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発達栄養学144 食に関する指導の目標
文部科学省の「食に関する指導の手引」では、学校教育活動全体を通して、学校における食育の推進を図り、食に関わる資質・能力を育成することを目指して、3項目をあげています。 〔知識・技能〕食事の重要性や栄養バランス、食文化などについての理解を図り、健康で健全な食生活に関する知識や技能を身に付けるようにする。 〔思考力・判断力・表現力〕食生活や食の選択について、正しい知識・情報に基づき、自ら管理したり
ポストコロナ「猫にこんばんは」1
コロナ禍によって事業が進めにくく、休みの時間が長くなっているときに、これをチャンスとしている人もいます。一つは仕事をするために必要な勉強をしたり、資格認定を取得することで、以前だったら座学でなければ学べなかった講習がオンラインでもできるようになりました。それもあって、オンラインで受講できる資格認定は急に増えました。以前から実施されていた講習がオンラインで受講できるようになったものもあれば、この機を
サプリ概論9 有効成分の食品への使用許可1
ビタミンもミネラルもハーブも、今ではサプリメント・健康食品の素材として認識されていますが、どれも医薬品にしか使用できない時期がありました。ビタミンを食品に使うことが許可されたのは1997年のことです。1998年にハーブが、1999年にミネラル(12種類)が食品として販売許可されました。これによって、食事で栄養素が充分に摂取できない場合に、自分で購入して摂取し、補うことができるようになりました。
令和の運び屋は何を運ぶのか
ワクチン担当大臣が就任したあとの参議院本会議で「令和の運び屋と言われるように頑張る」と発言しました。“運び屋”という言葉のイメージは、安全なものというよりも危険なものを闇で運ぶ人を指すときに使われることが多いことから、違和感を感じた人も多かったようです。その時点の国民の感覚は、ワクチンは安全なもので、安心のためのものであって国民が早く接種したいと願っているのに、運び屋という言葉が相応しくないと感じ
学習障害143 腸内細菌の働き2
腸内の状態はトイレで、自分で確かめることができます。善玉菌が多い人は腸内での発酵が進むために、便の色は黄色くなり、臭いも弱くなります。また、便の量も増えて、便も軟らかくなります。それに対して悪玉菌は腸内での腐敗を進め、アンモニアや硫化水素、スカトール、インドールといった有害物質を多く作り出します。便の色が黒く、臭いが強く、便の量も少なく、便が硬くなります。また、悪玉菌が多いと便秘や下痢を起こしやす
ポストコロナ「オンをオフで返す」3
新型コロナウイルス感染症が終息とはいかなくても、収束に向かっていることが明らかになって、新たなことを始めるときには、2回に渡って書いてきた「オンをオフで返す」を例にあげて進めていきたいと考えています。その一つは、新たな変異種の拡大や新たな感染症が発生したときに、オン(ON)をオフ(OFF)で返す方法の検討です。もう一つは、感染症の拡大によって低下してしまった健康度を高めるための方法の検討で、この場
サプリ概論8 健康食品の味覚の問題
医薬品は1種類の成分が原則となっています。複数の成分の組み合わせによって有効性を高める場合には、それぞれの成分が含まれた複数の医薬品を用いることになります。それに対して健康食品は、複数の成分が含まれているのが通常のことです。 自然食品を材料としたものには、もともとの食品に複数の栄養素が含まれていることから、それが製品にも移行されて含まれています。健康食品は一定の効果を得るために、複数の成分を用い
誰も知らない?ワールドゲームズの存在
オリンピックが世界最大の祭典だということは認めるとしても、オリンピックがすべてのアマチュアスポーツを取りまとめているわけではありません。また、オリンピックに採用されている競技もすべてが実施されているわけではありません。例えば、新体操でも男子の競技は実施されていません。陸上競技でも競泳競技でも実施されていない距離はあります。 東京オリンピック(2020)では野球とソフトボールが実施されるといっても
発達栄養学143 高等学校における体育・健康に関する指導
高校生を含む若い世代は、食に関する知識や意識、実践状況などの面で他の世代より課題が多く、こうした若い世代が食育に関する知識を高め、意識を深め、心身の健康を増進する健全な食生活を実践することができるように食育を推進することが必要となります。 また、厚生労働省の2015年(平成27年)の「国民健康・栄養調査」において、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日に2回以上食べることが「ほとんど毎日」の者
ポストコロナ「オンをオフで返す」2
「恩を仇で返す」というのは、あまりよい印象で使われる諺(ことわざ)ではないのですが、これをもじった「オンをオフで返す」となると、軽妙さを感じることにもなります。精神的に余裕があるベテランや高齢者の中には、正面から全力でぶつかってきた相手に対して、力が抜けてしまうような反応をする人がいます。その場を和ませたり、力ずくの対戦を心の余裕をもって交わらせるようにしてくれます。 これはプラスの受け止め方で





