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エネルギー代謝は細胞の中のミトコンドリアで行われています。ミトコンドリアが多いほどエネルギー産生が多いわけですが、その数については一つの細胞に200〜3000個という説もあれば、300〜2000個という説もあります。どちらにしても、それとも違った数であったとしても臓器によって大きな差があります。

ミトコンドリアの数が多いのは筋肉、脳、肝臓、腎臓で、多くのエネルギーが必要なところでは数が多くなっています。それはミトコンドリアで作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけで使われるものであって、多くのエネルギーが必要な臓器の細胞では、多くのエネルギーを作り出すためにミトコンドリアが多く存在しています。

全身の細胞を平均すると、ミトコンドリアの重量は10%ほどとなっています。体重の10分の1がミトコンドリアの重さというわけで、いかに生命維持のために重要な器官であるかがわかります。

筋肉、脳、肝臓、腎臓では細胞質(核を除いた部分)の40%がミトコンドリアとなっています。それだけ多くのエネルギーを作り出すことができるといっても、エネルギー源のブドウ糖と脂肪酸を多くミトコンドリアに届けなければ、エネルギー産生が少なくなります。

脳だけは特殊で、エネルギー源はブドウ糖だけです。これは血液脳関門という脳細胞の手前にあるゲートがブドウ糖以外を通さないようにしているからです。

脂肪酸をエネルギー化させるためには、脂肪酸がミトコンドリアの膜を通過するときに必要となるL‐カルニチンが欠かせません。ミトコンドリアに脂肪酸を多く運んで、多くのエネルギーを作り出すためにはL‐カルニチンが不足しているために代謝が低下している人には必須の成分となります。

肝臓は多くの仕事をしていて、ダイエット関係でもブドウ糖の蓄積と放出、グリコーゲンの合成、脂肪酸と中性脂肪の合成などの働きをしています。その働きを高めることは健康的なダイエットにも必要であり、細胞の代謝を低下させる有害物質を分解・排出するためにもL‐カルニチンは重要になってくるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2024年4月は医療業界の大きな転換点の一つで、「医師の働き方改革」がスタートしました。

これまでの日本の医療は医師の長時間労働によって支えられてきましたが、医療ニーズの変化や医療の高度化、少子化による医療の担い手の減少が進む中で、医師個人の負担が、さらに増加するのは目に見えていることです。

医師が健康を維持して働き続けられるようにすることは、医師本人だけでなく、患者に提供される医療の質と量、安全性を確保するためにも重要なことです。このことから医師の働き方改革の検討が始まりました。

病院の常勤勤務医の約4割が年960時間超、約1割が年1860時間超の時間外・休日労働をしている実態があります。特に救急、外科、産婦人科の長期労働が多くなっています。これらは若手の医師が多くを担っていますが、そのために若い医師が避ける傾向があり、徐々に医師が高齢化していくことが懸念されています。

医師の健康状態への不安については以前に紹介しましたが、参考データとして使われている岐阜県保険医協会による開業医の平均寿命の70.8歳です。

日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.13歳で、男性に当てはめても10年以上も短命という結果です。年代別で見ると60歳代が最も多くて、34.1%を占めています。

開業医の平均年齢は60.2歳(2022年)との報告もあり、平均年齢の医師に診てもらえるのは、これも平均であっても10年ほどということになります。

さらに健康寿命(医療や介護に頼らずに日常生活が過ごせる期間)は、男性が72.6歳、女性が75.5歳ということを考えると、医師は健康寿命の平均に達する前に亡くなっていることになります。

一般の平均寿命との差は男性が約9年、女性が約12年とのデータがあるので、男性では63歳、平均で男性より6年ほど長生きの女性では69歳になると医師が続けられないという状況になっているということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

8月11日
「きのこの山の日」明治が、きのこの山のチョコレート部分を縦に並べると8に、クラッカーの部分を横に並べると11になることから制定。
「マッシュルームの日」ワキュウトレーディング(東京都町田市)が、日本で初めてマッシュルームの栽培に成功した森本彦三郎の誕生日(1886年8月11日)にちなんで制定。
毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

8月12日
「ハイチュウの日」森永製菓が、ハ(8)イ(1)チュウ(2)の語呂合わせで制定。
毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

8月13日
毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

8月14日
「水泳の日」日本水泳連盟が、国民皆泳の日を引き継いで制定。
「裸足(はだし)の記念日」日本スポーツ&ボディ・マイスター協会が、裸足ランニング・ウォーキングを広める目的で、は(8)だ(1)し(4)の語呂合わせで制定。
毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

8月15日
「すいとんで平和を学ぶ日」すいとんの会(愛知県犬山市)が、終戦記念日に、すいとんと食べながら食糧難と平和の尊さについて伝える日として制定。
毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

8月16日
毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

8月17日
「パイナップルの日」ドールが、パ(8)イ(1)ナ(7)ップルの語呂合わせで制定。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)

8月18日
「お米の日」米づくりは八十八の工程からなると言われることにちなんで制定。
「オリザの米油の日」オリザ油化(愛知県一宮市)が、米は八十八(818)と分解されることから制定。
「健康食育の日」日本健康食育協会が、米は八十八(818)と分解されることから制定。
「ビーフンの日」ビーフン協会(兵庫県神戸市)が、米は八十八(818)と分解されることから制定。
「糸ようじの日」小林製薬が、歯(8)と歯(8)の間に糸(1)が通っているように見えることから制定。
「ハイエイトチョコの日」フルタ製菓(大阪府大阪市)が、ハ(8)イ(1)エイト(8)の語呂合わせで制定。
「世界に一つだけの晴れの国リンドウ記念日」JA晴れの国岡山が、西日本トップ生産量のリンドウの出荷最盛期間で、晴(8)れの国のいい(1)花(8)の語呂合わせで制定。
毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

8月19日
「愛知のいちじくの日」JAあいち経済連が、いちじくの出回りの7〜10月の19日を制定。
毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

8月20日
「瑠璃カレーの日」新九協同(福岡県北九州市)が、北九州発祥の元祖生カレーを生んだ総料理長の名を冠した瑠璃カレーの普及を目的に総料理長の誕生日にちなんで制定。
毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)

「バナナの神様・バナナジュースの日」バナナの神様(東京都千代田区)が、バナナ(8)ジュー(10)スの語呂合わせで制定。

「鳩の日」豊島屋(神奈川県鎌倉市)が、鳩サブレーをきっかけに平和の象徴の鳩を知ってもらって鳩への敬愛の気持ちを深める目的で、は(8)と(10)の語呂合わせで制定。

「ダノンBIOの日」ダノンジャパンが、ダノンBIOが810に見えることから制定。

「ハーゲンダッツの日」ハーゲンダッツジャパンが、創業日の1984年8月10日にちなんで制定。

「パーソナルトレーナーの日」レバレッジ(東京都渋谷区)が、パ(8)ーソナルト(10)レーナーの語呂合わせで制定。

「かっぱえびせんの日」カルビーが、や(8)められないと(10)まらないの語呂合わせで制定。

「シャウエッセンの日」日本ハムが、パ(8)リッと(10)した歯ごたえの語呂合わせで制定。

「カロリーコントロールの日」江崎グリコが、カロリーコントロールが80kcalを1単位とすることから810の数字の組み合わせで制定。

「ハイボールの日」サントリースピリッツが、ハ(8)イ(1)ボール(0)の語呂合わせで制定。

「はとむぎの日」太陽食品(奈良県奈良市)が、は(8)と(10)むぎの語呂合わせで制定。

「焼き鳥の日」鮒忠(東京都台東区)が、焼(8)き鳥(10)の語呂合わせで制定。

「八天堂の日」八天堂(広島県三原市)が、はっ(8)てん・どう(10)の語呂合わせで制定。

「ハートの日」キャリアデザイン・インターナショナル(東京都港区)が、ハ(8)ート(10)の語呂合わせで制定。

「健康ハートの日」日本心臓財団が、ハ(8)ート(10)の語呂合わせで制定。

毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

マーケティングというと大仰な感じがするので、本人としては、それほど意識していないのですが、私が手掛けてきたことをマーケティングの成果として捉えてくれる人もいます。

手掛けてきたといっても、できるだけ表に出ないようにして、マーケティングのサポートという立場を貫こうとしていたところがあります。

マーケティングは、商品そのものを宣伝する行為と思われることもあるのですが、一番の役割は“雰囲気づくり”“ムードの醸成”です。食べてみて、それを美味しいということをテレビ番組で伝えるのは、簡単なように思われても、実際には超難関なことです。

テレビは視覚と聴覚に訴えかけるので、他のメディアに比べたら美味しさは伝わりやすいと言われるものの、それは他のメディアに比べてのことで、多くは伝える人の腕(表現力)にかかっています。

私たちが目指したのは「食べる前から美味しい」ということで、レポーターやタレントは、余計な食レポをせずに食べて、美味しいことを表情で伝えるだけで充分というスタンスです。

食べる前に「美味しそう」と言って、食べてから「美味しい」と言うのではなくて、材料、調理法、提供法、それぞれのこだわりと物語を伝えるだけで、食べてもいないのに美味しいと感じてもらうことができます。

そのための工夫は、小手先のことで済ませることはできなくて、それこそ歴史に残るような仕掛けが必要になることがあります。その一つの例として、ここであげるのは日本テレビ系列で毎週放送されていた「どっちの料理ショー」です。

1997年4月から2006年9月の放送で、放送当初はフジテレビ系列の「料理の鉄人」(1993年10月〜1999年9月)をパクった番組、高級路線に対して大衆路線などと揶揄されたこともありました。

高級食材とプロの技術を堪能する「料理の鉄人」に対して、身近な料理を今日はどちらが食べたいかで選ぶ「どっちの料理ショー」という特徴があったのですが、私が付き合ってきた大衆料理の雄であるラーメン界に革命をもたらした超有名人の「食べる前から美味しい」を現実のものにするというミッションがありました。

どんなミッションだったのかは、別の機会に書きますが、ミッションが完了したら次の番組にバトンタッチするという意図もありました。

それなのに「料理の鉄人」よりも長く続くとは思っていなかったことで、バトンタッチした「秘密のケンミンSHOW」(2006年9月〜2020年3月)、「秘密のケンミンSHOW極」 (2020年4月〜現在)も、大衆の味という路線は変わっていません。

「実食」をしなくても充分に美味しさが伝わる、食べたくなる、遠距離であっても食べに行きたくなるという新たなマーケティングの世界を生み出すことも続いています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康スポーツは、生涯に渡って継続できることを目的としていることもあって、地域の事情に合わせて参加方法や競技方法を変えることができるという利点があります。そのことを初めから織り込んで実施方法や競技規則を定めているところがある一方で、基本を変更することを認めていない団体もあります。

生涯スポーツという大目的があって、健康維持や交流の重要性は認めていながらも、全国規模での大会を実施している場合には、それぞれの参加者でルールが違っていたら、統一した競技実施ができなくなることから変更が認められないということは理解できなくはありません。

しかし、そういった方針を変えられないことで、参加人数が減っていくこと、増やそうと頑張っている割には増えていかないということが起こっています。

もちろん全部の競技団体でみられることではなくて、一見すると別々のルールでやっているようでも、地域の大会、全国大会の場では統一ルールでスムーズに実施できているところもあります。

それは基本を守りつつも、各地域の実情に合わせてアレンジすることを許可している柔軟姿勢であり、初めからルールに盛り込んでいるということがあるからです。

どこまでアレンジを認めるかという姿勢と、譲れないところは譲れないという姿勢の、どちらを取るべきかということではなくて、そのバランスこそが重要であり、まずは各地域の活動を認めながら、次のステージを考えての活動となっています。

中央の仕組みに従ってばかりではいけないというのは、多くの業界でみられることではあるものの、こういった柔軟性こそが個々の活動を盛んにして、それが結集した広範囲や全国の活動を盛んにしていくということが言えます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

なぜ山に登るのかと聞かれて、「そこに山があるから」と答えたのはイギリスの登山家のジョージ・マロリーですが、山があるから登るという単純な話ではありません。

この言葉の“山”は当時(1923年)は、まだ誰も登ったことがないエベレストのことで、登山家として最高峰を目指す決意を述べたと伝えられています。

この言葉が名言として今に残っているのは、人生の困難に立ち向かう姿勢を象徴しているからというのが大方の見方です。

そこまで高貴な(値打ちがある)話ではないのですが、続けてきたことを止めることができなくて、まるでランニングハイのようになっていて、これが自業苦(じごく)となっていることもあります。

ランニングハイは、長距離走を続けていると、ある時点から急に苦しさが和らいで、快感や高揚感を感じている状態を指しています。実際に、苦しい段階になって、それを続けていると脳内でβ−エンドルフィンなどの快感物質が分泌されるようになります。

β−エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれる神経伝達物質で、この快感が忘れられなくなって、止めることが苦痛になってきます。こうなると、実際には快感ではないこと、必要ではないことを続けて、それが自業苦の苦しみを重ねていくことにもなります。

自分のやっていることが喜びのためなのか、自業苦を続けていくだけ、苦しみを強くしているだけなのか、それとも自業苦の先の業苦楽(ごくらく)のためなのか、それを見直すことが必要ではないかとの考えをしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

病院における医師と管理栄養士の関係は、医師の約束食事箋(病院食の食品の種類と栄養成分などの決め事)に従って、管理栄養士が献立を作成して食品の発注をします。調理をするのは調理師の役割です。

入院患者に提供される病院食(病院給食)は、管理栄養士がトップのように見えても、診断に基づいた約束食事箋による指示がなければ動くことができないので、医師がトップに立っています。

入院患者に対して栄養指導をするのは管理栄養士の仕事です。では、開業医(診療所)では医師しかいないので栄養指導は医師がするのかというと、医師ができることは一般的な治療食を示すくらいで、具体的な食事内容や食べ方の指導をすることはありません。

絶対にないということではないのですが、医師が栄養指導をしても保険点数の対象にはなりません。栄養指導をして保険点数がつくのは、医療機関の管理栄養士だけという医療制度になっているからです。

栄養指導をしなくても栄養知識はあるはずという認識は一般にはあるものの、医師の養成校(大学医学部)の82大学のうち栄養学講座があるのは25校ほどです。講座があっても選択制であって、必修ではありません。

しかも栄養不足と疾患の関係について学べるだけで、積極的な栄養摂取によって健康になる方法について学んでいるわけではありません。

そのことは医師になってから学ぶことになるのですが、管理栄養士がいて約束食事箋を出す病院でないと、栄養学は学びにくくなっています。それを改善する役割をしているのは、医師が栄養学を学ぶことができる日本臨床栄養学会です。認定臨床栄養医制度が設けられていて、一定の単位を取得して合格する必要があります。

認定臨床栄養医となるには講習会の受講、学会総会の出席、学術論文の発表で指定単位の取得が義務づけられています。5年ごとに更新する必要があり、3つに加えてインターネット学習も行われます。

医師の栄養知識は、大学で学んでいることは大事ではあっても、その後の学びが重要であるので、認定臨床栄養医であるのかを確認することも安心材料の一つです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ハンバーグの日」味のちぬや(香川県三豊市)が、ハ(8)ンバーグ(9)の語呂合わせで制定。

「はり(鍼)・きゅう(灸)・マッサージの日」全日本鍼灸マッサージ師会が、はり(8)きゅう(9)の語呂合わせで制定。

「ぱくぱくの日」キユーピーが、ぱ(8)く(9)ぱくの語呂合わせで制定。

「抱きまくらの日」まくら(千葉県柏市)が、抱きまくらをハグピローと呼ぶときのハ(8)グ(9)の語呂合わせで制定。

毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

20年前は2005年ですが、「20年前と変わらないことを言っている」と感じさせられることが相次いで放送されています。

放送ということはテレビ番組ですが、それこそ20年前には情報発信していたことを、新たな情報のように伝えている番組が経ていることから、複数の関係者(全国キー局の編成など)に問い合わせてみました。

私から文句を言うようなことしなくても、私から連絡があったことで、先に言い訳をされたことが何度かありました。

7月10日が記念日の「納豆の日」ということもあって、納豆の健康効果の情報が目立っていたのですが、その中でもポリアミンについては各局が伝えていました。ポリアミンは納豆菌によって発酵する過程で発生する生体アミンで、老化や生活習慣病に関連する遺伝子の異常メチル化を抑制する効果が確認されています。

有効性が期待できるだけのポリアミン(2〜3mg)を得るためには、毎日1パックの納豆(45〜50g)を食べるとよいということですが、そのことを私が全国納豆協同組合連合会の納豆PRセンターのメディアと流通業界向けのリリースに書いたのは2004年のことでした。

私が全国納豆協同組合連合会の全国広報を初めて手掛けたのは2002年のことで、その年から5年に渡って納豆PRセンターの毎月リースの原稿を書いていました。

最近のテレビ番組ではポリアミンだけでなく、多彩な栄養素の健康効果も取り上げていますが、それを書いたのは2002年からです。

納豆の食べ合わせはテレビのネタに向いているようで、各局(全国キー局)が別の素材を取り上げ、地方局(といっても岡山の8局)でも地域で知られる素材を混ぜて食べるということをしていました。

食べ合わせのことを書き始めたのは2003年からのことで、初めの原稿は納豆とキムチの健康効果でした。

2003年からは日本豆腐協会、2004年からは日本豆乳協会でも同じような広報活動をして、3つの毎月の広報が重なっていたのは3年間に及びました。

納豆、豆腐、豆乳は、どれも同じ素材(大豆)であるので、健康効果を出すのは簡単だっただろうと言われることもあるのですが、同じ素材だけに、それぞれ切り口を変えないと、全部が同じような割合で取り上げられることはありません。

毎月、メディアが使いやすい情報を出していくという苦労はしたものの、それだけ健康効果の根拠やエビデンスについては徹底的に調べました。
それから20年を経て、根拠やエビデンスが新たにわかったということなら、メディアが取り上げるのもわからないではありません。しかし、報道されるのは、私が書いてきたままのことです。

新たな切り口を求められることもありましたが、そうそう新ネタが出てくることはありません。そのため、各局とも見せ方を変えるだけで古い情報が元ネタとして使われ続けています。

今回は納豆の話が中心ですが、他にも、たくさん“ツッコミ”したくなる番組があって、これだけでも20回以上の連載ができそうな感じです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕