投稿者「JMDS」のアーカイブ

発達障害の早期発見のシステムが確立している海外では、早期支援が充実していることもあって、発達障害の実態が的確に把握されています。

我が国も2019年10月から始まった3〜5歳の障害がある子どもの児童発達支援の無償化と、これをきっかけとした発達障害の支援体制の拡大によって多くの対象者が発見されるものとみられています。

発達障害は脳機能の発達の偏りやズレがあるだけであり、障害者であるように勘違いされがちですが、それは誤った認識といえます。

しかし、発達障害は成人になっても治るものではなく、社会での関わりが強まる中で対応力がつくために現れにくくなっているだけであり、発達障害の特性は生涯にわたって続いていきます。

早期発見ができなかったために、大人になってから発達障害の特性が現れる例も少なくありません。そのため、早期に発見することが重要であり、発達障害者支援法には地方公共団体の責務として、早期発見と早期支援が明記されています。

ところが、早期発見への取り組みは不十分であり、それに加えて、発達障害が広く社会に理解されていないことから親が受診をさせず、隠すことも起こっています。このような支援の遅れは、発達障害の状態を悪化させることはあっても、改善にはつながっていないのが実態です。

2013年に小児科学・児童精神科学の分野において発達障害の診断基準が変更されました。自閉症に限らず、発達障害をスペクトラム(症状の程度に強弱のある連続体)と考え、これまで障害とみなされなかった軽症例も診断されるようになりました。

軽症例であっても生活上の困難があり、適切に支援しなければ二次障害をきたす恐れがあるために支援対象とすべきとの観点もあって支援対象者が拡がったという事実があります。しかし、これは見かけ上の増加ともいえます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日々修行」の連載コラムは、“日々”とタイトルにつけたからには毎日書くのはルールみたいなものですが、どこまで書くのかは明らかにしてこなかったことです。

日本メディカルダイエット支援機構のホームページの「最新情報」は来年(2026年)1月に達成するであろう8888本を目標にしています。

自分のやってきたこと、やろうとしていることを「最新情報」というコーナー名に合わないことも書いているのは“1000日実践”という課題に挑戦しているからで、その1000日目は2026年7月19日です。

それまで続けられるかどうかは、身体の状態もあって、AI(人工頭脳)の助けがあっても、わからないというのが正直なところです。

文章作成のAIは、今は一部だけの利用ではあるものの、AIをゴーストライターのように活用して、本人は話をするだけ、資料を出すだけ、チェックをするだけという本格使用をすすめてくれる方もいます。

無理をして書けなくなるくらいなら、無理がかからない程度にして長持ちさせようということで、私の名前で出している文を楽しみにしてくれている人に応えたらどうか、という声も受けています。

AIは、今の段階でも私がいなくても、あたかも存在しているように、AIが書いているということを気づかれないように続けることは可能です。

しかし、「最新情報」の中で「日々修行」だけは一度もAIに頼らずに書いてきたので、1年間は書き続けてみたいという思いでいます。

それができれば、2025年の5月末で274回、6月末で304回、7月末で335回、8月末で366回になる予定です。

1年は365日とされていますが、閏年(うるうどし)もあるので、366日になる年もあります。「最新情報」の連載には、記念日の連載もあり、毎年の毎日の健康と食に関する記念日を紹介しています。その中には2月29日もありました。

もしも、ゴール(2025年8月31日)寸前に力尽きたときには、今回のような「日々修行 番外」も合わせて366回にカウントするしかない、とも思っています。今は4回目の「番外」ですが、体力・気力の限界が近づいてきたら、急に増えていくかもしれません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

財団法人と社団法人との付き合いの話の中で、公益財団法人と公益社団法人への移行について前に触れたのですが、一般社団法人については、あまり詳しくは書いてきませんでした。

自分にとって一般社団法人は身近な存在だったものの、一般社団法人と一般財団法人の制度が始まった2008年に特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構を設立したこともあって、設立の希望を受けても後回しにしてきたところがあります。

身近な法人というと、かつては有限会社が一番で、資本金が300万円で設立できることから小型の事業は有限会社が普通の形態でした。それが2006年の会社法の施行で新たに有限会社を設立することができなくなりました。

すでに設立されていた有限会社は継続できるものの、それよりも手軽な法人形態として一般社団法人が着目されることになりました。というのは、一般社団法人は資本金なしで設立できる上に、有限会社と同じ営業だけでなく、株式会社と同じ営業もできるという利点があったからです。

初めは手軽に設立できる会社という印象だったのが、株式会社でも資本金が1円から設立できることが広まってきてから、一般社団法人は会社とは異なる公益性がある法人という見方が強まっていきました。

自治体や公共団体などの公益の仕事を受ける対象として、一般社団法人も加えられるようになってからは、さらに印象が変わってきました。ただし、公益性が認められるのは、会社と同様の収益事業をしていないことが条件とされるようになり、一般社団法人であっても公益と収益で分けられるようになりました。

その区分けは、定款に書かれている内容が大きく影響することから、公益活動をする一般社団法人の設立支援を求められるようになり、東京にいたとき(8年前まで)に5つの一般社団法人の設立支援を行いました。

これとは別に、任意団体であった2つの医学系の学会を一般社団法人に移行させる手伝いもさせてもらいました。

岡山に移住してからは、4つの一般社団法人の設立に関わり、このうちの3団体は役員として加わっています。このほかに既存の1つの一般社団法人で監事を務めています。

そして、新たに一般社団法人の設立のミッションがあり、これで最後になるとも思いから、これまでのノウハウを注ぎ込んでいこうとしています。

今回のお題の「一般社団法人の役割」は、「一般社団法人での役割」の間違いではないか、と言われそうですが、一般社団法人の社会的な役割があって、その中で私の役割があるとの考えから、あえて「一般社団法人の役割」としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

聴覚系に課題がある場合には、見て、聞いて、声に出すという読み書きの基本となる音読が困難になっています。

集団で音読をするときには周りに合わせて進められるものの、個人での読み書きとなると聞いたことを言葉にすることがスムーズにいかず、中でも長い文を読むことが難しいことがあります。

そのようなときには、短く区切って、それを読むことから始めて、徐々に長い文に慣れるようにしていきます。

覚え間違いをしているときには、それを指摘するだけでなく、どのように違っているのか、知らない言葉や思い出せない言葉があるときには意味を理解させてから進めていくようにします。

日本語の特有のリズムである2拍フットで読むことも大切です。

2拍フットは2拍でひとまとまりにするというルールで、例えば「おはようございます」は「おは/よう/ご/ざい/ます」となります。

中には前から順番に2拍ずつ区切って「おは/よう/ござ/いま/す」と話す子どももいますが、2字ずつ切って読めばよいという単純な法則でないことが聴覚系に困難がある子どもには初めのうちは理解しにくいところがあります。

漢字の指導は、繰り返し書いて練習させることよりも、理解しにくいところがあったときには、そこで止めて、意味を理解することを重視して、日常生活の中で出てくる別の読み方も指導して、理解を深めてから進んでいくようにします。

「本」は「ほん」と読むのが基本で、「本棚」は「ほん」でよいのに対して、「一本」は「ぽん」、「二本」は「ほん」、「三本」は「ぼん」と別の読み方となっています。

これが混乱させる原因になっていますが、特別なルールを面白いと感じさせることができれば、つまずきは解消されます。

日本語の基本は「1音=1字」ですが、拗音(きゃ、しゅ、にゅ)や促音(きって)のように1文字以外になるルールを整理して、つまずきがあった場合には法則を指導して、理解できるまで繰り返し教えていきます。

聴覚系の課題は、個人の特性だけでなく、家庭環境や教室環境も関わりがあることから、聴く力を育て、それを表現していく言語環境を整えていくことを意識して指導法を考えていくことが大切になります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

確信犯という用語は、間違った意味で捉えられていることが多く、用語の理解の違いによって人間関係の乱れや組織体制の崩壊にもつながりかねないと認識される要注意の用語です。

確信犯と聞くと、正しくないこと、よくないことだとわかっていながら行ってしまうことのように思ってしまいがちです。

そのように思って使っている人も多く、メディアも間違った使い方をしていることがあります。

しかし、これは間違った認識で、「正しいことだと確信して行う犯罪」が正解です。

文化庁の『国語に関する世論調査』でも、7割近くの人が間違った使い方をしていることが指摘されています。

よくないことだと思いながらの行動であれば、正論を説いていけば改善をすることも望まれるところですが、本来の意味の“確信犯”となると、何も間違ったことをしていないと本人は信じているので、諭して修正させるのは、なかなか厄介なことです。

その例としてあげられることが多いのは、組織運営におけるパワハラの感覚です。パワハラ(パワーハラスメント)は、地位や立場を利用して、適正な範囲を超えた言動や行為によって就業環境を悪化させることです。

“組織内虐待”と位置づけているところもあり、それを指摘して、改善を求めても、本人は正しいこと、間違っていないと信じ込んで行っているので、指摘に対して反発をしてきます。

それだけでなく、指摘したことが「パワハラだ」と反逆してくることもあって、上に立つ者、上との間に入って調整する者を悩ませることにもなります。

その本人にとっては、正しいことと信じるだけの考えがあって、そう考える根拠を求めても納得できるだけの返答が得られない場合が多いのです。その多くは、総論を言うだけで、具体的な各論には及んでいないという状態です。

その認識の違いを抱えたままの態度(自業)が、自分も相手も苦しませることになっているということに気づけないと、自業苦(じごく)は、いつまでも続きかねないのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「けん玉の日」グローバルけん玉ネットワークが現代のけん玉の原型の日月ボールが実用新案登録された1919年5月14日にちなんで制定。

「マーマレードの日」ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会実行委員会がオレンジデー(4月14日)の1か月後を制定。

「ゴールドデー」ゼスプリインターナショナルジャパンがゴールデンルーキーの新人に五月病に負けないようにゴールドキウイフルーツを贈る日として制定。

毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

「規格外の人は天才だ」とまでは言うつもりはないのですが、規格外の人の中に天才と呼ばれる人が数多く存在しているのは事実です。

その天才を天才たらしめているのは、それぞれの才能を認めて、個性を伸ばすような環境を整えていること、同じ環境にあっても個性を伸ばすように接していることという考えがあります。

そのせっかくの個性を、効率化のためにつぶすようなことになっていないか、ということを伝えたくて、申し訳ない気持ちもありながら前々回(日々修行255)、前回(日々修行256)と続けて「規格外野菜」のお題で書いてきました。

箱に収まって効率よく運ぶことができる野菜、効率よく運ぶために箱に合わせて育てる人、同じ形・長さ・重さ・色のものを均一価格で販売する人、それを好んで購入する人と、規格野菜に関わる人に、規格外野菜の実態を知ってほしいとの思いで書いてきました。

規格外野菜は、あくまで野菜の話であって、“規格外の子ども”のすべてに当てはまるわけではないことは充分に承知しています。

中でも発達障害の特性がある子どもは、すべての子どもの10人に1人に発現するとされていて、これは文部科学省をはじめとした調査でも明らかにされています(文部科学省の調査では、通常学級の子どものうち教師が発達障害であろうと推定している割合で約8.8%)。

子どもの個性は“十人十色”と言われます。発達障害では“百人百様”とされることが多いのですが、実際には“千差万別”で、環境や周囲の接し方などによって変化するので、同じ子どもなのに何人もと対応しているような状態になることも不思議なことではありません。

それこそ規格外の子どもに対して、支援する専門家(児童発達支援や放課後等デイサービスなど)であっても発達障害児支援の制度の限界、支援する人の経験、成功体験(子どもの、ではなくて親や支援者の)に当てはめようとするところがみられます。

中には、扱いにくい子どもを避けようとするところが専門家の中にもあって、そういった子どもを“困った子”と認識している人(口には出さないものの意識の中にある)もいます。しかし、そのような子どもの多くは、困った子ではなくて“困っている子”なのです。

自分でもどうしていいかわからない状態の子どもに対して、一番いけないことは決めつけであり、また励ましでもあります。頑張ってもらおう、才能を引き出してあげようとの思いで励ます人は多いのですが、その心の内が発達障害のある子どもにはわかります。

根拠をもって励ましているのか、それとも心がこもっていない口先だけの励ましなのかということで、発達障害で“困っている子”にとって根拠のない励ましは不安を強めたり、否定されたと感じてしまうことが非常に多いということです。

ただし一つだけ注意してほしいことは、発達障害にはギフテッドと呼ばれる非常に高い能力がある子ども(超天才)が存在していることは間違いないことではあっても、全員がギフテッドの才能があるとは限らないことです。その確率は100人に1人だと言われています。

そのような状況であるのに、期待を寄せすぎることは根拠のない励ましの超ハード版のようなもので、子どもの状態に大きな影響を与えることにもなることも知っておいてほしいのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養摂取のバランスを考えるときに、基本に置いているのはエネルギー量です。一般に使われているのは80kcalを基本としたもので、その何倍のエネルギー量を摂取したのかを計算する方法が採用されています。

これに対して、私たちは100kcalを基本としています。それは日本で栄養学が始まった明治時代の基本であり、終戦後(今から80年前)の食糧不足に採用された80kcal単位では現状に合っていないと考えているからです。このことについては、別の連載コラム(100kcal栄養学)で詳細を紹介しています。

100kcal単位で考えるときに、主食となるご飯、麺類は大雑把なエネルギー量の計算になりがちですが、食パンだけは計算しやすい状態になっています。

食パンの一斤は重量では350〜400gで、平均的なエネルギー量は1000kcalです。食パンは関東では6枚切り、関西では5枚切りが一食分として広まっています。これは一斤を何枚にカットするかということで、6枚切りは約166kcalとなって計算しにくい量となっています。

それに対して5枚切りは、1000kcalの5分の1なので、1枚が200kcalとなります。通常の主食は1回分が200kcalで計算されます。5枚切り食パン1枚が、ごはんの茶碗1杯分に相当するので理解しやすい分量になっています。

しかし、同じ食パンであっても、高級食パンはバターや乳成分などが多くて、エネルギー量も高くなっています。

中には菓子パンのエネルギー量と同じくらいのものもあって、単純に食パンのエネルギー量として伝えにくい状態ものもあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学習障害の困難さは、読む・書く・計算するといった代表的なことだけではありません。視覚情報処理が正常に行われないために、文字が書かれたままの状態で見えずに、文字がゆがむ、にじむといったように変形して見えることがあります。

眼球から入ってきた視覚情報は視神経を通り、脳に送られる途中の視床になる外側膝状体で中継されています。

その中継点には神経細胞のシナプスがあり、神経伝達物質のグルタミン酸の放出があるとシナプスの反応が低下することが確認されています。この仕組みによって、視覚情報の一部が強調され、他の情報が取り除かれることとなり、はっきりと見ることができるようになります。

ところが、この仕組みに異常があると文字がよく見えなくなるだけでなく、元の文字が見えにくくなることがあり、さらに変形して見えるようにもなっていくようになります。

このような文字の変形は本人以外にはわからないことで、視覚情報処理が正常に行われていないことによる文字の変形があることを理解していないために、そのような訴えがあったときに見逃したり、中には嘘つき呼ばわりするという、あってはならないことが実際に起こっています。

そのようなことにならないように、視覚情報処理の仕組みを知って、視覚の困難さがあることを理解することが大切になってきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「愛犬の日」ジャパンケンネルクラブの前身の全日本警備犬協会の発足記念日を制定。

毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)