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歩くのは仕事のうちということを前回(日々修行280)書いたのですが、普通のウォーキングだけしかできない状態に近づいてきました。普通のウォーキングではないのは、どんなな歩き方かというと、それはノルディックスタイルのウォーキングです。

ノルディックスタイルというのは、ポールを使って歩く方法で、発祥は北欧で始まったクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとしてのウォーキングでした。それは一般にはノルディックウォーキングと呼ばれるスポーツ感覚の歩き方で、2本のポールを使って、グイグイと勢いよく前進していく方法です。

これに対して、ポールを姿勢の安定と安全な歩行のために使う、どちらかといったら高齢者対応の方法があり、これは一般にポールウォーキングと呼ばれています。これは日本ウオーキング協会の当時の会長によって開発された日本発祥のウォーキング法です。

ポールウォーキング(全日本ノルディック・ウォーク連盟はノルディック・ウォークと命名)は、ポールを用いて上半身も使って歩くことと、ポールなしの状態よりも正しい姿勢で歩けることからエネルギー代謝がよくて(一般には20%アップ)、さらに足(膝)の負荷も弱めることで、まさに高齢者向けになっていました。

「歩かないと歩けなくなる」「早く歩かないと早く歩けなくなる」ということをウォーキングの指導の場で、私も言っていたことですが、今回のお題の「転ばぬ先の杖(ポール)」は、そうならないための積極的な活用を意味して使いました。

それも70歳を境に、やりにくくなってきました。これは歩いたせいではなくて、長年の文章書きの仕事のせいで、ポールを手にして歩くのが負担になってきたからです。

手首の使いすぎによる炎症、指の筋(すじ)の損傷は以前からあったのですが、手首は右だけ、指の筋は左だけだったところから、今は両方に症状が出ていて、パソコン作業もペンを持つのも(時には箸を持つのも)きついことが多くなってきました。

以前は痛む部分を使わないようにして休めていれば回復していたのですが、休めなければならない期間が徐々に長くなり、今では休んでも回復しにくくなっています。そして、最近のことですが、「年齢からして回復は難しい」と整形外科医から言われました。

今は楽しみ程度で、両手に負担をかけない程度のポールウォーキングにしています。

「転ばぬ先のポール」は足と手の状態だけでなく、目の状態からも言えるようになってきました。私は閃輝暗点(せんきあんてん)という視野にモザイク状のものが見えるというか、モザイクのためによく見えなくなることがあり、それが1日のうちに何度も現れるようになっています。その原因は目で見たものを画像化する部位の脳の後頭葉の血流低下です。

いつ現れるか、どんな状態になるかわからないことから、運転免許は60代半ばで返納しました。交通事故(人身事故)の加害者になりかねないと感じたことが大きかったのですが、周りが暗くなってきた時間帯に歩いていて、閃輝暗点が出ると足元が怪しくなってきてしまいます。

そんなときの有難い存在が「転ばぬ先のポール」で、ポールを使った四足式歩行なら安心して歩くことができます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

エネルギー代謝が特に注目されるようになったのは、メタボリックシンドローム対策として栄養の過剰摂取を抑えると同時に、運動によるエネルギー消費を高めるが重視されるようになってきたタイミングです。その始まりは2008年のことです。

メタボリックシンドロームは「内臓脂肪症候群」と訳されて、内臓脂肪の過剰な蓄積が血管の健康に関わる血圧、血糖値、中性脂肪値などに影響を与えることが強調されました。

メタボリック(metabolic)は代謝を意味します。シンドロームは症候群と訳され、原因不明ながら共通の病態を示すことを指しています。シンドローム(syndrome)の原義は同時進行で、メタボリックシンドロームでは何が同時進行で起こっているのかというと、それは代謝機能の低下です。

メタボリックシンドロームが「代謝機能低下症候群」だとすると、エネルギー代謝を高めることこそが余分な内臓脂肪を減らし、血管の健康を守ることにつながります。エネルギー代謝はエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を効率よくエネルギー化させることで、そのエネルギー代謝が行われるのは全身の細胞の中にあるミトコンドリアです。

ミトコンドリアにエネルギー源が効率よく取り込まれ、多くのエネルギーを発生させるためには、ビタミンCを除くすべての水溶性ビタミンが必要になります。一般にエネルギー代謝に必要とされるビタミンB群やミネラル(マグネシウム、亜鉛など)を補うだけでは不十分ということです。

2008年のメタボリックシンドローム対策が始まる前に、代謝促進成分が医薬品から食品成分として厚生労働省から許可されるということがあり、これがエネルギー代謝科学への関心を高めることになりました。

その成分はコエンザイムQ10、L–カルニチン、α–リポ酸です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

神経細胞の間にはシナプス(隙間)があり、神経細胞の電気信号がシナプスに到達すると、手前の細胞の神経終末から神経伝達物質が放出され、これを次の受容体(レセプター)が受け取り、電気信号が発生します。

シナプスでは、神経伝達物質は神経終末から別の神経細胞の受容体に伝えられるときには、すべてが伝わらずに、シナプスに残されるものがあります。これを神経終末のトランスポーターが取り込んで、再び神経伝達に使われています。

ところが、発達障害の注意欠陥・多動性障害ではトランスポーターによる神経伝達物質の取り込みが強いために、シナプスを通過する神経伝達物質が多くトランスポーターに取り込まれていることが確認されています。

そのためにシナプスを通過する神経伝達物質が不足して、電気信号が正常に伝わらなくなっていることが考えられています。

神経伝達物質は、神経細胞の間で電気信号を伝達する脳内の化学物質で、100種類以上の神経伝達物質が確認されています。重要な神経伝達物質のセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、アセチルコリンは食事で摂った成分を材料に脳内で合成されています。

これらの神経伝達物質は運動時に安静時の1.2〜1.5倍も増え、脳内でも同様に増えていると考えられています。

〔セロトニン〕
抗うつ作用があることから抑うつ状態を改善させる作用があります。脳内ではアミノ酸のトリプトファンから合成されます。アミノ酸のトリプトファンには神経伝達物質のセロトニンを増やす作用があります。トリプトファンは肉、乳製品、卵、豆類などのたんぱく質が多い食品に含まれています。

〔ドーパミン〕
意欲や活力を向上させる脳内ホルモンで、アミノ酸のチロシンから合成されます。チロシンは乳製品、たらこ、ちりめんじゃこ、大豆、落花生、アーモンドなどに含まれます。

〔ノルアドレナリン〕
ストレスを感じたときに副腎皮質から分泌され、交感神経の情報伝達物質として放出されると交感神経の活動が高まります。アミノ酸のチロシンから合成されます。チロシンは乳製品、たらこ、ちりめんじゃこ、大豆、落花生、アーモンドなどに含まれます。

〔アセチルコリン〕
コリンから補酵素のアセチルコエンザイムAによって合成されます。脳で記憶を司る海馬の神経細胞新生促進があり、神経細胞が増えることによって記憶力を改善させる作用があります。コリンは卵黄、レバー、種子、豆類、芽キャベツ、ブロッコリーなどに含まれています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本メディカルダイエット支援機構は、「メディカルダイエット」と冠した資格認定ができるメリットを活かして、さまざまな講習を資格認定方式で実施しています。

メディカダイエットという言葉は、「メディカル」という重みがある言葉が先についているので、それなりの知識を持っている人に名乗ってほしいので、入門的なレベルの場合には“初級”をつけています。資格認定名としては「メディカルダイエットアドバイザー(初級)」となります。

初級と認定されたら、次には中級、上級と目指してほしいということと同時に、ただ習いっぱなしではなくて、他の人に教える意識で学ぶことの重要性を感じてほしいという思いから、中級認定者は初級講習を開催できる、上級認定者は中級講習を開催できるという3段階方式を採用しています。

資格認定講習で連携する会社や団体の方には、そのことを理解してもらえるように、事前の主旨を打ち合わせしています。この同じ意思をもって一緒に行動することは、よい意味での談合となります。

これに対して、よくない談合もあって、たまにニュースで取り上げられる談合は、公共事業などの入札の際に、入札する者が事前に話し合って落札する業者を決めるものです。これとは違っても、端より(初めから)本来の目的と違った相談としての談合をしている人がいます。

資格認定を一緒に進めていたエステ向け商品を扱っていた会社の営業マンが、エステティシャンに「メディカルダイエットアドバイザー」講習を取引先にすすめるときに、中級、上級を目指すことはなくて、「メディカルダイエットアドバイザー(初級)」の資格認定名から(初級)をとって「メディカルダイエットアドバイザー」にしても大丈夫、ということを言って広めていたことを後から知りました。

これこそ「端より談合」で、講習の中身の花よりも、おいしい団子を広めるような結果となり、そんな気持ちで受講した人は長くは続かず、すすめた営業マンも長く勤めることはできませんでした。

メディカルダイエット講習は、大手エステの会長と話をして、まずは講師クラスのエステティシャンが受講することになりました。初級、中級、上級に分かれていて、中級に認定されると初級の講習を実施することができる方式で、講師は教えながら受講料の一部が得られる仕組みで、これは今も踏襲しています。

大手の会社だったので、試しに講師エステティシャンが中級まで取得して、それに続いて店長クラスが初級、中級と受講するという話でまとまっていたのですが、実際には講師エステティシャンが1人だけ中級になり、初級講習を実施するという結果になりました。

これは仕組みとしては真っ当な方法で、どれだけエステティシャンがいても中級認定者が1人だけで、ほかのエステティシャンに初級講習をしても問題はありません。一度に講習ができる受講者の数にも制限がなかったので、これも問題なしでした。

大手なので、レベルアップのためにと話していた会長の言葉を真に受けて、多くの中級受講者が出るものと期待していたのに、期待どおりにならなかったというだけのことです。

結局は1人の中級認定者が初級講習だけを行い、初級認定者が数多く誕生しました。収益は少なくても認定者が出れば、それだけ稼ぎにはなったものの、なぜ会長が話していたことと違う結果になったのか、関係者に聞いていました。

その結果は、初めから1人が中級認定者になって、初級認定講習だけをするという話だったということでした。今回のテーマの「端より談合」があったわけで、この結果が「花より団子」というメリットを、その会社に与えたということです。

「メディカルダイエットアドバイザー(初級)」とネームプレートに書くのが正式名称であったのに、こちらの会社も(初級)は外して、「メディカルダイエットアドバイザー」として、ダイエットのアドバイスを行っていたことは後になって知りました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「飲み水の日」東京都薬剤師会公衆衛生委員会が、世界環境デー(日本では「環境の日」)の翌日を制定。

「らっきょうの日」岩下食品(栃木県栃木市)が、6月はらっきょうの旬で、漢字の六は根菜のらっきょうが土の中で成長するのをイメージさせ、数字の6がらっきょうの形に似ていることから制定。

「山形さくらんぼの日」全国農業組合連合会山形県本部が、6月がさくらんぼの収穫の最盛期で、6がさくらんぼのシルエットに見えることから制定。

「大麦の日」大麦工房ロア(栃木県足利市)が、麦秋の季節の6月と大麦をO(オー)6(麦)と読むことから制定。

「梅の日」紀州梅の会が、室町時代の天文14年4月17日(現在の6月6日)に京都の賀茂神社の例祭で梅が献上された故事から制定。

「麻婆豆腐の素の日」丸美屋食品工業が、麻婆豆腐の素の発売日で、6が麻婆豆腐を食べるレンゲをイメージさせること、6+6=12(とうふ)となることから制定。

「ローカロリーな食生活の日」アイケイ(愛知県名古屋市)が、ロー(6)カロ(6)リーの語呂合わせと、無理(6)をしない無駄(6)にカロリーを摂取しないの意味を込めて制定。

「補聴器の日」日本補聴器工業会が、6が補聴器を耳の装着している姿に似ていることから左右の耳の66で制定。

「ロールケーキの日」ロールケーキの日実行委員会(福岡県北九州市)が、ロ(6)ールケーキの語呂とロールケーキの形が6の字が巻いているように見えることから制定。

「アンガーマネジメントの日」日本アンガーマネジメント協会が、怒りの感情のピークが6秒であること、怒りをムカムカと表現することからム(6)カム(6)カの語呂合わせで制定。

毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

私と運動との関わりというと、付き合い始めた期間によって抱かれるイメージが違っています。

岡山に移住した8年前からはウォーキングくらいしかしていないので、ウォーキングの指導者かと思われているところがあります。お題の「歩くのは仕事のうち」は、実際に歩くことに関係することで食べていた(稼いでいた)ことを指しています。

東京にいたときには公益財団法人日本健康スポーツ連盟の理事として、日本ウオーキング協会に送り込まれて、指導をしていました。

といっても、歩き方の実践指導というよりも、ウオーキングの資格認定の講習テキストを作成して、指導者(健康ウオーキング指導者など)の指導というのが主な仕事ではありました(ウォーキングは一般名称、ウオーキングは日本ウオーキング協会の固有名称)。

実際の歩き方の指導については、歩き方を変化させることによるエネルギー代謝の向上や、ポールを使ったノルディックスタイルのウォーキングで、これは自らが代表を務める特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構の研究が基本になっています。

この研究を進めることができたのは、日本健康スポーツ連盟で同時期に理事を務めていた宇佐美彰朗先生(オリンピック3大会連続マラソン代表)のおかげで、宇佐美先生は「走るように歩く、歩くように走る」というジョグウォークを広めていました。

その進化系が研究成果として実践している普通歩行と速歩を交互に繰り返すインターバルウォーキングで、エネルギー代謝を高めて余分な脂肪をエネルギーとして使うと同時に、筋肉を強化する効果を得ることもできます。

ポールを使うノルディックスタイルのウォーキングのほうは、日本健康スポーツ連盟で知り合った霞が関のお役人で、ノルディックウォーキングで日本人で国際資格を初めて取得した人ということもあって、指導の場にも参加させてもらっていました。

歩くことがメインとなる前は、ずっと格闘技をしていました。父親が警察官であったので剣道と柔道を学んでいて、あくまで中学生・高校生時代の話ですが、県大会(新潟県)の常連ではありました。

これも父親の影響で逮捕術を始め、少林寺拳法も近所の和尚の道場で学んでいました。

ずっと格闘技を続けていきたい意向だったのですが、中学2年生のときに空手の試合で首にキックを受けて、頸椎の椎間板(クッション役)がつぶれたことによって首に負担がかかることからは徐々に離れていきました。

椎間板の2か所がつぶれて薄くなり、1か所は頸椎がくっついてしまいました。そのために神経が圧迫されていて、首にショックを受けると全身に痛みが出るようになり、柔道は中学2年生でやめました。

剣道は大学では体育教科として1年間だったのですが、教師に事情を説明して面の防具をつけないで参加させてもらいました。

空手も少林寺拳法も社会人になってからも続けていたものの、これも30歳からは試合には出ない、健康法として続けてきた程度です。そのため、どの武道も段位は2段まででした。

それ以降は歩くことを運動、場合によってはスポーツレベルで続けてきたのですが、とうとう70歳になって(2025年4月8日)、ポールを使うノルディックスタイルのウォーキングも限界に近づいてきました。その話は次回(日々修行281)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学習塾は学校の学びを補うもので、発達障害の学習障害に限らず、自閉症スペクトラム障害でも注意欠陥・多動性障害でも、学校では達成することができないことを身につける場として重要な位置付けとなっています。

学習塾というと、学ぶ環境が整えられていることが期待されていて、静かに、集中して学べる室内環境、学習環境が求められます。発達障害児の場合には周囲が気を使って、できるだけ最良の学ぶ環境を与えようとするのが通常のことです。

それがかなえられるかは別にして、よりよい環境こそが、子どものためであり、進学のために役立つものと考えられがちです。しかし、それは本当のことなのか、本当に成果が得られることなのかという疑問も抱かれています。

最良の学習条件は、確かに集中ができて、試験の成績ということでは、よりよい結果が得られるはずです。よりよい環境では、学ぶときも、試験問題を解くときも、よい結果が得られます。

しかし、その試験問題を解いて、よい結果が得られるというのは、教室の中での結果であって、実際に多くのライバルがいる試験会場の中で、試験問題を解くというときになると、そのまま通用するわけではありません。

集中したくても、気を反らせられることが周囲で起こり、試験官の態度が集中力を削いで、記憶を呼び戻す妨げになることが多々あります。ときには他の受験生が邪魔をしてくることもあります。

そんな環境でもあっても、自分の実力が発揮できるようにしておくことが重要で、そういった環境の中でも戦えるように学び、試験のシミュレーションをしておくことが重要になります。

あえて集中しにくいところで学び、試験問題を解いていくという、普通なら非常識と思えるような学習環境が、発達障害がある子どもたちには必要であるということを主張して、そういった環境での学習機会を提供している方々を応援するようにしています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、エネルギーの基本的事項を紹介します。

◎基本的事項
生体が外界から摂取するエネルギーは、生命機能の維持や身体活動に利用され、その多くは最終的に熱として身体から放出されます。このため、エネルギー摂取量、エネルギー消費量、身体への蓄積量は、これと等しい熱量として表示されます。

国際単位系におけるエネルギーの単位はジュール(j)ですが、栄養学ではカロリー(cal)が用いられることが多くなっています。1Jは非常に小さい単位であるため、kJ(またはMJ)、kcalを用いることが実際的であり、ここでは後者を用いています。

kcalからkJへの換算は、国際連合食糧農業機関・世界保健機関(FAO/WHO)合同特別専門委員会報告に従い、1kcal=4.184kJとしています。

エネルギー摂取量は、食品に含まれる脂質、たんぱく質、炭水化物、アルコールのそれぞれについて、エネルギー換算係数(各成分1g当たりの利用エネルギー量)を用いて算定したものの和です。

一方、エネルギー消費量は、基礎代謝、食後の熱産生、身体活動の3つによるものと分類されます。身体活動は、さらに運動(体力向上を目的に意図的に行うもの)、日常の生活活動、自発的活動(姿勢の保持や筋トーヌスの維持など)の3つに分けられます。

エネルギー収支バランスは、「エネルギー摂取量 – エネルギー消費量」として定義されます。成人においては、その結果が体重と体組成の変化であり、エネルギー摂取量がエネルギー消費量を上回る状態(正のエネルギー収支バランス)が続けば体重は増加し、逆に、エネルギー消費量がエネルギー摂取量を上回る状態(負のエネルギー収支バランス)では体重が減少します。

したがって、短期的なエネルギー収支のアンバランスは、体重や体組成の変化で評価することは可能です。

一方、エネルギー収支のアンバランスは、長期的にはエネルギー摂取量、エネルギー消費量、体重が互いに連動することで調整されます。

例えば、長期にわたってエネルギー制限を続けると、体重減少に伴ってエネルギー消費量やエネルギー摂取量が変化して、体重減少は一定量で頭打ちとなり、エネルギー収支バランスがゼロになる新たな状態に移行します。

多くの成人では、長期間にわたって体重・体組成は比較的一定で、エネルギー収支バランスがほぼゼロに保たれた状態にあります。肥満者もやせの者も、体重、体組成に変化がなければ、エネルギー摂取量とエネルギー消費量は等しくなります。

したがって、健康の保持・増進、生活習慣病予防の観点からは、エネルギー摂取量が必要量を過不足なく充足するだけでは不十分であり、望ましい体格(body mass index:BMI)を維持するエネルギー摂取量(=エネルギー消費量)であることが重要となります。そのため、エネルギーの摂取量と消費量のバランスの維持を示す指標としてBMIを採用しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。

各論では、エネルギーと栄養素について、食事摂取基準として設定した指標と、その基準(数値)および策定方法を示しています。

各論で使われている用語、指標などの基本的事項や本章で設定した各指標の数値の活用方法は、すべて総論で解説されているので、各論では説明をしません。したがって、総論を十分に理解した上で各論を理解して、活用することが重要です。

なお、各論で設定した各指標の基準は、すべて性・年齢区分それぞれにおける参照体位を想定した値です。参照体位と大きく異なる体位を持つ個人または集団に用いる場合には注意を要します。

また、栄養素の量は、身体活動レベル(カテゴリー)が「ふつう」に該当する場合を想定した値です。この身体活動レベルと大きく異なる身体活動レベルを持つ個人または集団に用いる場合には、注意を要します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「笑う門には福来る」と対で使われる諺(ことわざ)といえば「渡る世間に鬼はなし」があげられます。「笑う門には福来る」をもじって「笑う門には福は内」という言葉を考えたときに、同時に考えられたのが「渡る世間に鬼は外」でした。

節分の「福は内」と「鬼は外」に合わせたもので、認定講習で「笑う門には福は内」と言ったときには、必ずといっていいほどセットで使うようにしています。

講習で使ったときに、「渡る世間に鬼ばかり」ではないかという質問をされたことがあります。講習の本題ではないのでスルーしてもよいことでしたが、余計な諺もじりを使った手前、答えさせてもらいました。

「渡る世間に鬼ばかり」というのはネット検索してもよく出てくる言葉ですが、これはテレビ番組の橋田壽賀子ドラマの「渡る世間は鬼ばかり」に影響されたようです。

「渡る世間に鬼は外」は「笑う門には福は内」と対だと書いたものの、「渡る世間は鬼ばかり」の影響も受けていて、鬼ばかりの世の中であったら、なおさら「鬼は外」は必要であろうとの考えもありました。

メディカルダイエットの資格認定講習をするときには、追い払いたいのは余計な体脂肪であったり、ダイエットが続けられない弱い気持ちだったりするので、自分のこととして「鬼は外」はわかりやすい表現になります。だから、細かな説明をする必要がないこともあります。

ところが、発達栄養の資格認定講習で、発達障害のこととなると、「渡る世間に鬼は外」の鬼は社会的障壁の話にもなって、なぜ社会的障壁があるのか、社会的障壁とは何なのか、なぜ社会的障壁があると発達障害がある子どもは発達障害児とされてしまうのか、ということまで話さないと理解が進まないことになります。

だから、あまり発達栄養、発達障害、学習障害の講習のときには、余計なことを言わないようにするつもりであっても、ついつい口走ってしまい、説明に時間が取られて、途中から早口になってしまったこともあります。

発達障害児は、発達障害がある子ども(18歳以下)を指して使われる用語ですが、法律(発達障害者支援法)で発達障害がある子どもを指してはいません。発達障害があり、社会的障壁によって生活や学習などに困難さがある子どもが発達障害児となるのであって、社会的障壁さえなければ発達障害児ではないという考えです。

そして、社会的障壁とは何かを認識して、それを取り除くための行動が国にも地方公共団体(自治体)にも住人にも求められているのです。
それが“鬼”の正体であって、節分の豆まきのように豆を外に向かって投げれば、それで済むようなことではありません。掛け声と簡単な行動では対処できないことで、自治体や地域住民に働きかけ、みんなで行動する機運がなければ進まないことです。

発達障害の社会的障壁を取り除くには、相当の覚悟をもった行動が必要ではあるものの、道のりは長いので必死の形相(鬼の形相?)では続けられないことです。

気持ちを楽にして無理をしない範囲で行動をすることが必要だということを示したいので、鬼が外に出て行ったら、続いて福が入ってくることを願って、「笑う門には福は内」という言葉も同時に使うようにしているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕