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サプリ概論114 「脂肪燃焼」は不当表示か?

体内に蓄積されている体脂肪に作用する成分の表示には「燃焼」という用語がよく使われます。余分に蓄積された脂肪が減るのは燃焼したためだというのはイメージしやすく、運動をして身体が温まるのは脂肪が燃焼した結果だというのも納得しやすいかもしれません。しかし、実際には体内で脂肪が燃えるようなことはありません。 ものが燃えるときには多くの熱量が必要です。火をつけて紙が燃えるときには少なくとも200℃の熱が必


学習支援16 学習障害の特性②書字障害4

書字障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。 *促音、撥音、二重母音など特殊音節の誤りが多い 促音(っ)、撥音(ん)、二重母音(おかあさんの“かあ”)などの特殊音節は、五十音を覚えたうえに新たな応用編の知識として学びます。特に誤りが目立つのは二重母音で、始まりの音質のほうが聞こえ度が高い下降二重母音と、終わりの音色のほうが聞こえ度が高い上昇二重母音の区別がつきにくいことがみられます。


ポストコロナ「四度目の正直」1

ウイルスの特徴は変異することにあります。変異しながら生き残りを図っていくのは当然のことではあっても、それが感染力を強め、重症化をさせるというのは、どのウイルスにも共通することではありません。重症化をさせて、宿主を死なせてしまったら、ウイルスも生き残れなくなるので、共存共栄のような増殖の仕方をするものです。ところが、新型コロナウイルス感染症の場合には、宿主が死んでも、他で同じ仲間が生き延びるのでよい


発達障害は「障害」なのだろうか

発達障害児支援施設を開設するために場所探しをしているときに、やっとよい物件に巡り合うことができて、オーナーと面接という段になって、驚きというか困惑することを言われました。それは「障害がある子どもが出入りするのは困る」との反応でした。 発達障害児は、通常の心身の障害児ではない、まったく普通の子ども(定型発達)と違いはない、ということを説明しても聞き入れてもらえなかったという苦い思い出があります。


健康ウォーキング64 膝が痛くても歩くことがすすめられる

膝が痛いときには歩かないで、膝を休めること、そして軟骨成分のグルコサミンとコンドロイチンを摂ることくをすすめるテレビコマーシャルが流されています。炎症を起こしているときには、炎症が治るまでは動かさないようにするというのは原則ではあるものの、膝の痛みが治まるまで、ずっと歩かないようにするというのは正しい選択ではありません。 グルコサミンとコンドロイチンを摂取することによって膝の痛みが改善される人は


発達栄養学216 体育、保健体育での食に関する指導・中学校2

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 ウ 分野の食に関連する内容 [保健分野] (ア)食に関連する内容 2 内容 (1)健康な生活と疾病の予防 健康な生活と疾病の予防について、課題を発見し、その解決を目指した活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう


ポストコロナ「聞くは一時の恥知らず」5

コロナ禍での行動の自粛は、国民的な健康度に大きなマイナスを残しましたが、その影響は脳にも及びます。他の生活習慣病のように、すぐに検査結果に現れるようなことはないとしても、歩行不足、マスク着用による酸素不足、交流の不足による脳の刺激の不足、血管疾患の増加による認知症の増加など、さまざまな脳への悪影響がありました。 これは感染が収まってきて、出歩けるようになったからといって、短期間のうちに解決するよ


脳の健康寿命22 栄養素は必要量を必ず摂る

食品に含まれるたんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されていますが、体内で合成される非必須アミノ酸(アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、チロシン、システイン、アスパラギン、グルタミン、プロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸)と、体内では合成されない必須アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、リシン、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニン、ヒスチジン)に分類されます。必須


サプリ概論115 代謝で脂肪が減少するメカニズム

エネルギー源の脂肪は体内では燃焼していない、という前回の話を受けて、体内の脂肪が減るのは、どのような仕組みなのかということについて解説します。 脂肪は一般には中性脂肪を指しています。中性脂肪は脂肪酸3個がグリセロール1個と結びついた形をしています。動物性の食品に含まれている脂肪も、体内の脂肪細胞の中に蓄積される脂肪も中性脂肪となっています。このままではエネルギー化することができないので、脂肪酸に


学習支援15 学習障害の特性②書字障害3

書字障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。 *バランスのとれた文字を書くことが難しい 文字は全体像をとらえて、上下、左右の文字のバランスを用紙の空間に当てはまるように書くことが求められます。全体像がとらえにくい、記憶したことと手の動きが連動していないとバランスが取れない文字になります。また、姿勢や鉛筆の持ち方のためにバランスがとれないこともあります。 *アルファベットの綴りが困難