小学校では算数の基本的な計算ができるようになったら、次には文章題によって何が問われているのかを理解して、問われていることに対して的確に答えることが求められるようになります。それまでの加減乗除の理解だけでは解けない問題が増えて、理解度が重視されるようになります。
ところが、学習障害の識字(読字)障害がある子どもの場合には、読むことが苦手なうえに、読んだことを覚えて理解することが難しく、理解したことをベースにして考え、それを過去に覚えた方法で計算することも苦手です。初めから計算問題として出されていれば簡単に解答できるのに、出題によっては、そこまでたどり着けないということも少なくないのです。
これは小学校までの話で、中学校になると方程式を使って計算をして解いていくように数学の学習内容が変わります。中学受験では文章題で回答する形式の出題をされていても、合格したら、そこから先は文章題の克服は役に立ちにくいことが多くなっています。
そこで小学生のうちに中学校、高等学校で役立つように計算が正確に、かつ早く解けるようにすることを重視した教育、例えば分数や割合などを繰り返し計算することが重視されます。数字の感覚が身についたばかりでは分数や割合、面積を求める公式などを充分に理解するのは難しく、そこに時間を取られるのは学習に困難さがある子どもに苦痛にもなりかねません。
では、文章題は重視しなくてよいのかというと、文章題は数学の授業では少なくなっていくといっても、実際の社会生活では、計算を必要とする場面があり、どのように計算をすればよいのかを理解することが必要となっていきます。子どもの発達の状態に合わせて、文章題の重要性は異なることが多く、将来を見越して学習内容を考えることが重要となります。
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広く健康に関わる記念日について紹介します。
3月8日 サントリースピリッツがレモンの酸(3)味と炭酸のパチパチ(8)の語呂合わせで「レモンサワーの日」と制定。鯖や(大阪府豊中市)がサ(3)バ(8)の語呂合わせで「サバの日」と制定。すし慶(滋賀県長浜市)がサ(3)バ(8)の語呂合わせで「鯖すしの日」と制定。東の食の会、岩手缶詰、岩手県産がサ(3)ヴァ(8)の語呂合わせで「サヴァ缶の日」と制定。和歌山県農業協同組合連合会が3月はさやえんどうのハウス栽培が最盛期でさ(3)や(8)の語呂合わせで「さやえんどうの日」と制定。中沢乳業(東京都港区)がサ(3)ワー(8)の語呂合わせで「サワークリームの日」と制定。スギ製菓(愛知県碧南市)が創業の月や幸(3)、たこの足が8本であることから「日本列島たこせんべいの日」と制定。毎月8日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)。
3月9日 京都一の傳(京都府京都市)が西京漬のうち魚を二昼夜以上漬ける本漬けを製造することからサ(3)カナ(7)の二昼夜後を「西京漬の日」と制定。日本生命保険相互会社が支えてくれている人に感謝を伝える日としてサン(3)キュー(9)の語呂合わせで「サンクスサポーターズデー」と制定。HAPPY & THANKS(千葉県千葉市)がありがとうを言葉に託して感謝を伝える日としてサン(3)キュー(9)の語呂合わせで「3.9デイ(ありがとうを届ける日)」と制定。カバヤ食品がチョコビスケットさくさくぱんだの普及のためにさ(3)く(9)さ(3)く(9)の語呂合わせと3.9デイから「さくさくぱんだの日」と制定。おおきにコーヒー(大阪府大阪市)がミックスジュースの普及のためミ(3)ック(9)スの語呂合わせ、おおきにをサン(3)キュー(9)にもかけて「ミックスジュースの日」と制定。日本雑穀協会がざっ(3)こく(9)の語呂合わせで「雑穀の日」と制定。日本脳卒中協会が脳梗塞の予防に脈のチェックが役立つことからみゃ(3)く(9)の語呂合わせで「脈の日」と制定。子宮体がんの会ももとうふが子宮頸がんを予防する日の4月9日の1か月前を子宮体が頸部よりも上であることから「子宮体がんの日」と制定。ピジョンが、さ(3)く(9)乳の語呂合わせで「さく乳の日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。
3月10日 カゴメがミー(3)ト(10)の語呂合わせで「ミートソースの日」と制定。明治が3月はたけのこの旬で里(さと)を3と10と読むことから「たけのこの里の日」と制定。名古屋コーチン協会が1905年3月10日に名古屋コーチンが日本初の実用品種として日本家禽協会から認定されたことにちなんで「名古屋コーチンの日」と制定。クラシエフーズがミ(3)ント(10)の語呂合わせで「ミントの日」と制定。大塚食品がゼロ(0)ミー(3)ト(10)の語呂合わせで「ゼロミートの日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)。
3月11日 災害時医療を考える会が東日本大震災の発生した日に災害時の体制を考える機会にすることを願って「いのちの日」と制定。エールマーケットが東日本大震災の記憶を忘れずに防災用品の備蓄を目指して「おくる防災の日(防災用品を贈る日・送る日)」と制定。毎月11日は「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)。
3月12日 DAGASHIで世界を笑顔にする会(岡山県瀬戸内市)がお菓子の神様・菓祖として知られる田道間守公の命日を「だがしの日」と制定。ワコールが自分の体型にフィットする下着を選んでもらうことを目的にサ(3)イズ(12)の語呂合わせで「サイズの日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。
3月13日 まるか食品がペヤングソースやきそばが1975年3月13日に発売されたことから「ペヤングソースやきそばの日」と制定。毎月13日は「一汁三菜の日」(一汁三菜ぷらす・みらいご飯)。
3月14日 石村萬盛堂(福岡県福岡市)がバレンタインデーの1か月後にお返しとして白いマシュマロを贈ることを提案して「ホワイト・デー」と制定。不二家がホワイトデーにパイを食べてもらうことを目的にπ(パイ)が3.14とされることから「不二家パイの日」と制定。切腹最中を販売する新正堂(東京都港区)が忠臣蔵の元禄14年3月14日にちなんで「切腹最中の日」と制定。ポーラがホワイトデーにちなんで「美白の日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。
1日に、どれくらいのエネルギー量の食事をすればよいかは、消費エネルギー量から計算されます。その計算式に使われる身体活動レベルの数値は、以前に比べると低くなっています。これは厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に示されていて、低下は国民的に活動量が減っていることと関係しています。
1日に必要な消費エネルギー量は、身長とBMIから標準体重を計算することから始まります。その計算は「身長(m)×身長(m)×BMI22」で、ここで求められたものが標準体重(kg)となります。
次に、標準体重に基礎代謝基準値をかけて基礎代謝量を計算します。「標準体重(kg)× 基礎代謝基準値=基礎代謝量(kcal)」で、基礎代謝基準値(1日体重1kg当たりの基礎代謝量の目安)は性別と年齢によって異なっています。
基礎代謝基準値〔男性〕12~14歳:31.0、15~17歳:27.0、18~29歳:24.0、30~49歳:22.3、50歳以上:21.5
基礎代謝基準値〔女性〕12~14歳:29.6、15~17歳:25.3、18~29歳:22.1、30~49歳:21.7、50歳以上:20.7
基礎代謝基準値を見ると、男性のほうが女性よりも代謝がよくて、年齢を重ねるにつれて低下していくことがわかります。
その次に、基礎代謝量に身体活動レベル指数をかけて1日の摂取エネルギー量を計算します。「基礎代謝量(kcal)×身体活動レベル=1日の摂取エネルギー量(kcal)」
身体活動レベルは、活動量によって異なる消費エネルギー量を基礎代謝量の倍数と示したもので、レベルⅠが1.50、レベルⅡが1.75、レベルⅢが2.00とされています。以前は少ない、普通、多いの3段階で、1日の労働量で区別されていました。通常の事務仕事や家事仕事が普通(レベルⅡ)となっています。
今から10年ほど前には、少ないの下があって、今のレベルⅡが少ないでした。つまり、1段階低く設定されているわけで、それだけ日本人の活動量が減っていることを示しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、外出が自粛となり、運動不足の前に歩く時間が減り、家にいる時間が増えたことによる食べ過ぎ、健診・検診の減少、通院機会の減少があり、さらにストレスの蓄積と健康の維持にとってはマイナスになることが続きました。その影響は収束してきても、再感染や他の感染症のリスクがなくなったわけではありません。
マスクをつけ続けるだけでもストレスであり、脳の健康寿命ということでもストレスに酸素不足は決してよいことではありません。マスクをしていると吸い込む酸素量が減ると同時に、本来なら吐き出されるはずの二酸化炭素を再び吸い込むことになるので、相対的に吸い込む酸素量が減り、脳に届けられる酸素量も減ってしまいます。
酸素を全身に運んでいるのは血液中の赤血球で、運動不足で血流が低下するだけでなく、ストレスでは自律神経の交感神経の働きが盛んになって血管が収縮することによって、さらに血流が低下してしまいます。食べ過ぎで血液中のブドウ糖や中性脂肪が増えることでも血流は低下します。
8020運動の観点でも外出して身体を動かすことは大切です。8020運動というのは、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことによって健康寿命を延ばすことを目指しています。歯が丈夫なら、よく噛める、栄養が補給できるというだけでなく、外出して食事をするなど活動的になり、これが身体の健康の維持につながると考えられています。身体の健康には脳の健康も含まれていて、いろいろと関心をもって活動することが脳を刺激して、これが認知症を予防することになり、脳の健康寿命を延ばすことにもつながるということです。
一般にサプリメントアドバイザーと呼ばれるサプリメントと健康食品のアドバイスを行う専門職がいます。各団体から名称が異なる資格認定が行われていますが、その多くは厚生労働省による通知の「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」(平成14年2月21日)に従った講習と認定を実施しています。
多くと書いたのは、サプリメントに関する資格認定を通知に基づかずに独自に実施している団体もあるということで、厚生労働省がアドバイザリースタッフとしてホームページに掲げているのは3団体だけです。その3団体(50音順)は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会(食品保健指導士)、一般社団法人日本食品安全協会(健康食品管理士)、一般社団法人日本臨床栄養協会(NR・サプリメントアドバイザー)です。
以前は4団体で、もう一つは独立行政法人国立健康・栄養研究所で、認定資格はNRでした。これはNutritional Representativeの略で栄養情報担当者と訳されていました。日本臨床栄養協会が初めに認定していたのはサプリメントアドバイザーで、この2つの資格が合同して現在のNR・サプリメントアドバイザーとなりました。
日本メディカルダイエット支援機構の小林正人理事長は、「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」の作成に関わり、国立健康・栄養研究所認定のNRの法律講師を担当していました。また、当時所属している病院栄養管理研究所の所長(国立病院出身の管理栄養士)が日本臨床栄養協会の立ち上げメンバーで副会長だったこともあって、サプリメントアドバイザー制度の立ち上げにも参加したという経緯があります。
また、小林理事長が日本健康・栄養食品協会の会長と同じ団体の役員であったことや、日本食品安全協会の創設者であって薬学博士との交流があったことから、現在の各団体の活動と内容は熟知しています。
アドバイザリースタッフは更新教育によるレベルアップと消費者への相談対応が重要な役割ですが、厚生労働省のホームページのアドバイザリースタッフのページには、相談受付としてアドバイザリースタッフ研究会が掲載されています。この研究会の代表世話人であり、プロに対するサプリメント講習の講師である千葉一敏さんは、日本メディカルダイエット支援機構と連携する重要な役割をされている方です。
私たちの子どもの頃(今から60年ほど前)には、新聞少年と牛乳少年がいて、早起きをして家族のために働く同級生のことをあげて、親から朝寝坊をしていることを叱られた記憶がある人も多いかと思います。「新聞少年」は歌手の山田太郎のヒット曲で、これはよく知られています。もう一つはあまり知られてはいないのですが、二匹目のドジョウを狙って山田太郎は「牛乳少年」も歌っています。山田太郎のベストアルバムには「新聞少年」と「牛乳少年」が収められています。
記憶にないという人が多いのはヒットはしなかったということですが、同級生が朝早くに配達したビン入りの牛乳を毎朝飲んでいました(といっても1本全部ではなくて家族で分け合っていたのですが)。家の玄関口には牛乳箱があり、ここに書かれていた森永乳業、明治乳業というメーカー名が記憶に残っている人も多いかと思います。
新聞配達は朝刊を朝早くに配ることから早朝の新聞配達は今でも続いています。それに対して牛乳配達は、スーパーやコンビニでいつでも買える時代には必要のないものとなりましたが、牛乳配達のおかげで日本に定着したのは朝食に牛乳を飲むという文化です。学校給食が始まってからは子どもは朝昼で飲むことになるからというので、朝は子どもは牛乳なし、少しの量しか飲ませてもらえないということもありました。
朝早くの牛乳配達は、何も朝食で牛乳を飲んでもらおうとして始まったことではなくて、冷蔵庫の普及が関係していました。牛乳屋には冷蔵庫があって、ここまでは冷蔵して運ぶことができたものの、家庭の冷蔵庫の普及率は低くて、寒い時間に配達されたら、それをすぐに飲むという習慣が広まりました。
今では朝の乳製品は腸内細菌を増やすためにも、就寝中に不足するタンパク質を補うためにも必要だということがわかってきていますが、欧米では牛乳はいつ飲んでもよいということを知ってから、調べてわかったことでもあります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
「ごりむちゅう」とパソコンに打ち込んで変換キーを叩けば、「五里霧中」と変換されます。五里霧中は、五里にもわたって先が見えない霧の中ということから、「物事の事態がつかめず、この先どうなるかわからないこと」を指しています。新型コロナウイルス感染症が感染拡大している段階では、どんな対策をすればよいのかわからず、まさに五里霧中の状態でした。この先が見えない状況のことを新たな四字熟語で“国民年金”のこととされた時期もありましたが、今では“医療制度”“保険制度”“金融体制”“外交問題”となるのかもしれません。
五里霧中をもじった今回の新四字熟語の「後利夢中」は、利益を後回しにすることに夢中になる、一つのことに心を奪われて他のことを考えないことを指しています。この“後利”が使われた四字熟語があって、それは中国の古典の『四書』の一つの『孟子』に出てくる「先義後利」です。後利の読み方は“ごり”ではなくて“こうり”で、先義後利は道義を優先させて利益が後回しにすることを意味しています。
先義後利は経営者が好きな四字熟語で、流通や小売店の経営者の自伝や文章、インタビューでもよく出てくる言葉です。コロナ禍で流通の世界は、「利益は後回しでよいので世のためになることが大事」などと言っていられなくなり、過去に先義後利を唱えていた経営者が逆のことをしているというのも目にしています。
コロナ禍が収まってから後のことを考えていたのでは、健康面で大きなマイナスを与えた状況から脱却できなくなるので、少しでも落ち着いてきた段階で、コロナ後の利、つまり「後利」を考えて、一気に回復させるために「夢中」になって取り組める理屈やシステムを考えることが重要と認識しています。
発達障害児は、すべての子どものうち10人に1人はいるとはいっても、その事実を受け入れがたく、周囲に隠そうとする保護者は少なくありません。隠すというのは、発達障害児施設に通所していることを周囲に隠すというよりも、病院で診断を受けても申請をしないために改善のための療育が受けられない、そもそも病院で診察を受けさせないという保護者の存在です。そのことによって発達障害を改善するための支援が受けられなくなり、改善の余地があるのに改善できないということも起こっています。
発達障害児というのは、発達障害者支援法では、発達障害があり、社会的障壁によって日常生活や社会生活に制限が生じている18歳未満の子どもを指しています。社会的障壁がなければ、発達障害があったとしても発達障害児にならないというのが法律の根本的な主旨となっています。
社会的的障壁というと、制度や慣行、観念のほか、周囲が理解していないために生じる一切のものを指しています。通常は、発達障害がある子どもが差別を受けたり、改善のための方策を受けることができない状態を指しています。保護者が改善を求めても、それがかなえられない状況などがあげられていますが、周囲に隠そうとする行為によって改善の機会を失わせることも社会的障壁の一つだと考えられています。その隠す行為は、差別と変わらないという指摘もされています。
隠そうとする保護者にも理由があり、それをせざるを得ない事情があることは理解しています。しかし、子どもが今後、学校で学び、社会に出て働くときに、あらぬ差別や偏見を受けたり、生まれ持った才能を発揮できないようなことになっては、保護者が妨げとなることにもなりかねません。そのようなことがないように相談することが大切で、法律に基づいて相談を受け、支援をする体制は整っているので、初めから社会が受け入れてくれないと拒否するような姿勢は改めなければならないということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
朝食は食欲が湧かないので軽く済ませたいという人もいますが、朝食ではたんぱく質が豊富に含まれた肉類、魚類、卵、乳製品、大豆・大豆製品を摂ることが大切になります。寝ている間には脂肪の分解が起こりにくいので、主には糖質のブドウ糖がエネルギー源として使われます。
血液中のブドウ糖には限りがあって、不足すると体内のタンパク質を分解してアミノ酸にして、これをエネルギー源として使っています。そのため筋肉が減った状態になります。これを朝食で補おうというわけです。(食事に含まれているものは“たんぱく質”、体内にあるものは“タンパク質”と使い分けています)
たんぱく質を朝食で補う必要があるのは、一般には就寝前に比べて起床時の体重が1kgほど減っている状態のときです。
では、夕食に糖質を多く摂り、場合によっては寝る前に糖質を摂って、筋肉のたんぱく質を減らさないようにしようということを考える人もいます。しかし、科学的なダイエットを考えるなら、夕食で糖質を多く摂りすぎることも、それ以降に糖質を摂ることも避けるべきです。というのは、血糖値が高まった状態で就寝すると、夜は活動が少なくてエネルギー消費も少ないことから、余ったブドウ糖が肝臓で脂肪に多く合成されるようになり、脂肪細胞に蓄積される脂肪が増えることになります。
また、夜は自律神経の副交感神経の働きが盛んになっていて、糖質の消化も吸収もよくなり、膵臓からインスリンが多く分泌されるようになります。インスリンには肝臓での脂肪の合成を高める作用があるので、なおさら寝ている間の脂肪の蓄積が増えていくことになるということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
日本メディカルダイエット支援機構の支援は間接支援を指していて、直接的に支援をする人を支援するのが自分たちの役割だと認識しています。私たちの支援を受ける人たちには教育や情報発信という直接的な支援なのですが、団体などを通じて最終的に支援を受けている人にとっては間接支援となります。
フードバンクを例にあげると、食品の安全性の知識は食品を寄付する人にも、その寄付を受けて配布する人にも、そして配布される人にも知っておいてほしいことですが、時間的にも物理的にも難しいというのが実態です。そこでフードバンク事業に直接的に関わっている方々に情報を提供して、その方たちが講習や情報発信ができるようにする活動は間接支援となります。
支援の現場は、福祉を例にあげるまでもなく大忙しで、もっと勉強や情報収集が必要だということをわかっていても、学びに行く時間がない、情報検索をする時間がないという人には、それを代わりに実施しています。間接支援といっても間接の間接になることもあり、現場の方々に届ける情報を、その団体の上の方に伝えるということもしています。
できることなら間接支援といっても、話を伝えるべき人には直接の教育や情報の支援をしたいのですが、感染症対策が必要な時代には、どうしても間接支援のための間接支援となってしまうのは仕方がないことです。
介護や教育などの支援に携わる人は、健康を維持して仕事を続けてほしいということから、職場内で「健康であれ」と言われることがあります。健康でいるのは当然のことで、自分でできる健康づくりに取り組み、感染症を防ぐ努力もしてほしいのですが、ただ言うだけでは実施することも継続することもできません。そこで職員などの健康を求めるなら、雇用する側が情報を得て、発信することが重要で、そのための間接支援が必要なら、それに応えるのも私たちの役割だと認識しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)





