立つ。
栄えある勝利。見事な出来栄え。見栄えがする。栄えない役回り。

〔はかる〕
「図る」あることが実現するように企てる。
合理化を図る。解決を図る。身の安全を図る。再起を図る。局面の打開を図る。便宜を図る。

「計る」時間や数などを数える。考える。
時間を計る。計り知れない恩恵。タイミングを計る。頃合いを計って発言する。

「測る」長さ・高さ・深さ・広さ・程度を調べる。推測する。
距離を測る。標高を測る。身長を測る。水深を測る。面積を測る。血圧を測る、温度を測る。運動能力を測る。測定器で測る。真意を測りかねる。

「量る」重さ・容積を調べる。推量する。
重さを量る。体重を量る。立体の体積を量る。容量を量る。心中を推し量る。

「謀る」よくない事をたくらむ。
暗殺を謀る。悪事を謀る。会社の乗っ取りを謀る。競争相手の失脚を謀る。

「諮る」ある問題について意見を聞く。
審議会に諮る。議案を委員会に諮る。役員会に諮って決める。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔のせる・のる〕
「乗せる・乗る」乗り物に乗る。運ばれる。応じる。だます。勢い付く。
バスに乗る。タクシーに乗せて帰す。電車に乗って行く。電波に乗せる。風に乗って飛ぶ。時流に乗る。相談に乗る。口車に乗せられる。図に乗る。

「載せる・載る」積む。上に置く。掲載する。
自動車に荷物を載せる。棚に本を載せる。机に載っている本。新聞に載った事件。雑誌に広告を載せる。名簿に載る。

〔のぞむ〕
「望む」遠くを眺める。希望する。
山頂から富士を望む。世界の平和を望む。自重を望む。多くは望まない。

「臨む」面する。参加する。対する。
海に臨む部屋。式典に臨む。試合に臨む。厳罰をもって臨む。難局に臨む。

〔のばす・のびる・のべる〕
「伸ばす・伸びる・伸べる」まっすぐにする。増す。そのものが長くなる。差し出す。
手足を伸ばす。旅先で羽を伸ばす。伸び伸びと育つ。勢いを伸ばす。輸出が伸びる。学力が伸びる。草が伸びる。身長が伸びる。救いの手を差し伸べる。

「延ばす・延びる・延べる」遅らす。つながって長くなる。重複も認め合計する。広げる。
出発を延ばす。開会を延ばす。支払いが延び延びになる。地下鉄が郊外まで延びる。寿命が延びる。終了時間が予定より10分延びた。延べ1万人の観客。金の延べ棒。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔なか〕
「中」ある範囲や状況の内側。中間。
箱の中。家の中。クラスの中で一番足が速い。嵐の中を帰る。両者の中に入る。

「仲」人と人との関係。
仲がいい。仲を取り持つ。仲たがいする。話し合って仲直りする。犬猿の仲。

〔ながい〕
「長い」距離や時間などの間隔が大きい。
長い髪の毛。長い道。長い年月。気が長い。枝が長く伸びる。長続きする。長い目で見る。

「永い」永久・永遠と感じられるくらい続くさま。
永い眠りに就く。永の別れ。永くその名を残す。永のいとまを告げる。末永く契る。

〔ならう〕
「習う」教わる。繰り返して身に付ける。
先生にピアノを習う。英語を習う。習い覚えた技術。習い性となる。見習う。

「倣う」手本としてまねる。
前例にならう。西洋に倣った法制度。先人のひそみに倣う。右へ倣え。

〔におい・におう〕
「匂い・匂う」主に良いにおい。
梅の花の匂い。香水がほのかに匂う。

「臭い・臭う」主に不快なにおいや好ましくないにおい。
魚の腐った臭い。生ごみが臭う。ガスが臭う。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔とる〕
「取る」手で持つ。手に入れる。書き記す。つながる。除く。
本を手に取る。魚を取る。資格を取る。新聞を取る。政権を取る。年を取る。メモを取る。連絡を取る。着物の汚れを取る。疲れを取る。痛みを取る。

「採る」採取する。採用する。採決する。
血を採る。きのこを採る。指紋を採る。新入社員を採る。こちらの案を採る。会議で決を採る。

「執る」手に持って使う。役目として事に当たる。
筆を執る。事務を執る。指揮を執る。政務を執る。式を執り行う。

「捕る」つかまえる。
ねずみを捕る。鯨を捕る。外野フライを捕る。生け捕る。捕り物。

「撮る」撮影する。
写真を撮る。映画を撮る。ビデオカメラで撮る。

〔ない〕
「無い」存在しない。所有していない。
有ること無いこと言い触らす。無くて七癖。無い袖は振れぬ。無い物ねだり。

「亡い」死んでこの世にいない。
今は亡い人。友人が亡くなる。亡き父をしのぶ・

〔なおす・なおる〕
「直す・直る」正しい状態に戻す。置き換える。
誤りを直す。機械を直す。服装を直す。故障を直す。ゆがみが直る。仮名を漢字に直す。

「治す・治る」病気やけがから回復する。
風邪を治す。けがが治る。傷を治す。治りにくい病気。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕