投稿者「JMDS」のアーカイブ

〔とぶ〕
「飛ぶ」空中を移動する。速く移動する。広まる。順序どおりでなく先に進む。
鳥が空を飛ぶ。海に飛び込む。アメリカに飛ぶ。家を飛び出す。デマが飛ぶ。うわさが飛ぶ。途中を飛ばして読む。飛び級。飛び石。

「跳ぶ」地面を蹴って高く上がる。
溝を跳ぶ。三段跳び。跳び上がって喜ぶ。跳びはねる。うれしくて跳び回る。縄跳びをする。跳び箱。

〔とまる・とめる〕
「止まる・止める」動きがなくなる。
交通が止まる。水道が止まる。小鳥が木の枝に止まる。笑いが止まらない。息を止める。車を止める。通行止め。止まり木。

「留まる・留める」固定される。感覚に残る。とどめる。
ピンで留める。ボタンを留める。目に留まる。心に留める。留め置く。局留めで送る。

「泊まる・泊める」宿泊する。停泊する。
宿直室に泊まる。友達を家に泊める。船が港に泊まる。

〔とらえる〕
「捕らえる」取り押さえる。
逃げようとする犯人を捕らえる。獲物の捕らえ方。密漁船を捕らえる。

「捉える」的確につかむ。
文章の要点を捉える。問題の捉え方が難しい。真相を捉える。聴衆の心を捉える。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「高血圧の日」日本高血圧学会と日本高血圧協会が世界高血圧デーに準じて制定。

「お茶漬けの日」永谷園が煎茶の普及に貢献した永谷宗七郎の命日の1778年5月17日にちなんで制定。

「生命・きずなの日」日本ドナー家族クラブが新緑の生命が萌え立つ季節(5月)とドナー(17)にちなんで制定。

毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)

「名前は記号のようなもの」という考え方をする人がいて、家族の中で区別ができればよいということを言う人もいます。

それは呼ぶ側の理屈であって、呼ばれる側にすれば一生涯変わることがなくて、「もっと考えてつけてほしかった」ということを言う人に何人も出会いました。

大学時代の先輩の名前は「長男」で、「ちょうなん」ではなく「かずお」と読むのだと初対面のときに聞きました。名前の通り長男であって、弟さんが2人いることが聞きました。

ひょっとすると次男、三男と書くのではないかと聞いたら、その通りで読み方は「つぐお」、「みつお」でした。

なんで、そんな付け方をしたのかというと、お父さんが銀平(ぎんぺい)、叔父さん(父の兄)が金平(きんぺい)で、いかにも兄弟とわかる名前をつけるのが好きな一族という、わかったようで、わかりにくい説明をされました。

名前にまつわる話はそれだけかと思っていたら、付き合いが進んできたときに、「実は自分の名前の読み方は“かずお”ではなくて“かづお”であって、戸籍には“かつお”とふりがながつけられている」と聞きました。

どうやら出生の届出に行った祖母が濁点をつけ忘れて“かつお”になったとのことで、それではサザエさんの弟のカツオと一緒ではないかと酒呑みの話題にしたことを覚えています。

当時の私は法学部で学んでいたものの戸籍法の詳しい知識がなかったのですが、その先輩は漫画家になった人なので、どこまでは真実で、どこからが創作なのかわからないまま過ごしてきました。

しかし、そのときの会話が、名前にこだわりを持つきっかけの一つにはなっていました。

大学の後輩に「幸子」と書いて「こうこ」と読む方がいて、ひょっとしたらと聞いてみたら妹さんがいて「福子」とのことでした。姉妹で幸福ということですが、妹が生まれなかったら、なぜ「こうこ」なのかわからないままだったようです。

戸籍の名前の読み方は以前には統一されていなくて、読み仮名を書き入れるところと、書かないところが混在していました。出生届に読み仮名を書き入れても、それは戸籍には反映されていなかったということを後になって知りました。

それが時代を経て、2025年5月26日から戸籍に読み仮名(フリガナ)をつける制度が始まります。それを前にして、こんなことを思い出しながら書いてみました。

ここで自分の名前の読み方について書いておくと、私の出生地では読み仮名は付けられていなのですが、「正人」と書いて「まさと」と読みます。これまで知り合った人の中では「まさと」の他に「まさひと」と読む人も何人かいました。

仕事で知り合った中に、たった一人だけ「まさんど」と読む方もいました。その万井正人先生に初めて会ったときには京都大学の名誉教授でした。専門は運動生理学、抗老化医学で、スカイクロス(輪投げとゴルフを組み合わせたようなニュースポーツ)の考案者としても知られています。

正人は、まさと、まさひと、まさんど、これ以外の読み方はないと思い込んでいた私に、驚きの真実(?)を告げたのは命名者の父親です。
晩年の入院中のことで、何年か会うことができなかったのですが、親の遺言のような言葉として聞いたのは「正人の本当の呼び名は“せいじん”」ということでした。

驚きの真実と書いた割には、実は大きなショックを受けることはなくて、剣道の達人だった父親が道場に掲げていた書は「正剣正人」(せいけんせいじん)で、正しい剣は正しい人を作るという意味だと聞かされていたからです。

漢字は同じでも読み方が違うという感覚だったのに、自分の名前が「せいじん」だったとはという驚きというか感動はあったものの、そのときには父親は認知症も始まっていて、記憶の混濁も起こっていました。

抑制が取れて心の中に隠しておいたことが出たのか、それとも妄想なのか、ということを考えるのではなくて、父親が名前に込めた思いを最後に、自分だけが聞かせてもらったという思いを大事にしていこうと決めた瞬間でした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

感覚と運動系の課題がみられる子どもでは、知的な発達は高く、知能検査の結果でも落ち込んでいる領域が見られず、身体を動かす遊びは好きではあるものの、縄跳びなどリズムや協調性が必要となる活動では不器用さが目立つという特徴があります。

感覚統合検査の結果では、左右の協調運動、体性感覚(触覚・固有感覚)・運動の継次的処理が必要とされる検査に難しさがあるものの、極端に低いスコアが見られないということがあります。

眼球運動、左右の協調性などの通常は無意識レベルで処理できる能力に意識を向けなければならないことが、読み書きの困難さに関連することが考えられます。

読むことに不可欠な眼球運動、文字をまとまりとして読む能力、書くことに必要な眼と手が噛み合って働く協応、体性感覚の継次的処理に課題がある場合が多くなっています。

体性感覚は皮膚感覚や深部感覚、内臓感覚などの感覚器が外から見ることができない感覚のことで、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)の特殊感覚と対比して使われる言葉です。

継次的処理は時系列で順番に処理していくことを指していて、一つひとつの部分を順番に考え、それらをつないで全体を考えていくことです。これに対するのが同時処理で、全体をおおまかにイメージして、部分と部分の関係で考えることです。

身体の機能を活用して、処理していけるはずのことができないということですが、知的な発達が高いことから、これを苦しさと感じて、自己肯定感の低下による適応不全に陥りがちです。

それを改善する方法として、楽しみながら聞く能力を高めるためのクイズ(なぞなぞや3ヒントクイズ)、集中して取り組むことによって成功するような勝てるゲーム(間違い探し、魚釣りゲームなど)、2〜3文字を見て練習するカード(絵カード、ひらがなの文字カード、単語カード)を使用するといった方法を取り入れることがされています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事評価の後半を紹介します。

〔食事評価〕
栄養素摂取量の評価には、基本的には食事調査の結果(測定された摂取量)を用います。

ただし、食事調査法に起因する測定誤差(特に過小申告・過大申告と日間変動)が、結果に及ぼす影響の意味とその程度を、十分に理解して評価を行うことが必要です。個人においては、日間変動が評価に与える影響が特に大きい点に留意します。

栄養素の摂取不足の回避を目的とした評価を行う場合には、推定平均必要量と推奨量を用います。推定平均必要量が算定されていない場合は、目安量を用います。測定された摂取量と推定平均必要量、推奨量から不足の確率を推定します。

推奨量付近か推奨量以上であれば不足のリスクは、ほとんどないと判断されます。推定平均必要量以上であるが推奨量に満たない場合は、推奨量を目指すことが勧められます。

ただし、他の栄養素の摂取状態なども考慮し、総合的に判断します。

推定平均必要量未満の場合は不足の確率が50%以上あるため、摂取量を増やすための対応が求められます。目安量を用いる場合は目安量と測定値を比較し、目安量以上を摂取していれば不足のリスクはほとんどないものと判断されます。

一方、摂取量が目安量未満であっても、目安量の定義から理解されるように、不足のリスクを推定することはできません。

栄養素の過剰摂取の回避を目的とした評価を行う場合には、耐容上限量を用います。測定された摂取量が耐容上限量を超えている場合には、過剰摂取と判断します。

生活習慣病などの発症予防を目的とした評価を行う場合には、目標量を用います。目標量は範囲で示されているものがあるため、目標量の特徴を考慮して、測定された摂取量との比較を行います。

なお、生活習慣病などには多数の原因があり、その複合的な結果として疾患が発症するため、ある種類の栄養素の結果だけを課題に重要視することは避けなければなりません。

対象とする生活習慣病などの中で対象とする栄養素が、どの程度、相対的な重要度を有しているのかを理解した上で、総合的な評価を行うことが勧められます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

〔つとまる・つとめる〕
「勤まる・勤める」給料をもらって仕事をする。仏事を行う。
この会社は私には勤まらない。銀行に勤める。永年勤め上げた人。勤め人。本堂でお勤めをする。法事を勤める。

「務まる・務める」役目や任務を果たす。
彼には主役は務まらない。会長が務まるかどうか不安だ。議長を務める。親の務めを果たす。

「努める」力を尽くす。努力する。
完成に努める。解決に努める。努めて早起きする。

〔とかす・とく・とける〕
「解かす・解く・解ける」固まっていたものが緩む。答えを出す。元の状態に戻る。
結び目を解く。ひもが解ける。雪解け。相手の警戒心を解かす。問題が解ける。緊張が解ける。誤解が解ける。包囲を解く。会長の任を解く。

「溶かす・溶く・溶ける」液状にする、固形物などを液体に入れて混ぜる。一体となる。
鉄を溶かす。雪や氷が溶ける。チョコレートが溶ける。砂糖が水に溶ける。絵の具を溶かす。小麦粉を水で溶く。地域社会に溶け込む。

〔ととのう・ととのえる〕
「整う・整える」乱れがない状態になる。
体制が整う。整った文章。隊列を整える。身辺を整える。呼吸を整える。

「調う・調える」必要なものがそろう。望ましい状態にする。
家財道具が調う。旅行の支度を調える。費用を調える。味を調える。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔つぐ〕
「次ぐ」すぐ後に続く。
事件が相次ぐ。首相に次ぐ実力者。富士山に次いで高い山。次の日。

「継ぐ」後を受けて続ける。足す。
跡を継ぐ。引き継ぐ。布を継ぐ。言葉を継ぐ。継ぎ目。継ぎを当てる。

「接ぐ」つなぎ合わせる。
骨を接ぐ。新しいパイプを接ぐ。接ぎ木。

〔つくる〕
「作る」こしらえる。
米を作る。規則を作る。新記録を作る。計画を作る。詩を作る。笑顔を作る。会社を作る。機会を作る。組織を作る。

「造る」大きなものをこしらえる。醸造する。
船を造る。庭園を造る。宅地を造る。道路を造る。数寄屋造りの家。酒を造る。

「創る」独創性のあるものを生み出す。
新しい文化を創る。画期的な商品を創り出す。

〔つつしむ〕
「慎む」控え目にする。
身を慎む。酒を慎む。言葉を慎む。

「謹む」かしこまる。
謹んで承る。謹んで祝意を表する。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔たま〕
「玉」宝石。円形や球体のもの。
玉を磨く。玉にきず。運動会の玉入れ。シャボン玉。玉砂利。善玉悪玉。

「球」球技に使うボール。電球。
速い球を投げる。決め球を持っている。ピンポン球。電球の球。

「弾」弾丸。
拳銃の弾。大砲に弾を込める。流れ弾に当たって大けがをする。

〔つかう〕
「使う」人や物などを用いる。
通勤に車を使う。電力を使う。機械を使って仕事をする。予算を使う。道具を使う。人間関係に神経を使う。頭を使う。人使いが荒い。体力を使う仕事。

「遣う」十分に働かせる。
心を遣う。気を遣う。安否を気遣う。息遣いが荒い。心遣い。言葉遣い。仮名遣い。筆遣い。人形遣い。上目遣い。無駄遣い。金遣い。小遣い銭。

〔つく・つける〕
「付く・付ける」付着する。加わる。意識などを働かせる。
墨が顔に付く。足跡が付く。知識を身に付ける。利息が付く。名前を付ける。条件を付ける。味方に付く。付け加える。気を付ける。目に付く。

「着く・着ける」達する。ある場所を占める。着る。
手紙が着く。東京に着く。船を岸に着ける。車を正面玄関に着ける。席に着く。衣服を身に着ける。

「就く・就ける」仕事や役職、ある状況などに身を置く。
職に就く。役に就ける。床に就く。緒に就く。帰路に就く。眠りに就く。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔たたかう〕
「戦う」武力や知力などを使って争う。勝ち負けや優劣を競う。
敵と戦う。選挙で戦う。優勝を懸けて戦う。意見を戦わせる。

「闘う」困難や障害などに打ち勝とうとする。闘争する。
病気と闘う。貧苦と闘う。寒さと闘う。自分との闘い。労使の闘い。

〔たつ〕
「断つ」つながっていたものを切り離す。やめる。
退路を断つ。国交を断つ。関係を断つ。快刀乱麻を断つ。酒を断つ。

「絶つ」続くはずの物を途中できる。途絶える。
縁を絶つ。命を絶つ。消息を絶つ。最後の望みが絶たれる。交通事故が後を絶たない。

「裁つ」布や紙をある寸法に合わせて切る。
生地を裁つ。着物を裁つ。紙を裁つ。裁ちばさみ。

〔たつ・たてる〕
「立つ・立てる」直立する。ある状況や立場に身を置く。離れる。成立する。
演壇に立つ。鳥肌が立つ。優位に立つ。岐路に立つ。使者に立つ。席を立つ。見通しが立つ。計画を立てる。手柄を立てる。評判が立つ。相手の顔を立てる。

「建つ・建てる」建物や国などを造る。
家が建つ。ビルを建てる。銅像を建てる。一戸建ての家。国を建てる。都を建てる。

〔たっとい・たっとぶ・とうとい・とうとぶ〕
「尊い・尊ぶ」尊厳があり敬うべきである。
尊い神。尊い犠牲を払う。神仏を尊ぶ。祖先を尊ぶ。

「貴い・貴ぶ」貴重である。
貴い資料。貴い体験。和をもって貴しとなす。時間を貴ぶ。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

〔そう〕
「沿う」長く続いているものや決まりなどから離れないようにする。
川沿いの家。線路に沿って歩く。決定された方針に沿って行動する。希望に沿う。

「添う」そばに付いている。夫婦になる。
母に寄り添って歩く。病人の付き添い。仲むつまじく添い遂げる。連れ添う。

〔そなえる〕
「備える」準備する。具備する。
台風に備える。老後の備え。各部屋に消化器を備える。防犯カメラを備えた施設。

「供える」神仏などの前に物をささげる。
お神酒を供える。霊前に花を供える。鏡餅を供える。お供え物。

〔たえる〕
「耐える」苦しいことや外部の圧力などをこらえる。
外圧に耐える。苦痛に耐える。猛暑に耐える。風雪に耐える。困苦欠乏に耐える。

「堪える」その能力や価値がある。その感情を抑える。
任に堪える。批判に堪える学説。鑑賞に堪えない。見るに堪えない作品。憂慮に堪えない。遺憾に堪えない。

〔たずねる〕
「尋ねる」問う。捜し求める。調べる。
道を尋ねる。研究者に尋ねる。失踪した友人を尋ねる。尋ね人。由来を尋ねる。

「訪ねる」おとずれる。
知人を訪ねる。史跡を訪ねる。古都を訪ねる旅。教え子が訪ねてくる。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕