投稿者「JMDS」のアーカイブ

発達障害児の支援活動については、岡山に移住してから取りかかりました。それは講習会の開催、団体設立、役員としての活動でしたが、もう一歩踏み込んでの活動が本日(2025年5月1日)から始まりました。

それは発達障害児支援施設の運営で、私が関わっている会社が私の住まいから歩いて1分のところに新規活動として支援施設を開所しました。この場所は狙いがあったわけでも、特に願ったわけでもないので、何かの巡り合わせということでしょう。

発達障害児の公的な支援には医療の世界と福祉の世界の取り組みがあるのですが、一般に発達障害児の支援としてイメージされているのは通所施設の放課後等デイサービス(小学生から高校生までが対象)と児童発達支援(未就学の子どもが対象)です。

私が監事を務めるNPO法人は、医療スタッフによる児童発達支援が中心で、岡山市内に3事業所、隣接の市に1事業所を運営しています。

新たに開所された支援施設は放課後等デイサービスや相談支援事業が中心で、主な事業が重なっていないので、友好的に進めていけそうな関係性にはあります。

発達障害児支援施設は、発達障害と診断された子どもを対象としていて、発達障害児は障害児の一つとされています。障害者の一般的な認識は、どうしても身体機能に障害がある人のように思われがちですが、発達障害は、それとは異なっています。

身体障害や精神障害は周りから見て、他とは違うことが認識されやすいところがありますが、発達障害は身体機能の障害とは大きな違いがあります。

発達障害の名称は病名にも法律(発達障害者支援法)にも使われています。神経の発達が遅れがちであるために得手・不得手の凸凹(でこぼこ)が環境や周囲の人との関わりのミスマッチを招き、対人関係やコミュニケーション、行動や感情のコントロールがうまくできずに、社会生活に困難が生じやすい状態を指しています。

これを私たちは、神経発達のズレであるとの認識を持って、不得意なことをカバーする(凹を埋める)と同時に、それ以上に得意なこと高める(凸を伸ばす)ことに力を注いでいく活動に取り組む必要があると考えています。

発達障害がある(診断された)子どもは、そのまま発達障害児とされるわけではありません。

発達障害者は18歳以上、発達障害児は18歳未満と年齢によって分けられています。これは一般的な解釈であると同時に、発達障害がある人を支援するための法律である発達障害者支援法にも示されています。

発達障害者というと、発達障害の状態があると診断された人を示していると思われがちですが、発達障害があるだけではなく、それと同時に社会的障壁によって日常生活や社会生活に制限を受けている人のことを指しています。これは2001年に施行された発達障害者支援法の第二条(定義)に示されています。

社会的障壁という用語は、発達障害がある人が日常生活や社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものを指しています。

発達障害がある人が暮らしにくいのは、その人に原因があるわけではなく、社会的障壁がなければ、発達障害があっても生きにくいような状況にはならない、という考え方が根底にあります。

発達障害は、子どものときの特性が、そのまま成人になっても継続するという特徴があります。成人になると、社会生活への慣れもあって、子どものときのような極端な反応は見られなくなることが多いものの、従来のままの社会との交流が苦手であるという特性は続いています。

発達障害の改善には、できるだけ早い段階で的確な支援に取り組むことが重要であり、そのためには単独ではできないこともあり、多くの施設や関係者が協力して取り組んでいくことが求められているのです。

それと同時に進めていかなければならないのが、一般の理解であり、それを同時に進めていく活動も、本日から始まったという認識をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害ではグレーゾーンという言葉がよく登場しますが、発達障害のグレーゾーンは正式な診断名ではありません。生活習慣病においては、グレーゾーンは診断域に達していないもののリスクが高い境界域を指していて、予備群とも呼ばれています。

それに対して、発達障害のグレーゾーンは、専門家によって発達障害の可能性を指摘されたものの、すべての診断基準を満たしていないことから確定的な診断ができない状態を指している通称です。

グレーゾーンの主な症状3パターンとしては、①調子が良いときも悪いときも診断域外にいるが、診断域との境界に限りなく近い状態の人、②調子の悪いときのみ診断域に入る状態となる人、③ほぼいつも診断域内の状態で、発達障害がある人と同じくらいの支援を必要とする人に分類されます。

グレーゾーンは、どの発達障害の傾向があるのかによってみられる特性が異なるため、特定の症状は存在していません。また、グレーゾーンには、それぞれの人がもつ特性の程度や現れ方が、体調や環境、場面によって左右されるという特徴があります。

学校では症状が強く出るものの、家庭では比較的症状が弱いといったことが起こりやすく、家族に気づかれにくいこともあります。

発達障害は数値的な基準がないために見極めにくく、学業成績がよいためにグレーゾーンと気づかれず、大人になってから発覚することがみられます。発達障害の特性に気づかず、適切な支援が受けられないことから、周囲に理解されないまま成長して失敗体験を積み重ねることにもなります。

そのために新たな障害が生じることは二次障害と呼ばれています。二次障害としては、いじめ、不登校やひきこもり、うつ病などの精神疾患、家庭内暴力、アルコールなどの依存症などがあげられます。

二次障害は適切な対処が行われないと状況が悪化して、長期化する傾向にあります。グレーゾーンでは二次障害の防止が重要なポイントとなります。

二次障害を防止するためには、子どものもつ発達上の特性を家族などが認識して理解している必要があります。

二次障害は生じたとしても早期に発見、対処することによって、悪化や長期化を防ぐ可能性を高めることができることから、発達障害の理解を進め、社会的な支援を充実させることが大切なことです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、指標の特性の総合的な考慮を説明しています。

食事摂取基準は、エネルギーや各種栄養素の摂取量についての基準を示すものですが、指標の特性や示された数値の信頼度、栄養素の特性、対象者や対象集団の健康状態や食事摂取状況などによって、活用において、どの栄養素を優先的に考慮するかが異なるため、これらの特性や状況を総合的に把握して、その活用の方法を判断することになります。

食事摂取基準の活用の狙いとしては、エネルギー摂取の過不足を防ぐこと、栄養素の摂取不足を防ぐことを基本として、生活習慣病などの発症・重症化予防を目指すことになります。

また、通常の食品以外の食品など、特定の成分を高濃度に含有する食品を摂取している場合には、過剰摂取による健康障害を防ぐことにも配慮します。

栄養素の摂取不足の回避については、十分な科学的根拠が得られる場合には推定平均必要量と推奨量が設定され、得られない場合には、その代替指標として目安量が設定されていることから、設定された指標によって数値の信頼度が異なることに留意します。

また、推定平均必要量と推奨量が設定されている場合でも、その根拠が日本人を対象としたものではなく、諸外国の特定の国の基準を参考にして算定されている場合は、日本人における有用な報告がないため、諸外国の研究結果に基づいて算定されている場合があります。

このように同一の指標でも、その根拠によって示された数値の信頼度が異なることに留意します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

5月1日
「鯉の日」全国養鯉振興協議会が、こ(5)い(1)の語呂合わせで制定。
「扇の日」京都扇子団扇商工協同組合が紫式部の「源氏物語」で女性が光源氏に扇を贈ったことから、こ(5)い(1)の語呂合わせで制定。
「本仕込の日」フジパンが本仕込の販売された1993年5月1日にちなんで制定。
「カリフォルニア・レーズンデー」カリフォルニア・レーズン協会がブドウの花が咲く5月の初めの日を制定。
「緑茶の日」日本茶業中央会が八十八夜(立春から88日目)の日を制定。
「新茶の日」山啓製茶(静岡県掛川市)が立春から八十八夜に新茶を飲むと長生きできるとの言い伝えから制定。
毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)、「もったいないフルーツの日」(ドール)

5月2日
「カルシウムの日」ワダカルシウム製薬が骨=コ(5)ツ(2)の語呂合わせで制定。
「コージーコーナーの日」銀座コージーコーナーがコー(5)ジー(2)の語呂合わせで制定。

5月3日
「五三焼カステラの日」和泉屋(長崎市雲仙市)が卵黄と卵白が5対3の濃厚カステラの五三焼カステラの普及のために五三にちなんで制定。
毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

5月4日
「ラムネの日」1972年5月4日に千葉勝五郎氏がラムネ(レモン水)の製造・販売の許可を取得したことにちなんで制定。
「口臭ケアの日」いいの製薬(神奈川県横浜市)が、こう(5)しゅう(4)の語呂合わせで制定。
「しらすの日」朝日共販(愛媛県伊方町)が全国のしらす漁が解禁になる5月と、しらすのし(4)から制定。
「とろけるハンバーグの日」GROSBAL(神奈川県相模原市)が、とろけるハンバーグが2019年5月4日にロケットで初めて宇宙に行ったことから制定。
「巻寿司の日」あじかん(広島県広島市)が立夏の前日の節分に巻寿司を丸かぶりすると幸運が訪れるとされることから制定。
毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

5月5日
「わかめの日」日本わかめ協会が発育に欠かせないミネラルが含まれるわかめを食べてもらおうと、こどもの日にちなんで制定。
「たべっ子どうぶつの日」ギンビスが創業日と、こどもの日から制定。
「うずらの日」日本養鶉協会が5月は旧暦の鶉月(うずらづき)、5日は05でたまごと読む語呂合わせから制定。
「かずの子の日」北海道水産物加工協同組合連合会が、こどもの日に子孫繁栄の縁起物のかずの子を食べてもらうことを目的に制定。
「午後の紅茶の日」キリンビバレッジが午(5)後(5)の語呂合わせで制定。
「フットサルの日」エフネットスポーツ(埼玉県川口市)がフットサルは5人対5人で競うことから制定。
「かみ合わせの日」日本咬合学会が、こう(5)ごう(5)の語呂合わせで制定。
「あたり前田のクラッカーの日」前田製菓(大阪府堺市)が、こどもの日であることと1918年5月5日が創業日であることから制定。
「熱中症対策の日」日本気象協会と日本コカ・コーラが立夏に熱中症の注意を呼びかけるために立夏に制定。
「こだますいかの日」茨城県筑西市、桜川市、北つくば農協地域農業振興協議会が収穫最盛期となる立夏に制定。
「ゴーゴーカレーの日」ゴーゴーカレーグループ(石川県金沢市)がゴー(5)ゴー(5)の語呂合わせで制定。
「ゴーフルデー」神戸凮月堂(兵庫県神戸市)が、5がフルに揃った昭和55年5月5日に記念日を制定。
毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

5月6日
「ふりかけの日」国際ふりかけ協議会が、ふりかけの元祖とされる吉丸末吉薬剤師の誕生日の1887年5月6日にちなんで制定。
「コロッケの日」味のちぬや(香川県三豊市)がコ(5)ロッケ(6)の語呂合わせで制定。
「アクティブシニアの日」タカラベルモント(大阪府大阪市)が、こどもの日の翌日を元気なシニアをイメージして制定。
「コロネの日」山崎製パンがコ(5)ロ(6)ネの語呂合わせで制定。
毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

5月7日
「ココナッツの日」キリン・トロピカーナがコ(5)コナッ(7)ツの語呂合わせで制定。
「ブラックモンブランの日」竹下製菓(佐賀県小城市)がアイスクリームのブラックモンブランが発売された1969年5月7日にちなんで制定。
毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

5月8日
「小鉢の日」フジッコが小(5)鉢(8)の語呂合わせで制定。
「声の日」声総研が、こ(5)え(8=エイト)の語呂合わせで制定。
「ごはんパンの日」高原のパンやさん(長野県小海町)が、ご(5)はんパ(8)ンの語呂合わせで制定。
毎月8日:「お米の日」、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

5月9日
「アイスクリームの日」日本アイスクリーム協会が1964年5月9日に記念事業を開催したことにちなんで制定。
「口腔ケアの日」日本口腔ケア学会が、こう(5)くう(9)の語呂合わせで制定。
「呼吸の日」日本呼吸器障害者情報センターが呼(5)吸(9)の語呂合わせで制定。
「コクの日」味の素AGFがコ(5)ク(9)の語呂合わせで制定。
「健康ミネラルむぎ茶の日」伊藤園がゴクゴク(59)の語呂合わせで制定。
「小分けかりんとうの日」三幸製菓(新潟県新潟市)が、こ(5)わ(0)け(9)の語呂合わせで制定。
「香薫の日」プリマハムが、こう(5)くん(9)の語呂合わせで制定。
毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

5月10日
「コットンの日」日本紡績協会がコッ(5)トン(10)の語呂合わせで制定。
「黄金糖の日」黄金糖(大阪府大阪市)が黄金(05)糖(10)の語呂合わせで制定。
「リプトンの日」エカテラ・ジャパン・サービス(東京都目黒区)がスコットランドのトーマス・リプトン卿の誕生日(1850年5月10日)にちなんで制定。
「メイトーの日」協同乳業がメイ(5月)10日(トー)の語呂合わせから制定。
「沖縄黒糖の日」沖縄県黒砂糖協同組合が、こく(5)、とう(10)の語呂合わせで制定。
毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

「しみゼロの日」日本ロレアルが、し(4)み(3)ゼロ(0)の語呂合わせで制定。

毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

コンサルタントの中でも経営コンサルタントが、そのコンサルタント先と同じように厳しい時代になっているという話を前回(日々修行242)紹介しました。

それに続いて、コンサルタントが生き残って、コンサルタントによる企業などのコンサルティングの成果が出るようにするために何をすればよいのだろうか、ということを書かせてもらいます。

コンサルタントの存在と能力が認められるようになったのは、もちろんコンサルタントの能力があったのは一つの理由ですが、コンサルタントの支援先が細分化され、一つの世界ではトップの知識と経験がある存在であったからです。

経済活動では、ゼネラリスト(generalist)とスペシャリスト(specialist)が重要となり、全体的に判断ができるゼネラリストと、一つの分野では他に負けないスペシャリストの両方が求められています。

できることなら、各分野のスペシャリストでもあり、どの分野でも対応ができる、それも弱点がなくて、どの分野においても強い(詳しい)上に、全体的にも強いコンサルタントが期待されていました。

そんなエグゼクティブな人は、かつては存在していました。わざわざ“かつては”と書いたのは、上級の管理ができる「スペシャリスト×ゼネラリスト」がいたのですが、今の進歩が早すぎる時代に対応できる“超専門家”は、なかなか見つけられるようなものではなくなりました。

そこでコンサルタントが連合を組むということが進んでいます。それぞれの強みを活かして、弱点をカバーして、個々はスペシャリストでありながらも、全体でゼネラリストになろうという取り組みです。

これは法律事務所などでは以前から取り組まれてきたことで、弁護士であっても専門性があるので、それぞれの分野を得意とする弁護士が集結して組織として活動しています。

また、弁護士だけでなく、法律に関わる専門職(司法書士や行政書士など)も集って、さらに強みを厚くしていこうという動きです。

コンサルタントは、出身や経験などによって、強みもあれば弱み(他のコンサルタントに相談したほうがよいのではないか)もあります。そこで複数のコンサルタントが連合するという形ですが、もう一つの生き残り策があります。

それが今回のお題の「コンサルタントのコンサルタント」で、コンサルタントに対してコンサルタントをする役割です。そのコンサルタントは、コンサルタントを本業にしている必要はなくて、得意な分野があって、それに精通している人物であれば成り立ちます。

私は、その「コンサルタントのコンサルタント」を続けてきたつもりですが、今の時代の変化に対応するには「コンサルタントのコンサルタントをコンサルタントする人」が必要になってきました。

人脈の広さと深さが求められるだけに、なかなか見つからないのですが、「逆に、あなたがなるべきではないか」と言われることがあり、その可能性について本気になって考えているところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「セカンドステージ」をテーマとした連載コラムは、これまでの50回と今回(51回)からでは違いがあります。

その一つは執筆者の記載で、これまでは「セカンドステージ連盟 小林正人」でしたが、今回からは「セカンドステージ連盟 理事長:小林正人」となり、肩書きが入っています。

肩書きが変わったということではなくて、特定非営利活動法人(NPO法人)として活動を始めたときから理事長を務めています。それを今さら追加したのは、セカンドステージの活動を総論としてではなく、具体的な活動の方向性を示す場とすることを決めたからです。

セカンドステージ連盟は、“連盟”という名前が示すように、同じ方向を見ている複数の団体が一緒に活動をしていく連盟組織としています。

構成団体は、現在は4つで、役員(理事、監事)は各団体の代表者ですが、これから連携していく団体を1つずつ増やしていくことを目指しています。

その代表は、自らの代表の特定非営利活動法人以外の3団体の役員を務めていることと、最年長者であり、特定非営利活動法人の運営歴が最も長いことから理事長に選出されました。

セカンドステージ連盟は、それぞれの団体ではできなかったこと、できたとしても期間がかかることを連携することによって前進させていくことが大きな役割です。

現在の4団体の代表は、それぞれ過去の経験を活かした“セカンドステージ”の活動に取り組んでいて、さらにセカンドステージ連盟として一致して活動をすることによって、多くの方々のセカンドステージを作り出し、その活動を支援して、広くセカンドステージの必要性を訴えかけていくことも掲げています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

味覚を正常に保つための方法として塩分を減らした食事がすすめられます。しかし、塩分を減らすとおいしさを感じにくくなり、これが食欲を低下させ、栄養摂取にも影響を与えるようになります。

食塩を減らしても野菜や魚類などから摂った出汁(だし)が多ければ、汁物や煮物などは薄味になってもおいしく食べられるようになります。また、塩分を減らした代わりに、他の味でカバーすることができます。

これは高血圧の食事療法にも使われている手法で、出汁は鰹節、昆布、干し椎茸、煮干の旨味成分を活用することでコクのある味わいにできます。

もちろん食材の持ち味(食品本来の味)で食べるようにすると余計な調味料がいらなくなります。できるだけ旬のもの、鮮度のよいものを選ぶことが大切です。

酸味を活かすのも効果があり、酸味を塩味の代わりにすることができます。ゆず、レモン、夏みかんなどの柑橘類や梅干し、ヨーグルトなどを利用すると和え物、サラダ、焼き物などは食塩なしでもおいしく食べられます。

ただし、梅干しは重量の20%ほども塩分が含まれているので少なめの量にしておきます。

酢も上手に使える調味料です。ごま油、大豆油、バターなどを使って炒め物、揚げ物、ムニエルなどを作り、これに酢を加えることで濃厚な感じの味になり、食塩を減らすことができます。

香ばしさや香りも有効な方法で、肉や魚などを少量の醤油と砂糖を使って、ほどよく焼くと香ばしさが出ます。焦げた味は不快ですが、少しだけ焦げた味は香ばしさにつながります。しそ、しょうが、ねぎなどの香りを活かすと味が引き締まって、おいしさが増します。

煮物や漬物は塩味が食材に染み込むために塩分量が多くなりがちです。塩味は舌の表面で感じることから、塩や醤油は振りかけたり、つけて食べることで全体の塩分は少なくても塩味を強く感じることができます。

塩分の感じ方は温度にも影響されます。揚げ物、焼き物、蒸し物は熱いうちに食べることで、薄味でもおいしく食べることができます。また、サラダ、冷や奴などは冷たいうちに食べると、薄味でもおいしく食べることができます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

LDLコレステロール値が高い人は、運動をすることをすすめられます。

中性脂肪は運動によって減少しやすい脂肪であるために運動をする意味も理解しやすいのですが、コレステロールは運動によって代謝されるタイプの脂肪ではないために、その意味がわからないと運動を続ける気持ちが高まらないかもしれません。

悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLは運動をして直接的に減るものではありませんが、善玉コレステロールとも呼ばれるHDLとLDLはバランスを取っていて、HDLを増やすことによって、LDLを減らすことができます。

運動によってHDLが増える理由ですが、HDLは肝臓の血流がよくなり、末梢の血管の血流がよくなることで合成が進んでいきます。ウォーキングは全身の血流を盛んにする働きがあり、肝臓の血流も盛んにすることができるからです。

HDLを減らす要因として運動不足や喫煙、糖尿病などがあげられていますが、これらは末梢の血流を低下させるものばかりです。末梢の血流が悪いとHDLが合成されにくくなるので、全身の血流をよくする有酸素運動のウォーキングは効果的です。

LDLが増えるとHDLが増えるというバランス調整は、中性脂肪値が正常であることが条件となっているため、血液中の中性脂肪が多い人は、ウォーキングによって中性脂肪をエネルギーとして代謝させることで、HDLを増やすことができるようになります。

有酸素運動とコレステロール値の関係については、さまざまな研究が行われ、HDLを増やすためには、1週間に900kcal以上のエネルギーを消費する運動をすることが効果的です。また。30分間以下の運動では効果はないものの、それ以降10分間増えるごとにHDLコレステロール値は約1.4mg/dlずつ増えるとの発表もあります。

厚生労働省のエクササイズガイドによると、スタスタと勢いよく歩く速歩を体重60kgの人が1時間(約6000歩)で約1400kcal、70kgの人では約1700kcalとなります。

900kcal以上の運動なら週に4~5回、10分間ずつのウォーキングでもよいことになりますが、30分以上の運動でHDLが増えていくので、週に1~2回、40分間以上のウォーキングをするのがよいということになります。

しかし、これは普段の歩行数が多めの人の場合です。厚生労働省の国民健康・栄養調査では、1日あたりの歩行数とHDLコレステロール値の関係を男女別に調べています。これを見ると、歩行数が8000歩を超えるとHDLコレステロール値が顕著に増えています。

女性は男性に比べて、歩行数が少なめの人であってもHDLコレステロール値が高く、歩行数が増えた場合のHDLコレステロール値の上昇の傾向も大きくなっています。男性は女性に比べるとHDLが少なく、ウォーキングの効果も出にくいので、できるだけ機会を見つけて、歩くように心がけたいものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

血液中の中性脂肪はブドウ糖と並ぶ重要なエネルギー源です。体内では普段から、その二つのエネルギー源を使って活動のためのエネルギーを作り出しています。個人差はあるものの、平常時にはブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいの割合で使っています。

脂肪酸は中性脂肪の構成要素で、グリセリド1個に脂肪酸3個が結びついたものが中性脂肪です。

運動をしたときには、すぐに大量のエネルギーが必要になるので、代謝しやすいブドウ糖を多く使います。そのため、エネルギー配分はブドウ糖80%:脂肪酸20%くらいに変わります。

しかし、ブドウ糖は10~15分間しか大きなエネルギーにはならないため、その時間を過ぎると脂肪酸へと主に使用するエネルギー源が切り換わります。エネルギー配分ではブドウ糖35%:脂肪酸65%くらいになります。

血液中の中性脂肪が多い場合には、10~15分間を超える運動時間が必要で、できれば30分間以上のウォーキングをするようにします。

有酸素運動は30分間続けることで、15~20分間、脂肪代謝を盛んにできるわけですが、30分間のウォーキングの時間が取れないときには10分間のウォーキングを1日に3回行うことでも同様の効果が期待できます。

10分間のウォーキングでは体脂肪の減少が少ないように思われるかもしれませんが、そのときにも脂肪酸が20%ほどは使われています。それに加えて、運動を終えてからも筋肉の中にある脂肪分解酵素のリパーゼが働いている30分間は脂肪酸が代謝し続けています。

1日に1回のウォーキングよりも、3回に分けて歩いたほうが運動後の脂肪減少の機会が3倍になっているので、中性脂肪の減少に、それほど大きな差は出てこないわけです。

ウォーキングによって、内臓脂肪がエネルギーとして使われやすいのは全力で運動をしたときの50~60%の負荷がかかった状態です。歩くスピードとしては、スタスタという感じで、腕を前後に大きく振りながら、歩幅も広くする歩き方が、これに当たります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕