投稿者「JMDS」のアーカイブ

サプリメント・健康食品の機能性は、研究は進んでいたものの、それを表示して販売することができない時代には、もっと研究したいと研究者が望んでも決定的な研究発表ができないという状態がありました。そのために、新たなサプリメントなどの素材や製品が、なかなか登場しないという時期もありました。

機能性を表示して販売できるものとしては、1991年に特定保健用食品(トクホ)の制度が始まりましたが、それに続く機能性表示食品制度が始まったのは2015年のことで、四半世紀ほどの期間がありました。

機能性表示食品の検討が始まったときから、サプリメントの機能性研究は急にスピードが上がり、より高い効果を求めて、同じ素材であっても最も優れた品種、栽培地、栽培時期、収穫時期、使用部位、部位の加工法、抽出法、凝縮法などが追求されました。

そのおかげで、同じ素材名のものが同じだけ使われていても、過去の素材よりも内容的に優れているものが登場するようになり、いわゆる“よいもの”が多く紹介されるようになりました。

その“よいもの”が増えてきたために、よくないことも起こるようになりました。それは「よいもの×よいもの=悪い結果」ということで、これまでは医薬品と一緒に摂っても特に問題が起こらなかったサプリメントに相互作用が起こるようになったことです。

相互作用は医薬品の種類が重なることによって、成分同士のバッティングが起こることを指していましたが、今ではサプリメントの成分と医薬品との間でも相互作用が起こるようになりました。

アメリカの「ナチュラルメディシン・データベース」は、サプリメントの成分と医薬品の相互作用が主な項目ですが、徐々にサプリメントの成分同士の相互作用の例が増えてきました。

今ではサプリメントは食品だから安心だ、大丈夫だという時代ではなくて、機能性が高まったために医薬品の相互作用と同じように注意をしなければならない時代に突入しているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

転倒による骨折は一般的な医療問題で、移動能力の低下、それに伴う医療費の増加、予後と関連しています。2017年には世界で60万人以上が転倒をきっかけに死亡したと報告されていて、転倒を未然に予防することは喫緊の課題と考えられます。

転倒の一般的なリスク因子には、高齢、神経筋疾患、鎮痛薬の使用、下肢筋力低下などがあげられますが、さらに肝硬変患者ではサルコペニア、フレイル、肝性脳症も転倒につながることがあります。

肝性脳症の従来の検査法として、さまざまな診断ツールが用いられていて、ANT(アニマルネーミングテスト)は1分間に回答できる動物の数によって評価する神経機能検査で、検査に必要な時間が短いこと、検査機器が必要ないことから欧州肝臓学会で推奨されている唯一の肝性脳症の簡易検査法となっています。

しかし、日本ではANTの検討は不十分で、ANTの結果と転倒、転倒による骨折との関連については検討されていませんでした。

岐阜大学大学院医学系研究科消化器内科学分野のグループは、肝硬変患者における転倒、転倒に伴う骨折の実態とANTで評価した神経機能との関連を明らかにしました。

この研究では、肝硬変患者94名を対象としていますが、年齢中央値72歳の肝硬変患者(30%が女性)において19%が1年間以内に転倒しており、5%が転倒に伴う骨折をしていました。

転倒あるいは骨折既往を有する肝硬変患者のANTの結果は、転倒や骨折既往のない患者と比較して有意に数が少ないことが明らかになりました。

この研究の成果から、ANTを用いて肝硬変患者の転倒と骨折のリスクを把握することで、将来の転倒と骨折の予防と健康寿命の伸長に起用することが期待されます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「さかなの日」さかなジャパンプロジェクト推進協議会が、さ(3)とな(7)の日に魚を食べることを提案していることから制定。

「サウナの日」日本サウナ・スパ協会がサ(3)ウナ(7)の語呂合わせで制定。

「メンチカツの日」味のちぬや(香川県三豊市)がメンチカツを関西ではミンチカツと呼ぶことからミ(3)ンチ(7)の語呂合わせで制定。

「ななつのしあわせミックスナッツの日」九南サービス(宮崎県都城市)が7種類のナッツをミックスした、ななつのしあわせミックスナッツの普及を目的にミ(3)ックスナ(7)ッツの語呂合わせで制定。

毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

日本人は冷え性が多い国民と言われていて、その理由として血液温度が低いことがあげられています。手足が冷えるのは、血流がよくないために温かな血液が巡ってくるまでに時間がかかり、放熱に対して熱の補充が間に合わないからだ、と説明されることがあります。

血流の低下は、確かに冷えの原因ではあるものの、日本人の場合には他の大きな要因があります。それはタイトルにあるように血液温度の違いで、日本人は欧米人などに比べると1℃ほど低くなっています。

日本人の血液温度は37〜38℃で、この温度の血液が送られてくることで平熱の36〜37℃が保たれています。欧米人や北方アジア人などの血液温度は38〜39℃となっています。わずか1℃ほどの差ですが、これが健康度に大きな影響を与えているのです。

健康に関して最も大きな影響を与えているのは血管の状態です。血管の老化を進めるものとして中性脂肪やコレステロールが知られていますが、中でも動物性の脂肪である飽和脂肪酸は血液中で固まりやすくなっています。動物の血液温度をみると、羊は約44℃、鶏は約42℃、牛と豚は約40℃となっていて、この温度で溶けている脂肪は、それよりも低い温度の血液の中では固まりやすくなります。

日本人は血液温度が低いので、より固まりやすく、その結果として動脈硬化になりやすい体質となっています。血液温度に影響を与えているのは全身の細胞で作り出されているエネルギーで、発生したエネルギーの半分ほどは熱となって、体温の保持に使われています。

多くのエネルギーを発生させるのは脂肪で、肉類に多く含まれている脂肪は重要な熱源でもあり、血液温度を高めるために重要なものです。

日本人の肉食の摂取量は1947年(昭和22年)当時と比べると今では6倍にもなっています。血液温度を高めるためにはエネルギー量が高い脂肪を摂ることがすすめられることもあるのですが、脂肪の摂取は動脈硬化を増やすことになるという悩ましいことなのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

高齢者の歩行速度に関わる下肢機能として、足関節底屈機能の重要性が多数報告されています。これまで足関節底屈の筋力(強い力を出す能力)だけでなく、運動速度(素早く動かす能力)も歩行にとって重要であることが報告されてきましたが、足関節底屈運動速度の基礎的な特性については明らかにされていませんでした。

底屈運動速度が加齢に伴って、どのように変化するのか、また男女間で機能が異なるのかなどの機能特性を明らかにする研究が大阪公立大学大学院の研究グループによって実施されました。

対象となったのは、18〜91歳までの健常成人550名で、足関節底屈運動速度と足関節底屈筋力の計測が行われました。対象者を若年群(18〜39歳)、中年群(40〜64歳)、前期高齢群(65〜74歳)、後期高齢群(75歳以上)の4つの年代グループと男女2つのグループに分類して、各機能の加齢変化と性差について検討されました。

その結果、底屈運動速度は若年群から後期高齢群にかけて約26%低下し、底屈筋力と同様の加齢変化を示すことが明らかとなりました。一方で、性差に関して底屈運動速度の男女間での差は1%未満であり、底屈筋力とは異なる特徴を示しました。

さらに、底屈運動速度に対する底屈筋力の寄与率が16%と小さな値を示したことから、運動速度は筋力に依存しない独自の性質を持つ機能であることが明らかにされました。

底屈筋力は加齢とともに減少することに加え、男女間でも差があることから、筋力と運動速度は別の指標として考える必要があり、高齢者の歩行機能を向上させるためのリハビリテーションにおいて、筋力とは異なる戦略で運動速度のトレーニングを行う必要性を示しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ミールタイムの日」ファンデリー(東京都北区)がミールタイムを通じて食事の大切さを知ってもらうことを目的にミー(3)ル(6)の語呂合わせで制定。

「ミロの日」ネスレ日本が麦芽飲料ミロの普及を目的としてミ(3)ロ(6)の語呂合わせで制定。

「スリムの日」ワコールが3月から薄着のシーズンでスリ(3)ム(6)の語呂合わせで制定。

毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

認知症は忘れやすくなるだけでなく、忘れたことも忘れるという状態で、高齢化率が高まっていくにつれて、認知症患者が増えていくのは当然と言われます。

厚生労働省の「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%で、その数は約602万人であって、高齢者の6人に1人が認知症となる計算です。

認知症の検査をすると、完全に認知症とは診断できないものの、検査項目の一部が該当する、どれも病気のレベルには達していないものの、もう少しで達してしまうというような状態があり、これが軽度認知障害と呼ばれています。

軽度認知障害(MCI:Mind Cognitive Impairment)は厚生労働省研究班によって認知症の前段階として位置づけられ、従来の認知症の診断基準に示された項目を満たすようになった段階では、もはや早期とはいえないと指摘されています。

軽度認知障害と認知症は特定の疾患ではなく、認知機能低下症状におけるステージや状態を示すもので、潜在的な疾病、疾患や身体状態が引き金になるとされています。

認知症と軽度認知障害の患者は高齢化が進む我が国においては増え続ける一方で、2025年には認知症患者は700万人、軽度認知障害は600万人を超えると推定されています。これ以降の推定値は発表されていないのですが、来年の出来事です。

2025年の65歳以上の推定人口は3657万人であって、認知症患者と軽度認知障害患者を合わせた1300万人は高齢者の2.8人に1人の割合にもなります。高齢者のうち後期高齢者のほうが前期高齢者を超えたのは2018年で、それから6年も経過しているので、さらに増えることは普通に考えられることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

信州大学医学部とサンスターは、共同研究によって、長野県塩尻市の国保特定健診受診者を対象に、任意の歯科的介入として歯科健診、歯科保健指導、口腔清掃補助用具セット(歯間ブラシ、洗口液、使い方説明書)の配布を実施し、口腔と全身の状態と保健行動の変化を分析しました。

その結果、特定健診と歯科的介入を受けた人は、歯間ブラシや洗口液の習慣化や運動・飲酒習慣等の保健行動が改善し、それらを通じて、口腔・全身状態にもよい影響を与えたことが明らかにされました。

対象となったのは、長野県塩尻市の国保特定健診受診者のうち、研究参加に同意し、2018年と2021年の両年に特定健診と任意の歯科的介入を受けた131名(平均年齢60.9±8.5歳)、特定健診のみ受診した197名(62.2±7.8歳)です。

歯科的介入として、特定健診受診時に歯科健診、歯科保健指導を実施し、さらに受診時と2〜3か月後に郵送で計2回、口腔清掃補助用具セットを配布しました。その後、特定健診と任意の歯科的介入を受けた人の3年後の口腔に関する保健行動、状態の掲示変化と、さらに特定健診のみを受けた人と比較した3年後の全身状態に関する保健行動と状態の掲示変化について分析が行われました。

特定健診と歯科的介入を受けた人の口腔状態について、歯肉出血ありの場合、未処理歯ありの場合は3年後に有意に減少しました。また、歯周ポケット深さ4mm以上ありの割合も減少しました。

さらに、全身状態について、特定健診と歯科的介入を受けた人は腹囲、脂質異常症、高血糖該当ありの割合が3年後に減少したのに対し、特定健診のみ受診した人は高血糖ありの割合のみが減少しました。

特定健診と歯科的介入を受けた人の口腔に関する保健行動については、歯間ブラシと洗口液の使用率がそれぞれ3年後に45.8%→56.5%、25.2%→44.3%へ有意に増加しました。

また、生活習慣については、特定健診と歯科的介入を受けた人は、特定健診のみ受診した人と比べて多くの項目で行動変容が見られ、特に「30分以上/日の運動をする」「飲酒を毎日または時々する」「朝食を3回/週以上抜く」「間食を毎日または時々する」割合が改善しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「常陸牛の日」茨城県常陸牛振興協会が1977年3月5日の設立日にちなんで制定。

「産後ケアの日」日本製紙クレシアがポイズの普及に産後ケアの日実行員会を立ち上げて産(3)後(5)の語呂合わせで制定。

「三幸の日」三幸製菓が三つの幸せをアピールするために三(3)幸(5)の語呂合わせで制定。

「スリランカカレーの日」アクティブインターナショナル(神奈川県川崎市)がスリランカカレーのミックススパイスのトゥナパハはスリランカのシンハラ語のトゥナ(3)パハ(5)を指すことから制定。

毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

文章は短いほうが頭に入りやすいということを常に心の中心に置いていて、1行が40字の文書作成ソフトの場合には2〜3行で句点(。)で区切るのを原則としています。これは小学5年生のときに父から書き写しをして文章の勉強をするように日課として渡された朝日新聞の天声人語(朝刊1面の連載コラム)の短文を見本としていたからで、短い文を数多く重ねるということで起承転結の書き方を覚えてきました。

当時の天声人語は800字でしたが、今は新聞の文字が大きくなったために603字となっています。文章は800字で完結させれば、それが1000字でも、それ以上でも増やすことは難しくないということも覚えました。

短文の面白さを知ったのは小学校に上がる前の3年間、母の実家の寺(新潟県出雲崎町)で暮らしていたときに、意味もわからずに正信念仏偈を見ながら住職の祖父の声を頼りに見ていたことがきっかけでした。正信念仏偈は親鸞聖人が記した7言120句の文章で、全体で840字となっています。

この長さなら覚えられるし、書けるという感覚でしたが、もっと短い文に巡り合ったのは中学3年生のときに、転校先の新潟県糸魚川市の相馬御風記念館(糸魚川歴史民族資料館)で見た相馬御風さんの詩でした。

出雲崎町は良寛和尚の生まれ在所で、良寛和尚を有名にした研究者の第一人者が相馬御風さんであったことから興味を持ちました。著名な文学者ですが、有名な詩としては早稲田大学校歌「都の西北」、童謡「春よ来い」、歌謡曲「カチューシャの唄」などがあり、私が通っていた糸魚川中学校の校歌の作詞者でもありました。

できるだけ短い文字数で表現することが仕事になったのは、機関誌の編集のタイトル、テレビ番組のテロップの作成でした。キーワードを本文の中に入れ込んで、書くことの重要性を教えてもらったのは若い頃に巡り合った米山正夫先生(あまりにも有名な作詞・作曲家なのでネット検索してください)で、有名な言葉をもじって強い印象を与えるというコラムの書き方でした。

その指導で私が文に使ったのは「身から出たサービス」「絵に描いたモチベーション」「オンをオフで返す」「狂気の沙汰も金次第」「腐ってもタイアップ」「信じるものは足元をすくわれる」などで、自分でも面白いと思った短文が思い浮かんだときには、よい文章になることを何度となく経験してきました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕