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テレビ番組のタイアップがガラッと変わったのは、2011年3月11日のことで、それは東日本大震災の当日のことでした。発生したのは14時46分で、テレビ番組は地震報道一辺倒になりました。

そのときに私は東京の赤坂にいて、TBSの制作プロダクションで健康番組の打ち合わせをしていましたが、自宅兼事務所のマンションまで歩いて帰りました。歩いている時間は15分ほどでした。(住所的には、仕事先も自宅も赤坂)

その間に考えたのはマンションの被害や交通環境・通信環境が回復する時期のこともあったのですが、最も気になっていたのは、これまでのタイアップ番組がなくなる可能性でした。

マンションは共用のロビー空間も居室も壁にヒビ割れが生じたくらいでしたが、エレベータが使えなくなり、5階まで歩いて上がりました。

TBSのテレビドラマで有名なプロデューサーが同じマンションの住人でしたが、その方の自宅兼事務所の19階(最上階の1つ下の階)に比べたら、楽なほうでした。

そのプロデューサーとのタイアップについて、これまで、どこにも書いてこなかったのですが、この連載コラムで、いつか書くことになるかと思います。

健康や食に関わるテレビ番組では、番組スポンサー、スポット広告スポンサー以外に、タイアップ(商品やサービスの紹介など)の収入もあったのですが、いつ地震関連のニュースが入るかわからないことから、タイアップは一時中止となりました。

この状態が長引く中で、テレビ局が番組スポンサーとスポット広告スポンサーだけのタイアップに切り替えました。

工場見学や商品開発物語、店舗巡りなどで、テレビ局に大きな利益をもたらす会社だけが採用されるようになって、単発で情報を差し入れる仕事は消えてしまいました。その流れは今も続いています。

健康や食に関わる番組への情報提供は、それなりの収入源となっていましたが、これを諦めて、それまで軽い手伝い程度で止めていた大きなタイアップを本格的に手掛けることに切り替えました。

その手がけた期間は、東京から岡山に移住するまでの5年間でした。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

「タイパ」という言葉がヒットしたのは2021年から2022年のことでした。初期の頃には時短を意味すると紹介されていました。

タイパはタイムパフォーマンスの略で、2022年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれました。また、同年の三省堂の「今年の新語」(辞書に載ってもおかしくない言葉)の大賞にも選ばれています。

タイパは時間的効率のことで、費用対効果を意味するコスパ(コストパフォーマンス)に倣(なら)って作られたもので、費やした時間から得られる見返りや利益を指しています。

実際のところは、映画を倍速で視聴したり、動画を早送りで見ることを意味して使われるようになり、同じ内容のものを見るのであれば、時間が短くて済むほどタイパがよいことになります。

しかし、早く見ると、スピードを上げるほど詳細を注目することができなくなり、理解度も低くなってしまいます。自動車をスピード違反の速度で運転すると、周囲の状況を把握しにくくなって、事故を起こしやすくなるのと同じとの感覚です。

なるべく時間を短くする「時短」は、料理などでは時間をかけたのと同じであれば有効な行為となりますが、味や食感、彩りなどに違いがあって、それが見抜かれてしまう、結果として質が低下するようなことになったら、時短を褒めそやすことはできなくなります。

時短は時間短縮の意味で、同じことをするにも、同じ結果を出すことにもかける時間を短くすることです。手早く済ます、迅速に処理することであって、一つのことだけを短く済ましても、他のことに時間がかかって、結果として全体では効果が上がっていないのではないか、と言われるようなことではいけないはずです。

時短は、フルタイムでの勤労に対して使われることがあって、その場合には所定労働時間を短くする時短勤務という働き方の選択肢として説明されています。

時短勤務もフルタイムも時間単位で見ると均等と対価は変わらないという企業も増えていますが、実際にはフルタイムにするとかかる企業側の費用を減らすために実施されていることがあり、時短の有効性は働く側ではなくて、働かせる側のメリットということも実際には起こっているのです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

ここに出てくる金は「かね」のことを指していて、「きん」ではありません。

金メダルを獲得した選手に対戦や役割を任せるというようなことはあるかもしれませんが、そういった意味ではなくて、お金に関する言葉の話です。

「金にまかす」という言葉を使う人がいますが、これは誤用であって、正しい使い方は「金に飽かす」であるというのは一般的に説明されていることです。

「金に飽かす」は、金銭を惜しまないでふんだんに使うことで、金を飽きるほど使うという意味合いがあります。「飽かす」は有り余っているものを十分に使うことなので、ある人がない人のために金を使うというプラスの雰囲気があります。

よいことには金に糸目をつけない、世の中に役立つことであったら上限を設けない、というボランティア的なところがありますが、これが“贅を尽くす”という意味であることを説明されると雰囲気が違ってきてしまいます。

「金に飽かす」には、このほかに「金の力に頼る」という意味合いで使われることもあって、これであったら、正当なことではないことを金銭の力で解決するという、本当によくないイメージにもなります。

金の力に頼るということなら、「金にまかす」でも意味としては合っているように感じるかもしれないところです。

「金に飽かす」はお金を使う行為そのものを指しているのに対して、「金の力に頼る」はお金で打開する行為を指していて、あまり使いたくない、できれば使われたくない言葉ということができます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
推定平均必要量は、次のように算出することができます。

安定同位元素で標識したレチノイドを用いてコンパートメント解析(注:体内の化合物の動態を調べるときに、例えば体内を「血液」「肝臓」「その他」の3つ程度のコンパートメントに分け、その働きをモデル化して、「血液」中の化合物を放射性標識や安定性同位体標識によって追跡することにより、コンパートメント内の化合物の濃度や流入・流出速度を推定・算出するような解析方法をいう)により、ビタミンAの不可逆的な体外排泄処理率を算出すると、ビタミンA摂取量・体内貯蔵量に比較的高いと考えられるアメリカの成人で14.7μmol/日(4mg/日)、ビタミンAの摂取量・体内貯蔵量が比較的低いと考えられる中国の成人で5.58μmol/日(1.6mg/日)となり、それぞれ体内貯蔵量の2.35%、1.64%でした。

ビタミンAの体外排泄量は、ビタミンAの栄養状態に関係なく、体内貯蔵量の約2%と、ほぼ一定であると考えられるために、「健康な成人の1日のビタミンA体外最小排泄量(μg/日)=体内ビタミンA最小蓄積量(μg)×ビタミンA体外排泄処理率(2%/日)」という式が成り立ちます。

一方、体重1kg当たりの体内ビタミンA最小蓄積量(μg/kg 体重)は、「肝臓内ビタミンA最小蓄積量20μg/g(0.07μmol/g)×成人の体重1kg当たりの肝臓量(21g/kg 体重)×ビタミンA蓄積量の体全体と肝臓の比(10:0)」として表すことができます。

そこで、体重1kg当たり1日のビタミンA体外排泄量(μg/kg 体重/日)は、「体内ビタミンA最小蓄積量(20μg/g×21g/kg×10/9)×ビタミンA体外排泄処理率(2/100)=9.3μg/kg 体重/日」となり、ビタミンA体外排泄量9.3μg/kg 体重/日を補完するために摂取しなければならないビタミンAの必要量は9.3μgRAE/kg 体重/日と推定されます。

言い換えると、9.3μgRAE/kg 体重/日を摂取することにより、ビタミンA欠乏症状を示さず、肝臓内ビタミンA貯蔵量の最低限を維持できることになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの「必要量を決めるために考慮すべき事項」を紹介します。

〔必要量を決めるために考慮すべき事項〕
乳幼児ではビタミンA欠乏により、角膜乾燥症から失明に至ることもあります。

成人では夜盲症を発症します。

その他、成長障害、骨や神経系の発達抑制も見られ、上皮細胞の分化・増殖の障害、皮膚の乾燥・肥厚・角質化、免疫能の低下や粘膜上皮の乾燥などから感染症にかかりやすくなります。

生体指標としては、肝臓のビタミンA貯蔵量と血漿レチノール濃度があります。

肝臓のビタミンA貯蔵量が20μg/g以下に低下するまで血漿レチノール濃度の低下は見られず、鋭敏性に欠けるため、血漿レチノール濃度はビタミンA体内貯蔵量の評価指標としては不適切です。

現在のところ、肝臓のビタミンA貯蔵量がビタミンAの体内貯蔵量の最も良い指標となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「豆乳の日」日本豆乳協会が、豆(10)乳(12)の語呂合わせで制定。

「スポーツアミノ酸の日」味の素が、スポーツの日の前日になることが多い10月第2日曜日を制定。

毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

テレビ番組に頻繁に登場する専門家で最も多いのは医師です。それくらい健康に影響を与える出来事が多いということですが、その専門家が正しいことを言ってくれているならよいものの、他の意図があって発言をすることが目立っています。

その前振りのようなことは前回(金言の真理31)書いていますが、出演するほうと出演させるほうの、どちらが悪いのかという議論に結論が出しにくいところがあります。

出演する健康に関わる専門家は、出演料をもらっているなら、出演させるテレビ局側の依頼をある程度は聞いてくれます。ところが、製作費不足から出演料を取らない専門家が優先的に使われるようになってからは、言いたいことを発言する傾向が増えてきました。

中には間違ったことを平気で発言している医師もいます(間違っていることを知っているのか? それとも知らないのか?)。いくら自由度(?)があるといっても、「ここまではないだろう」ということを許してしまっているテレビ局側にも問題があります。

あまりに気になる発言を知って、たまたま知り合いが制作担当だったので「大丈夫か!?」と聞いたら、「私が何を言っているかわからない」ということで説明をしたら「言っていることはわかったけれど裏付けは取っていなかった」ということも最近、経験しました。

最後に「何か問題が起こるようなことがあったら、サポートしてもらえますか」とも言われたのですが、これは断りました。

テレビ番組に“タイアップ”として無料でコメントしてくれる、放送局まで出向いてくれるといった医師の多くは、集患(患者の集客)のための出演であるので、だんだんと宣伝っぽい「腐ったタイアップ」になりがちです。

せめてメディア業界で“金言”として使われてきた「腐ってもタイアップ」で止めておいてほしいのですが、そうではないのが実際のところです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

この話を「負の歴史」のタイトルの連載コラムで書いてよいものかとの疑問もありましたが、負の歴史となりかねないことを良い方向に変換させてきたということで、コラムの一つとしました。

公益100%のNPO法人というのは私が代表(理事長)を務める特定非営利活動法人のことです。特定非営利活動法人はNPO法人とも呼ばれますが、これは「Non Profit Organization」を略したものです。

直訳をすると、利益を得ない団体ということになるのですが、通常では利益を得る活動は認められています。何も収益がなければ活動ができないからで、会員からの会費(個人の正会員、企業などの賛助会員)では足りないのがほとんどです。

NPO法人の制度は、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、市民活動をしやすくするための施策として1998年に「特定非営利活動促進法」が設けられました。

何回かの法改正が行われて、今では収益事業を行っても、これを公益事業に使えば公益100%の法人として認められるようになっています。収益が多くなっても、これを役員などが分配することがなければ公益の活動として認められます。

特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構は2008年に内閣府から認証されました。今では認証は都道府県と市町村からもされるようになっていますが、全国的な活動をすることで内閣府から認証された特定非営利活動法人には制約(お役所の口出し)もありました。

今では法人名が公序良俗に反するようなものでなければ撥ねられるようなことはないのですが、当時は違っていて、認証の前に内閣府から「医学者が役員にいないのにメディカルと名乗ってよいのか」という問い合わせがありました。

詳しい経緯は、ここでは省きますが(どこかのタイミングで書くつもり)、公益事業として認められるのは教育と情報提供だけとなりました。その代わりにメディカルダイエットを冠した資格認定を行うことが認められました。

今にしてみれば“口約束”のようなものですが、設立から18期になる今でも、設立時の約束は守られている状態は続いています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

満点といえば100点というのが常識的ですが、何も100点に限ることもありません。200点満点でもよいし、50点満点でもよいはずです。100点でなかったとしても、100点に近いほうがモチベーションは高まります。

1問が3点、5点と初めから配分される点数が決まっていれば、○×で何点であるのかは簡単にわかります。

自分が解答した数よりも、採点数が少なかったら、これは計算間違いが考えられます。それ以外では低い点数になることはないということです。これとは逆に、解答した数よりも採点数が多かったら、これは“下駄を履かせる”という行為の結果と考えることができます。

下駄を履かせるというのは、もともとは商業行為で数量や価格などを高く見せて偽ることを指していて、別の言葉では“上げ底”があげられます。

下駄を履かせたり、上げ底をしなくても、点数を高くつける方法があります。それは文章で回答する問題の点数配分を多くしていく方法で、例えば○×式、穴埋め式などの点数配分は50点にして、残りの50点は文章の回答で採点者が点数を決められるようにします。

ここに忖度(そんたく)が生じるという指摘もされるところですが、入学の試験でなければ、このような採点法によってモチベーションを高め、学習意欲を高めていくという試験方法があってもよいわけです。

試験は優劣をつけることだけが目的ではなく、試験を通じて現状を把握して、改善点を図っていく目的もあります。学習障害がある子どもの場合には、高い点数が得られたという体験によって意欲を高めていくことも大切です。

学習障害児の教育では、理解の度合いに応じて1〜2学年下のものを教えて、それで試験をするということも実施されます。しかし、これは子どもを傷つけることでもあり、別の方法を考える必要があるという提案として伝えさせてもらっています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの「指標設定の基本的な考え方」を紹介します。

〔指標設定の基本的な考え方〕
ビタミンAは肝臓に大量に貯蔵され、成人においては貯蔵量が20μg/g以上に維持されている限り、免疫機能の低下や夜盲症のような比較的軽微なビタミンA欠乏症状にも陥ることはありません。

そこで、これを維持するビタミンAの最低必要摂取量を推定必要量としました。

過剰症については、成人においてはレチノールの過剰摂取による肝臓障害を対象に耐容上限量を設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕