広く健康に関わる記念日について紹介します。
11月16日 ビール酒造組合が、いい(11)ビール(16)の語呂合わせで「いいビール飲みの日」と制定。麦とろ童子(静岡県熱海市)が、いい(11)い(1)も(6に似ている)の語呂合わせで「自然薯の日」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。
11月17日 国際肺癌学会がアメリカで11月第3週がタバコ警告週間となっていることから「肺がん撲滅デー」と制定。1994年の11月17日に茨城県土浦市で全国の蓮根産地による蓮根サミットが開催されたことから「れんこんの日」と制定。毎月17日は「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)。
11月18日 フジッコが2006年の11月18日にカスピ海ヨーグルトの頒布活動が100万人に達したことから「カスピ海ヨーグルトの日」と制定。ロッテが、いい(11)と雪見だいふくのパッケージのふたを開けて縦に見たときに18に見えることから「雪見だいふくの日」と制定。
11月19日 将来世代応援知事同盟が、いい(11)育(19)児の語呂合わせで「いい育児の日」と制定。明治が、いい(11)息(19)の語呂合わせで「いい息の日」と制定。毎月19日は「クレープの日」(モンテール)、「シュークリームの日」(モンテール)、「松坂牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)。
11月20日 日本かんぶつ協会が干物の干が十と一からなることから11月、乾物の乾には十、日、十が含まれることから「いいかんぶつの日」と制定。ピザ協議会がピッツァ・マルゲリータの由来のイタリアのマルゲリータ王妃の誕生日にちなんで「ピザの日」と制定。マルヤナギ小倉屋(兵庫県神戸市)が、いい(11)はつが(20)の語呂合わせで「発芽大豆の日」と制定。毎月20日は「発芽野菜の日」(村上農園)、「シチューライスの日」(ハウス食品)。
11月21日 味のちぬや(香川県三豊市)が牡蠣がおいしくなる11月とフ(2)ライ(1)の語呂合わせで「かきフライの日」と制定。KFCホールディングスが1970年の11月21日に日本ケンタッキー・フライド・チキン日本1号店が開店したことにちなんで「フライド・チキンの日」と制定。麦とろ童子(静岡県熱海市)が、いい(11)じねんじょいも(21)の語呂合わせで「自然薯芋の日」と制定。
11月22日 余暇開発センターが、いい(11)夫婦(22)の語呂合わせで「いい夫婦の日」と制定。元禄産業(大阪府東大阪市)が回転寿司の考案者の白石義明の誕生日(1913年11月22日)にちなんで「回転寿司記念日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)。
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健康のために元気にウォーキングという話をすると、肘を曲げ、大きく上下に動かして、膝も持ち上げるように歩くというスタイルの人が出てきます。その姿勢だと、元気に歩くというイメージと合っているかもしれません。また、テレビコマーシャルで目にするグルコサミンを摂って元気に歩いている姿と合致しているので、その歩き方を目指そうとする人も少なくありません。しかし、そのような歩き方をしていると疲れやすく、長い時間のウォーキングが続けられなくなります。
さらに糖尿病の予防や改善のためにブドウ糖の代謝を高める、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)の予防や改善のために脂肪酸の代謝を高めるという健康ウォーキングの目的とも合わない歩き方になってしまいます。
肘を曲げると腕が早く前後に振れるようになります。それと同時に足の運びも早くなります。それなら早く歩けそうな感じがするかもしれませんが、腕の動きに合わせるように足の左右の運びが早くなると、右足と左足の踏み出しのタイミングが早くなるので、大股で歩くことができなくなります。歩幅の狭いチョコチョコ歩きになってしまいます。
走るときであったら、肘を曲げて早く動かすと、それに合わせて足が大きく前に振られて、早く走ることができるのですが、歩くときには腕の振りが小さいと歩幅も狭くなります。だから、ウォーキングで勢いよく歩きながら、これを長く続けるためには、肘を伸ばして、長い振り子のように腕全体を前後に大きく振るようにします。そうすることによって、腕が後方に引かれたときには、足が前方に大きく振り出されることになります。ウォーキングでは、腕が大きく振られたほうが、歩幅が広がり、腹筋と背筋を使って、勢いよく前進できるようになります。この歩き方によって、筋肉の収縮が盛んになって、筋繊維(筋肉細胞)がブドウ糖と脂肪酸を多く使って、エネルギー代謝を盛んにすることができるのです。
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
(ウ)実践事例
①題材名
「地域の食材を用いた和食を作ろう」
②題材の目標
地域の食材を用いた和食の調理を通して、地域の食材のよさや食文化について理解し、それらを用いた和食の調理ができるようにする。
③食育の視点
*自分たちの住む地域には、昔から伝わる調理や季節・行事にちなんだ料理があることを理解し、興味・関心をもつことができる。
④指導計画(全5時間)
1 地域の食材を用いた和食の調理を食べよう (1時間)
2 地域の食材を用いた1食分の和食の献立を立てよう (1時間)
3 地域の食材を用いた1食分の和食の調理の計画を立てよう(1時間)
4 地域の食材を用いた1食分の和食を調理しよう (2時間)
「五十歩百歩」をもじった「五十歩五十一歩」は、コロナ禍からの回復を目指したテーマにしてほしくて、わざわざ一歩違いの五十一歩を比較対象として出しました。経済的な回復を目指すとしたら、たった一歩の前進では意味がないという印象を抱くのは誰しも同じことでしょうが、これが健康づくりの取り組みの場合には、今日の目標の50歩を達したところで止めるのではなくて、まだ体力や気力に余裕のあるときには、もう1歩、もう10歩と伸ばしていくという意識は大切です。
三密回避の外出自粛は日常での歩数を大幅に減らし、これが健康度を低下させる大きな要因となりました。歩かなかったために低下した健康度は、歩いて回復させるのが手っ取り早い対策ですが、そのときに目指す歩数は、もちろん100歩、200歩というレベルではありません。かといって以前から言われてきた1日1万歩を目指すこともありません。
国民健康・栄養調査によると、国民的な歩数は1日7000歩ほどですが、これがコロナ禍で1000歩以上は減ったとされています。1000歩を歩くためにかかる時間は平均して10分間です。そのことから厚生労働省は以前から健康づくりの目標として「+(プラス)10」を掲げてきました。1日に8000歩というのは、高齢者が健康度を保つために必要な歩数として実証された歩数と同じです。
まずは、10分間のウォーキングの時間を確保して、以前と同じような歩数に近づいてきたら、次には、もう10分間のウォーキングの時間を追加することを目指します。合計で20分、2000歩を増やそうということですが、ただ歩くといっても、きっかけがないと外出する機会は増やせません。コロナ禍で家の中ですることが増えたということもあるのですが、ウォーキングのイベントが減って、モチベーションが上がらなくなったという人も少なくありません。他の人が開催してくれるウォーキングの機会を探し、始まるまで待つのではなくて、自分が中心になってイベントを開催するということがあってよいはずです。
そのイベントで他に遅れをとらないように、リーダーとして引っ張っていくためには日常の歩行習慣で体力を回復させることが大切という意識で、朝晩に10分ずつのウォーキングの時間を増やすことから始めるべきではないでしょうか。
発達障害者の支援は、発達障害がある人への直接的な支援だけでなく、その人が発達障害者として生きにくい状況を作り出している社会的障壁を取り除くことも同時に行わなければなりません。そのことについては発達障害者支援法の第二条の二に「基本理念」として示されています。
その条文の初めには、「発達障害者の支援は、全ての発達障害者が社会参加の機会が確保されること及びどこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないことを旨として、行わなければならない。」と書かれています。この中で注目されるのは「地域社会において他の人々と共生することを妨げられない」という部分で、共生することが妨げられるようなことがあってはいけないということが述べられています。
これを受けて、「発達障害者の支援は、社会的障壁の除去に資することを旨として、行わなければならない。」と書かれています。発達障害がある人への支援というと、その状態が明らかになったときに初めて支援として実施される発達障害児支援施設が思い浮かべられるかと思います。その施設での支援が主となっているように思われるかもしれませんが、この支援によって状態が改善されたとしても、それは個人の状態の改善です。
その支援の内容については、「発達障害者の支援は、個々の発達障害者の性別、年齢、障害の状態及び生活の実態に応じて、かつ、医療、保健、福祉、教育、労働等に関する業務を行う関係機関及び民間団体相互の緊密な連携の下に、その意思決定の支援に配慮しつつ、切れ目なく行われなければならない。」と書かれています。
この支援によって状態の軽減などの改善がみられたとしても、社会的障壁が改善されていなければ、発達障害者支援法が目指している発達障害がある人の本当の意味での支援にはなっていないということです。
発達障害児支援施設を運営するNPO法人の監事と、学習障害児のための学習塾を運営する一般社団法人の監事を務めていますが、私が独自に取り組むべきことは社会的障壁の除去のための活動だと認識しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
認知症は脳の機能低下が原因となって引き起こされて日常生活に支障をきたす一連の症状を指す言葉であって、病名ではありません。その症状は、主に脳の機能低下によって起こる症状である中核症状と、環境や体験、気質によって現れる症状である周辺症状に分けられます。
中核症状の主な症状は、記憶障害(ひどい物忘れ)です。前日の食事で何を食べたか思い出せない、会った人の名前が思い出せないといったことは年齢を重ねると多くの人が経験する物忘れですが、認知症の場合には食事をした体験や外出して人に会ったこと自体を忘れるという特徴があります。
忘れたことがわかっているのは物忘れで、忘れたことを忘れるのが認知症と分類されることもあります。この他に今日の日付や今いる場所がわからなくなる見当識障害、段取りよく行動することが難しくなる実行機能障害といった症状も現れます。
この他の中核症状としては、判断力の低下:正しい方を選べない、理解力の低下:新しいルールが飲み込めない、見当識障害:時間・場所・人がわからないといったことがあげられます。
周辺症状は徘徊、過食、拒食、幻覚・妄想、不潔行動などが現れ、周囲の人を困らせることがあります。これらの症状は、環境の変化や治療への恐怖感などから引き起こされることが多く、環境や対象者との接触法を変えることで不安がやわらぎ、改善されることがあります。具体的な症状としては、多弁・多動:おしゃべりが止まらない、じっとしていられない、暴言・暴力:突然怒り出す、攻撃的になる、排尿トラブル:おもらしをする、便を手にとる、徘徊:あてもなく歩き回って帰れなくなる、食行動異常:過食、拒食、異食(食べ物以外のものを口に入れる)、昼夜逆転:夜になると興奮して大声を出す、幻覚:そこにないものが見えると言う、妄想:お金を取られたなどと思い込む、といったことがあげられます。
血糖は血液中のブドウ糖のことで、血糖値はブドウ糖の量を示しています。血糖値が高いというのはブドウ糖の量が基準値より多いことになりますが、ブドウ糖は食品の糖質(ご飯、パン、麺類、砂糖などの糖分)に含まれています。だから、糖質の摂取量を減らせば血糖値が下がるのは当然のことです。糖質制限をすれば血糖値が下がるというのも当然のことです。
では、糖質制限で糖尿病が治るというのも事実なのかというと、そこには疑問があります。何をもって糖尿病と診断するのかということですが、血糖値だけに注目するなら糖質制限で血糖値が下がるのは事実なので、糖尿病が改善するというのは事実のようにも思われます。しかし、判断基準となっているのはヘモグロビンA1cという赤血球の中のヘモグロビンにブドウ糖が結合したものを指します。
ヘモグロビンは赤血球の鉄を含む赤いタンパク質で、酸素を結合して全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収する役割をしています。赤血球の主な役割が酸素と二酸化炭素を運搬することなので、赤血球の最も重要な部分といえます。そのヘモグロビンにブドウ糖が結合してヘモグロビンA1cになり、その量が多くなると全身の細胞の酸素不足、二酸化酸素過剰となり、全身の60兆個以上とされる細胞が正常に働かなくなります。
糖尿病の恐ろしさは、血管がもろくなり、合併症の網膜症、腎症、神経障害が起こるだけでなく、全身の血管が徐々に傷んできて、細胞が酸素不足になることなのです。
赤血球の寿命は125日(約4か月)とされています。ヘモグロビンA1cは1〜2か月の血糖値の変化を示す数値となっています。ヘモグロビンA1cが糖尿病の検査で重要視されるのは、血糖値は1日だけ極端な糖質制限をすれば下がって、ごまかしができることから、正確性を期すためには、どうしても必要になるのです。
そこまでのことがわかっていて、糖質制限をして血糖値の変化に一喜一憂しているのならまだしも、そうではない人が多いことを知っているだけに杞憂しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
リンは成人の体内には最大で800gが蓄積され、その80%ほどは骨と歯に存在しています。骨の強化にはカルシウムとともにリンが必要ですが、リンが過剰になるとリン酸カルシウムとなり、不要なものとして尿中に排泄されます。リンは加工食品に食品添加物として多く含まれています。
1日の目安量と許容上限量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。リンの女性の目安量は年齢によって異なります。
〔女性:リン目安量〕
1〜2歳:500mg、3〜5歳:700mg、6〜7歳:800mg、8〜9歳:1000mg、10〜11歳:1000mg、12〜14歳:1000mg、15〜17歳:900mg、18〜29歳:800mg、30〜49歳:800mg、50〜64歳:800mg、65〜74歳:800mg、75歳以上:800mg。
リンの女性の許容上限量は年齢によって異なります。1〜17歳の許容上限量は掲載されていません。
〔女性:リン許容上限量〕
18〜29歳:3000mg、30〜49歳:3000mg、50〜64歳:3000mg、65〜74歳:3000mg、75歳以上:3000mg。
女性は男性に比べて体が小さい分だけ目安量が少なくなっていますが、許容上限量は男女で差はありません。
リンの吸収率は60〜70%ですが、ビタミンDによって吸収率が高まります。リンは魚介類、穀類、卵類、乳類、豆類などに多く含まれます。これらの食品が不足している人は多く摂ることがすすめられます。
発達障害児はすべての子どものうち10%が該当するといわれています。発達障害児のうち半分は学習障害で、残りの多くが自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害とされています。では、学習障害がある子どもは5%なのかというと、実際には10%は存在しています。学習障害の特性とされる識字障害、書字障害、算数障害は脳の発達の違いによって起こることが知られていますが、それだけが学習障害の要因ではありません。
集中するばかりに全体像が見えにくいという自閉症スペクトラム障害でも、集中しにくい注意欠陥・多動性障害でも、学習がうまくいかないことがあります。どの発達障害であっても、決められた標準的な時間で理解することが苦手で、理解したことを書き記すにも時間がかかるという特徴がみられます。発達障害と診断されていなくても、グレーゾーンと呼ばれる診断されていないものの学習に影響が出ることもあります。
それ以外にも、学習に障害や困難さを抱えている子どもは多く、すべての子どもの10%とされる学びに困難さを抱えている子どもの支援は、学校だけでも学習塾でも完全に支援することは難しいところがあります。
そのような状況の中でも、発達障害と学習障害がある子どもを育ててきた保護者は、多くの情報を得て、子どもの進むべき道を導いてきた経験があります。もちろん個人によって差はあるものの、学習障害の改善に取り組んできた親も祖父母も貴重な経験者です。その貴重な経験を、次に続く子どもたちのために活かしてほしいという思いから、支援する立場となることが期待されています。
それは教師のOBや広範囲の教える仕事をしてきた人だけでなく、学習障害児を育てた当事者として親にも祖父母にも、その活動に参加することを願っています。その活動の場とするために学習障害に特化した資格認定制度を進めているところです。
50歩と100歩では、2倍の開きがあって、これを差がないことのたとえに使われても理解できない、昔から言われてきたことだから、なんとなく受け入れているという人もいます。諺(ことわざ)の「五十歩百歩」は、50歩を逃げた兵士が100歩を逃げた兵士を臆病だといって笑うことを見て、どちらも逃げたことには違いがないということから、差がないことのたとえとして使われています。
もう少し詳しく説明すると、梁(中国の南北朝時代の江南の国、502〜557年)の国王が、儒学者の孟子に「善政を行っているのに、周囲の國方の人々が慕い寄ってこないのは、なぜか」と質問したときに、孟子は逆に問いかけています。「戦場で戦いが始まった瞬間に怖くなって50歩逃げた兵士と100歩逃げた兵士がいたとする。そのときに五十歩を以って百歩を笑うのは、どんなものでしょうか」と。王の政治もそのようなもので、周りの国と比べれば優れた点はあっても、人々の生活を安定させるという大きな目的からすれば、まだまだ似たようなもの、と諭したというのが由来です。
50歩の後退と100歩の後退は大きくは変わらないということは、新型コロナウイルス感染症の拡大への対策にも言えるようなことで、人流の抑制、飲食店の営業自粛を求めて、厳しい制限を行った自治体が感染確認者が減ったのかというと、増えるときには全国的に増え、減るときには全国的に減るといったことで、50歩の対策しかしなかった自治体を笑った100歩の対策をしてきた自治体も、同じような結果となりました。
今回のテーマは「五十歩百歩」をもじった「五十歩五十一歩」ですが、これまでの対応の反省をしようということではなくて、コロナ禍による歩行不足、食べ過ぎ・飲み過ぎ、健診と検診の減少、通院の減少といったことから大きく低下した国民の健康度をV字回復させるための行動について示すために、たった一歩の違いに着目してほしかったからです。
一歩の違いについては次回に続きます。





