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健康寿命延伸のための提言29 提言のエビデンス3食事7
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第7回)を紹介します。 甘味飲料というと糖尿病との関連性が指摘されてい
学習障害101 識字障害への接し方1見やすくする工夫
文字を的確に読むことができないという識字障害は、まったく読めないという例は少なく、読むために必要なサポートをして、把握して理解して言葉に出すという一連の流れの反応するまでに時間がかかることが多いことから、時間をかけて待つということができるかどうかにも、改善の成否はかかっています。 教科書の文字は字体も大きさも決められています。見づらい字体(フォント)であるときには、見やすい字体に変える、大きくす
なぜメディカルダイエットが発達障害対応に取り組むのか
日本メディカルダイエット支援機構は、メディカルダイエットを推進するために関連する活動をしている団体を支援することを目的として活動している特定非営利活動法人(NPO法人)です。自分たちがメディカルダイエットの活動をするのではなくて、あくまで支援です。その活動範囲に発達障害児の支援を掲げていますが、「なぜメディカルダイエットが発達障害に踏み込むのか」と質問されることがあります。これはメディカルダイエッ
発達栄養学101 発達栄養学の基本はエネルギー代謝
栄養学は、食品や栄養素が体内に与える影響について研究する学問で、それに基づいて身体の成長と健康の保持に必要な栄養素を摂取することを目的としています。私たちが研究している発達栄養学は、成長段階の子どもの心身の発育に影響を与える栄養学を取り上げていますが、一生涯の栄養摂取の中で子どもの期間を切り取って、そこに集中しているだけではありません。子どもというと年齢的には乳幼児期から18歳までを指していますが
健康寿命延伸のための提言28 提言のエビデンス3食事6
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第6回)を紹介します。 肉は魚と並んだ良質なたんぱく質ですが、肉に多く
歩くことによる医療費削減効果
運動と栄養による健康増進効果は多くが認めることですが、国や自治体によるトップダウン形式の政策推進に加えて、地域のコミュニティ単位でのプラットフォームづくりを推進するためにスマートウエルネスコミュニティ協議会(SWC)が設けられています。 SWCの研究発表によると、運動を中心とした健康づくりによって暦年齢が58歳の人の体力年齢が3か月後に65.4歳から60.9歳に4.5歳、若返っています。健康づく
学習障害100 個人に合った方法でほめる・励ます
発達障害は、それぞれの子どもの違いを認めて、それを伸ばすことが大切だと説明されています。特性の凹凸の凹を埋めることよりも、凸を伸ばすことが重要だということで、克服したときに、すぐにほめる、少しテンションを高めにしてほめるといったことがすすめられることがあります。それは多くの子どもたちと接してきて、うまくいった親の成功体験に基づくもので、そのことを成功体験として受け入れてくれる子どもばかりとは限らな
コロナ禍を脱出して“元に戻る”は、どこに戻るのか
新型コロナウイルスの感染拡大は、日常生活に影響を与え、健康づくりにも影響を与えることから、「日常を取り戻す」ことが望まれています。できるだけ早く“元に戻る”ことを目標として、さまざまな対策が取り組まれているわけですが、この場合の“元”が、どの状態を指すのかが議論の対象となっています。普通に考えれば、新型コロナウイルスが感染拡大する前ということになるのでしょうが、感染が終息したとして、感染者が発見さ
記念日4月27日〜5月3日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 4月27日 駒ヶ根ソースかつ丼会が結成の1993年4月27日にちなんで「駒ヶ根ソースかつ丼の日」と制定。 4月28日 よつ葉乳業が、よ(4)つ(2)ば(8)の語呂合わせで「北海道よつ葉記念日」と制定。 4月29日 カゴメが昭和生まれの日本の洋食のナポリタンから昭和の日に合わせて「ナポリタンの日」と制定。花王が歯(4)肉(29)の語呂合わせで「歯肉ケ
1日の歩数目標は8000歩でよいのか
健康づくりに役立つ1日の歩数は1万歩という一般的な常識は、今では8000歩に変わってきていますが、ただ歩数を2000歩減らせばよいということではありません。8000歩の内訳が重要になります。この8000歩という歩数が“一人歩き”するようになったきっかけは、運動と健康寿命延伸の研究として始められた「中之条研究」の成果です。 この研究は群馬県中之条町で実施された65歳以上の全住民である5000人(重