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食事摂取基準32 食事改善の計画と実施1

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事改善の計画と実施を紹介します。 食事改善の計画と実施は、食事評価を行い、その結果に基づいて行うことが基本です。そのためには、対象とする個人の特性を十分に把握しておくことが重要となります。 ここでいう特性とは、性別、年齢、身体活動レベル、その他の主要な生活環境や生活習慣を指しています。


腸の健康づくり15 整腸薬と止瀉薬は腸に作用する

整腸薬・消化薬は、腸などに働きかけて、便の状態を正常にしたり、食べ物の栄養素の吸収を高める効果があります。 便は腸内に長くとどまっていると水分が吸収されすぎて、便が固くなって排出しにくくなります。整腸薬は、腸の機能に作用して便の水分状態を正常にするので、軽い便秘のときに向いています。 整腸薬には、生薬(ゲンノショウコなど)が主成分のものと、整腸生菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)が主成分の


腸の健康づくり14 健胃薬と制酸薬

胃腸薬には、総合胃腸薬のほかに、健胃薬、制酸薬、消化薬、整腸薬、止瀉薬などがあります。 総合胃腸薬は、食前・食後ともに胃が痛むときに適しています。総合の名のとおり、いろいろな痛みや不快感を感じるときに飲んで効果があるように、複数の薬剤が組み合わされて使われています。 健胃薬は、唾液の分泌を促したり、胃の機能を高める効果があるので、胃の調子が悪い、つまり胃の働きが低下したときに使用します


腸の健康づくり13 胃の症状は腸に直結する

胃と腸は構造的につながっていることから、胃の症状の変化が腸の症状を引き起こすなど、強い関連性があります。胃について知ることは、腸を理解するためにも大切なことです。また、胃に影響を与える胃腸薬については有効性だけでなく、誤った使い方をすると危険性があることも知っておきたいものです。 胃と腸はストレスなどによるダメージを受けやすい臓器です。精神的なストレスだけでなく、過労や喫煙などの身体的なスト


腸の健康づくり12 増殖環境を整えるプレバイオティクス

腸内環境を整えるための、もう一つの方法として注目されているのはプレバイオティクスです。これはプロバイオティクスが働きやすい環境に整える役目をするもので、糖質や乳製品などといった善玉菌のエサや食物繊維などが、それに当たります。 ビフィズス菌を増やすものとして知られているのはオリゴ糖です。オリゴ糖には、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルオリゴ


腸の健康づくり11 プロバイオティクスは腸内の援軍

腸の状態がよいことは健康づくりの基本です。腸は栄養素を吸収するとともに、40歳以降には全身の抵抗力を高める免疫のセンターともなっているので、腸の状態を整えることは重要となります。 その腸の健康を保つために、まず対処しなければならないのは、腸内細菌の善玉菌を増やすことです。腸内細菌は善玉菌と悪玉菌、そのほかに腸内環境によって善玉菌にも悪玉菌にもなる日和見菌に分けられます。 腸内細菌の総数


腸の健康づくり10 便秘タイプに合わせた入浴法

自宅で便秘を解消できるタイプ別の入浴法があります。  弛緩性便秘と直腸性便秘では、腸の働きを活発にすることが大切なので、副交感神経の働きを高めるために、40℃前後のぬるめのお湯での入浴が適しています。 身体が充分に温まったら、お湯の中で腹部のおへそを中心に、右から左へ時計回りに「の」の字を書くように、手のひらでゆっくり5~10分間マッサージします。お湯の中で腹部をふくらませたり、へこま


腸の健康づくり9 下痢のメカニズム

下痢は便に含まれる水分が多くなりすぎて軟便や水様便となって出るものを指します。病気が原因になっている下痢もありますが、ほとんどの場合には暴飲暴食や不規則な食生活、ストレス、体の冷えなどが原因となって起こっています。 便秘では改善に威力を発揮する食物繊維は、下痢の場合には消化が悪く、腸を刺激するので量を少なくしなければなりません。また、コーヒーやアルコール、炭酸飲料などの刺激物は禁止されます。


腸の健康づくり8 常習便秘のタイプ

常習便秘を原因別に分けると、便を先へ送る腸の蠕動運動が弱くなるために起こる弛緩性便秘、直腸の神経が鈍くなって便が直腸まで下りてきても腸から大脳への排便のシグナルが鈍いために便意を感じなくなる直腸性便秘、腸の蠕動運動が強すぎるために起こる痙攣性便秘の3種類があります。 弛緩性便秘は、腹筋力が低下している人、内臓下垂の人、高齢者などに多く見られます。食事で食物繊維をたくさん摂る、大腸を刺激して蠕


腸の健康づくり7 便秘のメカニズム

便秘の認識は人によって、さまざまです。毎日便通がある人は、1日でも出ない日があると強い不快を感じて、これを便秘だと認識しがちです。欧米人のように出ない日が週に2~3日もあるのが便秘と考える人もいます。また、出ない日があっても不調がなければ便秘としないという専門家もいて、判断しにくさに拍車をかけています。 医学的には、食べ物を食べてから便が排出されるには24~72時間かかるので、このことから3