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善玉コレステロールとも呼ばれるHDL(高比重リポ蛋白)は、血液中で余分となったコレステロールを肝臓まで運んで処理する働きがあることから、HDLを増やすことが動脈硬化を予防するのに役立ちます。そのために摂るべきものとして前回はEPAとDHAについて紹介しました。
これ以外の方法としてHDLを増やすこととしては、運動、食事管理、内臓脂肪の減少、禁煙などがあげられていますが、この中で最も効果が高いのは運動です。その運動の中でも有効とされているのは有酸素運動です。
定期的に有酸素運動のウォーキングやジョギングなどを行っている人は無酸素運動をしている人よりもHDLが多いことが知られています。また、1日の歩行数が多いほどHDLが多いことも確認されています。ウォーキングの中でも中強度の負荷がかかる早歩きではHDLが有意に増えたことが報告されています。
どうして有酸素運動によってHDLが増えるのかということについては、いろいろと発表されているものの、これといった決め手となる理由は明らかにされていません。厚生労働省の国民健康・栄養調査の結果でも、多く歩く人ほどHDLが多くなる傾向があることが発表されていて、特に男性では効果が高いことがわかっています。別の調査ですが、LDLが多い男性ほど有酸素運動によってHDLが増えやすい傾向があります。
理由は明らかではなくても、ウォーキングには効果があり、1日8000歩の歩数のうち、20分間は中強度の早歩きをすることによってHDLが増えることは多くの後追い調査で明らかになっています。中強度の歩行というのは、なんとか会話ができるくらいの負荷を指しています。20分間の早歩きは歩数では2000歩前後となっています。毎日でなくても、週に3〜4日の実践でもHDLが増えるので、早歩きはLDLが多い人には是非とも続けてほしいことです。

広く健康に関わる記念日について紹介します。
2月22日 猫の日制定委員会が猫の鳴き声のニャンニャンニャンから「猫の日」と制定。ロート製薬がセルフメディケーションを伝えるフリーマガジン「太陽笑顔fufufu」の普及のため、ふ(2)ふふ(22)の語呂合わせで「ふふふの日」と制定。猫背改善専門スタジオきゃっとばっく(東京都新宿区)が2が猫背の人を横から見た形に似ていて最も2が並ぶことから「猫背改善の日」と制定。生化学工業(東京都千代田区)が膝の病気と治療法の情報発信のために膝はknee(ニー)であることからニー(2)ニー(2)ニー(2)の語呂合わせで「ひざイキイキの日」と制定。越乃おでん会(新潟県新潟市)が熱々のおでんに息を吹きかけることからふー(2)ふー(2)ふー(2)の語呂合わせで「おでんの日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)。
2月23日 NPO法人男性不妊ドクターズが妊娠は夫婦で取り組むことであるとして二(2)人(2)三(3)脚の語呂合わせで「夫婦で妊活の日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)。
2月24日 毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)。
2月25日 栃木いちご消費宣伝事業委員会が、いちごの流通が多い1〜3月と、と(10)ちぎのいちご(15)から合計で25になることから1月25日、2月25日、3月25日を「とちぎのいちごの日」と制定。キューサイが膝は英語でニー(knee)から2、楽しいことをニッ(2)コ(5)リと表現することから組み合わせて「ひざ関節の日」と制定。サッポロビールがヱビスビールが初めて販売された1890年2月25日にちなんで「ヱビスの日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)。
2月26日 ピックルスコーポレーションが、ご飯がススムキムチの需要が高まる時期の普及を目的にススムのスを2に見立ててス(2)ス(2)ム(6)から「ご飯がススムキムチの日」と制定。アメリカ・フロリダ州政府柑橘局が2月からフロリダ産グレープフルーツが旬になり、フロ(26)リダの語呂合わせで「フロリダグレープフルーツの日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)。
2月27日 2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーの間に恋人同士が絆を深める日として絆(きずな)のずなを27に見立てて結婚カウンセラーなどが「冬の恋人の日」と制定。
2月28日 全国ビスケット協会が1855年に軍用パンの製法をオランダ人から学ぶために長崎にいた水戸藩の蘭医が水戸藩に送った1855年2月28日の書簡にビスケットの製法が書かれていたことから「ビスケットの日」と制定。

長寿社会を背景にして定年は高年齢者雇用安定法によって65歳に引き上げられ、2025年からは義務化されます。65歳から70歳までの就業機会を確保するために、70歳までの定年引き上げ、70歳までの継続雇用制度などの措置を講じる努力義務も新設されています。さらに、定年制を廃止して働ける間は働く機会を設けるところまで高年齢者雇用安定法では想定されていて、就業規則の変更も求められるところまできています。
65歳以降は働く目的が、それ以前とは違って、生活のためではなくて、楽しみとしての働きという時代が、そこまで来ています。そんな時代に考えに入れて置きたいのが、65歳以降の時間の使い方と意義です。
誕生してから小学校に入る前の未就学の時期は、社会に対しての働きは今の時代では期待はされていません。6歳からの20年間は学ぶ時間とともに社会と会社のために働き、その後の40年間は家族のために働く時間が増えて、その合間を縫って自分のしたいことをして65歳を迎えるというのが一般的な流れでした。自分のための時間を頑張って3分の1にしたとすると、20年間分に相当します。
男性の平均寿命は81歳を超えましたが、65歳から74歳までは今は前期高齢者とされているものの、日本老年学会と日本老年医学会は高齢者の健康度が高まってきたことから、75歳以上を高齢者、65〜74歳は準高齢者とするように提言しています。65歳からの10年間は社会に支えられる側ではなくて、逆に支える側になってほしいということですが、この10年間は家族のため、会社のためではなく、自分のために時間を使うことができます。
3倍の時間を使うことができるということで、10年間では30年分の時間となります。しっかりと蓄積をしてきた高齢者では、それを社会に還元することを考えると経験と実績、知識がある分だけ2倍以上の結果を出すことも可能です。つまり、10年で60年分の働きができるようになる、と考えることができるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

以前のシステムを変えてでも新たな解決策を探ろうというのは、前回のコロナ対策として医師の診断なしでも感染を判断するということにも当てはまることで、これは「心機一転」という四字熟語で表すことができます。もともとの意味は、「ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること」、「あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れ替えること」です。
「心機一転」であれば、発想を変えて、よい方向性を探っていくプラスの結果を期待することもできるのですが、同じ読みで意味が違う「新規一点」となるとマイナスの印象も与えます。コロナ対策としてワクチン頼り、PCR検査頼りの一点突破を目指しても、何度も感染拡大を繰り返す結果になるのは、拡大が始まってからの2年間の対応を見ていればわかることです。
これだけではいけないと他の手段を取るのはよいとしても、医師が診断して治療をするという医療の大原則を崩してまで医療の負担を減らそうとして、自分で検査をして判断する、自分で判断して自宅療養をするという、これまでの常識を覆す新規の対策を厚生労働省が発表したときには驚かされてしまいました。この方法だけという“一点”だけでなくて、他の方法も出されるはずと期待していたのに、新規に打ち出されたのは一点だけということで、さらに驚かされてしまいました。
これまでの医療システムの常識を覆す「医師が診断しない」ということを打ち出すのだから、それをカバーするだけの大きなことが新規に発表されるはずという期待も、今のところは裏切られた形になっています。別の「新規一点」を期待しながら、市民レベルでできるコロナ対策が始められる日を待っているところです。

発達障害児への支援というと、児童福祉法に基づく児童発達支援施設、放課後等デイサービスなどが中心となっています。支援の内容としては、児童発達支援施設は主に就学前の6歳までの発達障害がある子どもを受け入れて、通所によって日常生活の自主訓練や機能訓練を行うことを目的としています。放課後等デイサービスは6〜18歳までの障害や発達障害がある子どもを受け入れて、通所によって個別の発達支援や集団活動を通して第三の居場所(家庭と学校以外)となることを目的としたもので、障害児の学童保育とも呼ばれています。
学校や家庭では不足している支援を実施しているわけですが、児童発達支援施設と放課後等デイサービスで、不足を充分に補うことはできていません。これらの施設に通うことで発達障害が改善されることを期待する保護者は少なくないのですが、発達障害の改善の中心となるのは長く過ごす家庭です。家庭で実践する改善のプログラムを示したり、家庭では不足している支援が、これらの施設の役割です。
この施設と家庭の連携がうまくいったとしても、まだ不足しているものがあります。それは栄養不足、睡眠不足、運動不足の3つの不足です。家庭で食事をしていても発達障害では感覚過敏などから食べられないもの、苦手なものがあり、中には極端な偏食が起こることもあります。そのために崩れた栄養バランスを正すための食事の指導が必要です。睡眠の時間は確保されていても、自律神経のバランスが崩れていると充分に休めていない、疲労が回復せずに蓄積されることにもなります。
運動不足についても、運動の時間の長さだけでなく、運動の質が充分に確保されていなければ、発育にも影響が出てきます。このような不足を補うためには、発達障害児の保護者が充分に理解することが大切で、少なくとも不足していることを認識してもらわなければ改善を進めることはできません。
そのような状態に苦労をしている保護者の大変さを周囲が理解していないことも、発達障害の社会的障壁となり、発達障害を悪化させる原因にもなっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ダイエットに取り組んでいるときに我慢をしなければならない食べ物というと上位にあげられるのがラーメンです。ラーメンはスープに脂肪が多い印象があり、豚骨ラーメンでは1杯あたり800kcalほどで、脂肪が少ない醤油ラーメンでも1杯あたり470kcalほどとなっています。太りたくないからスープを飲まないようにしている人も多くなっていますが、麺のエネルギー量は分量によるものの300〜400kcalほどとなっています。
脂肪が多いラーメンでは半分ほどが麺、少ないラーメンでは3分の2ほどが麺のエネルギー量となっています。麺の量はそのままで、スープを減らしただけでは、それほど摂取エネルギー量が減っていないということです。
ラーメンに限らず、麺類は全体的に1食分が300kcalほどとなっています。100kcal単位で摂取エネルギー量を考える100kcalダイエット法でも、1食分(1玉)は300kcalとして計算しています。ご飯は茶碗1杯が200kcalで、チャーハンの場合には量によって茶碗にすると2〜3杯分なので、400〜600kcalにもなります。醤油ラーメンを食べるほうが摂取エネルギー量が多いこともあるのです。
食品に含まれるエネルギー量だけで太るかどうかが決まるわけではなくて、吸収率の違いも関係しています。ご飯は粒なので、消化してバラバラの糖質にするまでに時間がかかります。そのために、すべてが吸収されるわけではありません。これに対して麺は粉を練って作られているので、すぐに消化され、吸収も早くなっています。粉から作られるということではパンも同様です。
ラーメンの麺は消化されやすく、吸収されると血糖値を早く上昇させます。血糖値に反応して膵臓からインスリンが分泌されますが、インスリンには肝臓での脂肪合成を進める働きがあります。糖質も余ったものは脂肪に合成されます。また、インスリンには脂肪を脂肪細胞の中に取り込む働きもあるので、糖質と脂肪を同時に摂ることになるラーメンは、やはり太りやすい料理だということになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

コロナ禍で売り上げが激減して会社をやめなければならなくなったという苦しい状況になったところがある一方で、利益が上がって事業売却のつもりだったのが継続できるようになったというところもあります。その後者の例として、医療機関があります。東京にいたときに医学系の学会と関わってきたことから、医療機関の売却や譲渡先を探してほしいという依頼があったり、それとは逆に医療機関を買いたいという依頼もあり、マッチングをさせてきたことがあります。
それを本業としているわけではなかったので、うまくいったときには医療機関の広報などをさせてもらっていました。この紹介は岡山に移住してからも、依頼があるたびに手がけてきたのですが、有名な企業の傘下の病院が、患者数の減少で売りたいということになり、たまたま知り合いが中国からの医療ツーリズムの受け入れ先として買いたいということがあって、マッチさせることができました。
いよいよ契約というときに起こったのが新型コロナウイルス感染症で、海外からの医療ツーリズムが激減して、買えないということになりました。となると買ってもらえると思っていた病院から他のところを紹介してほしいとの矢の催促があったのですが、急に途絶えました。その理由は、ベッドを感染症対策に空けておくだけで稼げるようになったから、ということでした。
新型コロナウイルス感染症が蔓延したときに備えて、ベッドを空けておくだけで補助金が出るので、確かに病棟ごと空いているような状態であった病院にとっては絶好の機会でした。新型コロナウイルス感染症患者の受け入れをするには、これまで通ってきていた外来患者を制限するようなことをしなければならないのですが、もともと患者数が少なくて困っていたくらいだったので、そこは簡単に切り替えることができました。
いわゆる幽霊病床ということになるのですが、第5波が収まったときに、先々を見越して再び買ってくれるところはないかという話があったものの、第6波になってから急に連絡がなくなりました。こんなところを相手にするのは、正しいことではないということで、医療機関の事業売却の話があっても、一切動かないことにしました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

エネルギーロスは、一般では電気が送電線を伝わって送られていくときに電気エネルギーが熱エネルギーとして失われることを指しています。また、もともとの計算上のエネルギー量(単位エネルギー量×重量)に対して実際に燃焼させたときに発生するエネルギー量の差を示す用語としても使われています。
体内でのエネルギー量の変化について使われるエネルギーロスは、体内に蓄積されるエネルギー量の差を表すために使われています。エネルギー源は糖質、脂質、たんぱく質だけで、それぞれ1gあたり約4kcal、約9kcal、約4kcalのエネルギー量があります。同じ分量であったら、脂質(脂肪)は糖質、たんぱく質の2倍以上のエネルギー量があるわけです。
飲食で摂ったエネルギー源は、全身の細胞に取り込まれて、細胞の中にあるミトコンドリアという小器官の中でエネルギー化されています。このときに発生したエネルギーは体温を維持する熱エネルギー、身体を動かす運動エネルギー、神経伝達に使われる電気エネルギーなどとして使われます。この消費エネルギー量よりも多くのエネルギー源を摂った場合には、体脂肪として蓄積されます。
糖質も脂質もたんぱく質も、余分となったものは肝臓で脂肪酸に合成されて、さらに脂肪酸が3個結びついた中性脂肪となって脂肪細胞の中に蓄積されます。この肝臓で合成されるときにエネルギーが使われます。脂質が中性脂肪になるときには似たようなものに変化するために、合成に使われるのは3%ほどです。それに対して糖質とたんぱく質は20〜23%も使われます。
この脂肪酸合成は副交感神経の働きによって盛んになるので、夕食で多くなります。そのためにダイエットを目的としている場合には、夕食で脂肪を減らすことで蓄積される中性脂肪を減らすということが行われます。
蓄積された中性脂肪は、翌日の重要なエネルギー源であり、身体を正常に働かせるために使われます。発達障害は脳の負荷が大きく、多動性では活動量が多いことから消費エネルギー量も多くなっています。そのため、太っていない場合では、夕食に脂肪が含まれる食品を摂って、多くのエネルギーを蓄積させるのがよいということになります。

ノルディックスタイルのディフェンシブウォーキングに使う2本のポールは、歩くときだけでなく、日常の運動にも効果的に使うことができます。ポールで支えて歩くのは身体の負荷が少ないといっても、あまり歩き慣れていない人、運動をし慣れていない人には負担となることがあります。というのは、ポールによって体重が分散されているために、全身の筋肉の負荷が減るからで、運動の強度を感じにくくなります。本人が感じているよりも、実は強い負荷がかかっているのです。
そこでディフェンシブウォーキングであっても、歩く前には、スポーツ感覚のアグレッシブウォーキングと同じように準備運動を行います。せっかくポールを持っているので、これを使わない手はないということで、ポールを手に持っての上半身を中心にした運動、ポールを支えにして下半身を刺激する運動が行われます。
ポールなしでは深い屈伸、スクワットなどはしにくいという人も多いのですが、ポールを地面に突いておけば、上体の力も利用できることがあって、下半身を大きく動かす運動がしやすくなります。その利点を活かして毎日の強化運動をしようというのがポールストレッチです。ストレッチというと身体を柔らかくさせる筋肉運動によって、柔軟性を高めるものですが、その効果だけでなく、ポールの支えによって、さまざまな動きができることから筋力を強化することもできます。
特に続けてほしいのは、ポールの支えを活かしたスクワットで、深くしゃがんで、ゆっくりと起き上がることで足腰の筋肉を強化することができます。スクワットは、ゆっくりと時間をかけて上下動させることで筋肉が強められていきますが、下半身の筋力が低下してくると、このゆっくりという運動がしにくくなります。そこでポールを活かして、ゆっくりと身体を動かすスロートレーニングを日課として続けるようにしてほしいのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

脳の血管にダメージを与える悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL(低比重リポ蛋白)は、活性酸素によって酸化することによって動脈硬化が進むことを以前に紹介しました。活性酸素が多く発生しなければ動脈硬化のリスクが低下するということで、活性酸素を消去する抗酸化成分についても紹介しました。
これは大切なことであるのは確かですが、それと同じように動脈硬化のリスクを低下させるために心がけたいのはHDL(高比重リポ蛋白)を増やすための生活習慣です。LDLは肝臓で合成されたコレステロールを全身の細胞に運ぶ輸送船のようなものですが、血液中に多くなりすぎたコレステロールは血管を詰まらせる要因にもなることから、これを肝臓に戻す役割をするHDLが多く作られます。
LDLが多くなるとHDLも合わせて増えるのが通常ですが、食事で糖質や脂質を摂りすぎると肝臓からコレステロールを早く運び出すためにLDLが急に多く作られるようになります。そのため、HDLの数を大きく上回るLDLが作られるようになります。LDLは食べすぎで簡単に増えるのに対して、HDLを増やす食品は限られていて、なかなか増えてくれません。
そのHDLを増やすのは魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のEPAとDHAです。EPAには血液をサラサラにして血流をよくすると同時に、血管を詰まらせる血栓ができにくくなり、動脈硬化のリスクを低下させる機能があり、これが発見されたのは1960年代のことです。それから30年ほど遅れて、DHAには血液をサラサラにするだけでなく、脳の神経に多く含まれていることがわかり、頭をよくする成分であることから子どもの学習への影響とともに、高齢者の認知症予防にも役立つ成分として有名となりました。