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普通に食べることができると思われているものなのに、それを口にしないのは一般的には好き嫌いととらえられがちです。

ところが、発達障害のために食べられないのは、好き嫌いということではなく、生理的に受けつけない、身体が拒絶をしているという状態となっています。

これを理解せずに無理に食べさせようとすると、これがきっかけになって将来的に食べられなくなったり、無理に食べさせようとする親のことが嫌いになって、親が作った料理がまったく食べられなくなるということにもつながりかねません。

どれくらいの拒絶反応であるのかを理解することは重要で、牛乳を飲めない子供に無理に飲ませることは、同じ色のバリウムを無理強いしているようなものと考えることができます。

バリウムを飲んで胃カメラ撮影をしたことがない人でも、他の人の体験談を聞くだけでも苦しさが想像できることです。

牛乳の味が嫌いであろうと想像してココア味やイチゴ味にしても、バリウムに味をつけても飲みにくい状態を考えると克服は困難であることがわかります。

牛乳が飲めない子どもには味に慣れさせるためにスポイト1滴からでも飲ませることが指導されることがあります。

これは牛乳に慣れさえすれば飲めると思われていることからの考えですが、発達障害の自閉症スペクトラム障害に特に多くみられる感覚過敏の子どもでは、視覚過敏のために白いものは眩しく感じて、見るだけでもつらくて、飲むことができないという例もあります。

これとは逆に、白い食べ物、白い飲み物しか好まないという子どももいます。

こういった、さまざまな特性があり、単一な方法では対処しきれないことがあるということを知ってもらいたいのです。

食事に関係する特性は、次回(児童発達サポーター35)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

輸入された果物などにはポストハーベストとしての残留農薬が確認されていて、これらは動物試験では有害性が認められていますが、人間への害については発表がありません。

これは当然のことで、危険が確認されている化学物質を人間で試験することは倫理上許されていないからです。動物試験の有害性の中には発がん性も含まれています。

輸入された果物に残留している農薬の多くは防カビ剤で、カビが生えないようにして腐敗も防いでいます。南半球から運ばれる果物は、高温多湿の赤道を通過してくるので、防カビ処理がされていないと売り物にならなくなります。

防カビ剤の原料は農薬で、カビは根を張ることから浸透性が高い特性がある農薬が使われています。輸入された果物のパッケージなどには、使用されている防カビ剤の種類が表示されています。しかし、どのような特性があるのかは書かれていないので、自分で検索することです。

そのオレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類に表示されている防カビ剤は、イマザリル、TBZ(チアベンダゾール)、OPP(オルトフェニルフェノール)、ベノミルなどです。イマザリルには急性毒性が、TBZ、OPP、ベノミルには発がん性が認められています。

そんなものが、なぜ使われているのかというと、輸出する国の人は食べることがなくて、食べるのは輸入した国の人だけだから、ということではありません。

柑橘類は皮を剥いて食べるものだからです。皮を剥けば大丈夫との認識ですが、実際には浸透性が高い農薬なので、中身にも残留することがあります。

だから、皮を剥くだけでなくて、刃物を使って皮を厚く剥く(中身も少し切る)ことが必要になります。

柑橘類なら、それでもよいのですが、防カビ剤はアメリカンチェリーにも使われています。皮を厚く剥いたら、アメリカンチェリーは種だけになってしまうので、あえて食べる必要があるのか、よく考えてもらいたいという話をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*成人・高齢者(推定平均必要量、推奨量)
アメリカ人を対象とした複数の研究を解析した総説は、結果、銅の出納は摂取量0.8mg/日未満で負、2.4mg/日を超えると正になるとしています。

一方、この総説では、偏りの大きい研究を除外した場合、血漿・血清銅濃度は、摂取期間にかかわらず銅の摂取量0.57〜6.9mg/日の範囲では一定としています。

これらより、0.8mg/日を銅の最小必要量と判断しました。

解析対象となった研究が複数であることから、この値は、アメリカ人男性(18〜30歳)の参照体重である76.0kgの成人に対するものと考えられました。

以上より、0.8mg/日を参照値として、性別と年齢区分ごとの推定平均必要量を、それぞれの参照体重に基づいて、体重比の0.75乗を用いて算定しました。

推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じた値としました。

*小児(推定平均必要量、推奨量)
小児の銅の推定平均必要量は、性別と年齢区分ごとの参照体重に基づき、体重比の0.75乗と成長因子を用いて、成人の値から外挿しました。

推奨量は、成人の場合と同様に、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じた値としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の基本的事項の「消化、吸収、代謝」の続きを紹介します。

〔消化、吸収、代謝〕
銅欠乏症には、先天的な疾患であるメンケス病と銅の摂取不足に起因する後天的なものとがあります。

メンケス病では、ATPase7Aに異変があるため、銅を吸収することができず、血液や臓器中の銅濃度が低下して、知能低下、発育遅延、中枢神経障害などが生じます。

一方、摂取不足に起因する後天的な銅欠乏症は、外科手術後に銅非添加の高カロリー輸液や経腸栄養剤を使用した場合や亜鉛補充療法を長期間継続した場合に多く発生しています。

欠乏における症状は、鉄投与に反応しない貧血、白血球減少、好中球減少、脊椎神経系の異常に伴う歩行障害や下肢痛(ミエロパチー)等です。

銅過剰症のウイルソン病は、肝臓からの銅排出に関与するATPase7Bに異変があり、銅とセルロプラスミンの結合と胆汁への銅排泄が抑制されるため、肝臓に銅が蓄積して肝機能障害が生じます。

さらに、遊離の銅イオンが血中に放出されるため、脳や角膜にも銅が蓄積して、角膜のカイザー・フライシャー輪、神経障害、関節障害等が生じます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病の家系であるのに、努力によって糖尿病とは無関係で今まで過ごしてきた、と書いてきていますが、一度だけ医師に糖尿病と言われたことがあります。

それは知り合いのクリニックでのことで、血糖値は時間を置かずに結果がわかるということを売りものに(自慢?)していました。

血糖値は空腹状態で血液検査を受けることが当然だということは、医療ジャーナリストの肩書も使っていたので熟知していたつもりです。これまでの私の状態は、その医師も把握していたはずです。

それなのに血糖値が基準値を大きく超えていたので、医師は大慌てで「何かあったのですか?」と聞いてきました。

糖尿病の血液検査を受けるときには絶食が原則です。血糖値は食後に血糖値が上昇しやすいことから、空腹状態で採血されます。

空腹状態というと、食事をした後ではないということで、食事の直後でなければよいだろうと考える人もいて、朝食を食べて、午前中に検査を受けるというのは普通にあることです。

これは健康診断などの通常の血液検査では、「朝食を食べたのは何時ですか」と聞かれます。食事をしてから、どれくらいの時間が経過しているのか、どれくらい食べたのかを聞かれます。そして、問診結果と血糖値を見比べて、糖尿病の危険性があるかが判断されます。

このやり方は、あくまで健康診断(健診)のやり方で、特定の病気の早期発見を目的とした検診とは違います。検診では、前日に夕食を食べてから12時間以上絶食した(食事を控えた)状態で血液検査を受けます。

驚きの血糖値であったら、血液検査の前に血糖値を上昇させるようなものを食べたか、飲んだかを聞くべきですが、そうではない対応を医師がしようとしました。

その結末については、次回に書くことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病との戦いに挑んでいる方々へのエールとして、「糖尿病は簡単な病気」と言うことがあります。

「糖尿病は簡単に治せる病気」との発言と勘違いされることもあるのですが、私たちは「簡単な」といっているだけで、「簡単に治せる」とは言っていません。

簡単な病気というのは、他の生活習慣病と比べてのことで、例えば血圧が上昇する理由は11種類もあって、どれに該当するのかわからないことには的確な改善法がわかりません。

また、塩分(ナトリウム)摂取量が血圧を上昇させると一般に言われているものの、それは食塩感受性の体質がある人に限ってのことで、その体質は日本人の30%ほどとされています。

食塩感受性がない人は塩分を摂っても血圧が上がらず、逆に塩分を減らしても血圧が下がらないことが確認されています。

他にも血圧は心身のストレス、時間帯、気温、環境などの影響も受けやすいだけに、決定的な血圧降下法はありません。

それに対して糖尿病は、血液検査によって血糖値とヘモグロビンA1c値を測定すれば診断することができます。血糖値が上昇する理由も降下する理由も明らかで、こんなに簡単な病気はないということを伝えています。

それなのに、糖尿病で苦しむ人が増え続けているのは、血糖値を降下させる方法がわかっていても、それが続かないからです。そもそも正しい方法に出会えているのか、続けられる方法なのかということがわかっていなければ、初めから挫折することがわかっていながら取り組むのと変わらないことになります。

糖尿病は、発症してしまうと改善は難しく、合併症になったら元の状態に戻ることがありません。予防すること、できるだけ早く対処することが重要であるだけに、もっと基礎的な知識を多くの方が得られるような環境づくりが重要との考えで啓発を進めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病の診断に使われる数値の血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)値を下げるためには、ブドウ糖が含まれる糖質を減らせばよいのですが、すぐに効果を出そうと極端に糖質を制限する人もいます。

それが医師の指示を間違った解釈で実施してしまう人ならまだしも、極端な糖質制限を指示する(支持する?)医師も少なからずいます。

糖質が含まれる食品は絶対に禁止として、果物も調味料に含まれる糖質も摂ってはいけないということが言われることが多いのですが、ブドウ糖は健康維持のための必要最低限の量が決まっています。

どれだけの量なのかというと、標準的な活動量の成人で1日に130〜150g程度とされています。

ブドウ糖は全身の細胞で使われるエネルギー源であっても、脳を除くと他のエネルギー源(脂肪酸、アミノ酸)も使うことができます。

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源であり、これは補われなかった場合には脳の機能が低下するだけでなく、脳が全身をコントロールしているだけに全身に機能にも影響することになります。

摂取エネルギー量のうちの糖質の割合を50%以下に抑えるというのが糖質制限の基本とされています。

体重が5%減少すると血糖値が3%下がるという報告もあるので、どの程度の糖質制限をすればよいかを知って、それと医師の指示との整合性を見ていくことも必要であるとの認識をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「糖尿病は簡単に治せる病気」だと主張する医師の多くが裏付けとしてあげている糖質制限は、一般にイメージされる糖質制限とは大きく違っています。

一般的な(検索サイトで紹介されるような)糖質制限は、食事に含まれる糖質を制限することによって、エネルギー摂取量を一定量に抑えて、血糖値の急上昇を抑えるもので、体脂肪が蓄積されすぎるのを防ぐことを目的としています。

糖質というと、ご飯、パン、麺類、砂糖などが主なものです。糖質の定義は、炭水化物から食物繊維を除いたものを指していて、これが分解されると最終的にはブドウ糖となります。血液中のブドウ糖が血糖で、血糖値は血液中のブドウ糖の割合を示す指標です。

ブドウ糖は自然界に最も多く存在する単糖で、素早く吸収されて、全身の細胞のエネルギー源となります。これが第一の働きですが、血液中で多くなりすぎたときには、ブドウ糖は肝臓で脂肪酸に合成されて、最終的に中性脂肪となります。

つまり、糖質やブドウ糖の過剰摂取は、中性脂肪を増やすことになり、余分となった中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されていきます。糖質制限が肥満の予防と解消に役立つというのは、このような仕組みがあるからです。

その仕組みは糖尿病の予防と改善にも役立つというのが、糖質制限をすすめる専門家が強調するところです。

ブドウ糖が含まれる糖質を制限すれば、血糖値が上昇しにくいのは当然のことです。血糖値だけに着目するなら、糖質制限によって糖尿病レベルから正常域に変化させることはできて、その結果から「糖尿病が治った」とする専門家もいます。

糖質の摂取量を減らして、血液中に取り込まれるブドウ糖を減らせば、糖尿病と診断されるレベルよりも血糖値を低くすることは可能です。また、糖質制限を続けることで1〜2か月間の血糖値の状態が反映されるヘモグロビンA1c(HbA1c)値も低くすることは可能です。

それで糖尿病が治ったと言い切ることができるのか、その疑問点(問題点)については次回に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「糖尿病は簡単に治せる病気」だという人がいます。

それが治療などしたくない、これまでの生活を変えたくないという患者の発言であれば、そのような言葉が出てくるのもわからないではないのですが、医師の発言、それも糖尿病治療を行っている医師の発言となると見逃すことはできなくなります。

「簡単に治せる」と発言は、何をもって糖尿病と判断するのか、によって意味合いが違ってきます。血糖値が一定以上であれば糖尿病と診断された時代もありました。

血糖値は血液中のブドウ糖である血糖の割合が測定によって示されていますが、血糖値が急上昇するのは、糖尿病だけではありません。

一般には血液中のブドウ糖が体内で効率的に消費されないために、血液中に多く残ることから、血糖値を測定することで糖尿病に関わる身体機能を推測することができます。

ブドウ糖が吸収されやすいものを食べれば、血糖値は一気に上昇します。そのことが医療関係者はわかっているので(わかっているはずなので)、血糖値だけで判断するようなことはありません。

そこで血糖値の測定と同時に実施されるのが、ヘモグロビンA1c(HbA1c)値です。

ヘモグロビンA1cはヘモグロビン(赤血球の中のタンパク質)とブドウ糖が結合したもので、血糖値が高い状態が続くとヘモグロビンA1c値が上昇します。

一般には過去1〜2か月間の血糖値の状態を反映するため、長期間の血糖値の変動を確認することができます。

血糖値とヘモグロビンA1c値は糖尿病の診断のために実施されるだけでなく、治療の効果が現れたのか、治療によって治ったのかを確認するためにも実施されます。

しかし、血糖値に着目して、その変動だけで効果があった、治ったと判断される例もあって、それは極端な糖質制限を治療法として掲げる医療機関・医師に多くみられます。

糖質制限については次回に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病は初期段階では自覚症状がないことから、真剣に対処してくれないところがあり、高血糖状態を放置しておくと、こんなにも恐ろしいことになると話しても、なかなか伝わりません。

自覚症状が現れたときには、もう手遅れの状態であることを話しても、これも伝わりにくいことです。

そもそも、なぜ血糖値(血液中のブドウ糖の量を示す値)が高いと、治療しなければならないのかということがわかっていないと、何もせずに、手遅れの人が増える一方になりかねません。

糖尿病というと尿に糖が多く含まれるようになる病気と認識されることがあるようですが、血糖が多くなりすぎることで血管がもろくなっていきます。ブドウ糖が多く浸透した血管の細胞は酸素不足になって新陳代謝が低下して、再生されにくくなることが原因です。

特にダメージを受けやすいのが細小血管(毛細血管)で、細小血管が密集している①神経細胞、②眼の網膜、③腎臓が早期に影響を受けるようになります。これが糖尿病の三大合併症で、頭文字をとって「しめじ」と呼ばれています。

この話は医療機関などで医師や管理栄養士によって患者に伝えられてはいるものの、しめじだけでは恐ろしさが伝わりにくいかもしれません。

そこで次に伝えてほしいのが「えのき」ですが、そこまで話されないことが多いのが実際のところです。

合併症の中には、死に直結しかねないことがあり、その原因は動脈硬化です。糖尿病の重症状態の合併症の①壊疽、②脳梗塞、③狭心症・急性心筋梗塞の頭文字をとった「えのき」です。

壊疽(えそ)は、神経細胞が機能しにくくなって、足などに傷があっても気づかずに過ごしているうちに腐ってしまう状態です。

脳梗塞と心臓病は、脳で起こるか心臓で起こるかの違いだけであって、糖尿病の血流低下の先には、血管の急激な老化によって完全に手遅れになってしまうということを認識してほしいのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕