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発達障害児の犯罪率が高いというのは本当か

発達障害児・発達障害者は、消費被害者になりやすく、そのための対策や教育に公的機関も取り組んでいます。消費被害者対策も、発達障害者を対象とした対策で重要な位置を占めるようになりました。人を疑わない、素直すぎることから騙されやすいということですが、本人の思いとは逆に騙す側に回ってしまったという例もありました。これは発達障害者が騙そうとしたというのではなくて、騙そうとする悪い人に悪用されてしまったという


“桜”を見る機会は続くのか

桜という言葉を聞いて、誰もが思い浮かべるのは春に花を咲かせる、お花見の主役です。花よりも食べられる果実のチェリー(さくらんぼ)のほうを先に思い浮かべる人もいるかと思いますが、桜と感じで書けば、ほぼ花のほうを意味します。ところが、“さくら”と書くと、馴れ合いで賛同する人のことも指します。これは露天商や大道芸人の仲間が客のふりをして、褒めたり高い値段で買うなどして客が買う気を起こすように仕向ける役割の


発達障害児の親にも根拠のない励ましは避ける

発達障害児には根拠のない励ましをすると、それは状態を悪くさせることにもなるという話を以前にしました。周囲からは注意をしていないように、頑張っていないように見えたとしても、本人は頑張っていて、それが生きにくさにつながっているからです。発達障害を理解せずに、普通とは違った行動をする人を叱ったりすると、状態を悪化させるようなことにもなりかねないのです。 これは子どもに限ったことではなく、発達障害児の親


男性の高齢者は薬を多く飲んでもよいのか

医薬品の量は体重によって基本的には定められていますが、男女差によっても量は調整されます。女性は男性に比べて身体が小さいということもあるのですが、肝臓は身体の大きさに比例するので、女性のほうが肝臓は小さく、その分だけ分解能力も低いことがあげられています。分解能力は年齢によっても変化していくもので、高齢者の場合には使用できる薬の種類や量、使用期間が定められている場合もあります。この定められているという


発達障害はゲーム依存症が出やすいのか

ゲーム依存症という言葉は、これまでは病名ではなくて社会的な呼び名のようなところがありましたが、これからは病気の一つとして治療対象になっていきます。このことを決めたのはWHO(世界保健機関)で、2018年5月に病気の名称と症状を示す国際疾病分類にゲーム障害を加えました。これを受けてゲーム障害の原因となるゲーム依存症も早期発見、早期治療の対象とされるようになったということです。 国際疾病分類によると


減塩料理なら安心して食べられるのか

塩分の摂取量が多くなると高血圧になるので、できるだけ減塩するように、ということが当たり前のように言われます。しかし、食塩感受性という言葉があって、食塩の感受性が高い人だけが食塩を摂ることによって血圧が上昇するもので、感受性が低い人は食塩を摂っても血圧が上昇しにくくなっています。感受性が低い人は高血圧の心配をしなくてよいのかというと、血圧が上昇する原因は複数あって、11種類もあると発言している研究者


発達障害児は薬が苦手な特別な理由

子ども用の薬は飲みやすいように作られているというイメージがあります。苦い薬は甘いコーティングがされています。しかし、重度の病気の場合には、わざわざコーティングを外している場合もあります。これでは通常でも飲みにくいことになりますが、発達障害の子どもの中には感覚過敏があり、味覚過敏のために薬を飲ませるのに親が苦労しているという悩みを聞くことがあります。 薬が苦いのは苦い成分が水に溶けにくいからで、水


身体の一番奥の回盲部のケアは大変だ

小腸は十二指腸から先の部分で、空腸と回腸に大きく分けられています。これに続く大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸を経て、肛門へとつながっています。小腸の太さは3cmほどで、大腸は6〜8cmの太さがあります。小腸の回腸から大腸へ盲腸では3倍近くもの太さの差があって、この太さの違いを解消してスムーズに通過させるように回腸と盲腸の間には弁があります。この部分は回盲部と呼ばれ、弁は回盲


発達障害児はパニック発作を起こしやすいのか

パニック障害とパニック発作は混同されやすいのですが、パニック発作はパニック障害の一つではなくて、パニック発作が起こって、この発作によって生活に支障が生じている状態になるとパニック障害と診断されます。パニック発作は何らかのきっかけがあって、突然に動悸、息苦しさ、めまいが起こってしまい、このまま死んでしまうのではないかと激しい恐怖に襲われるという特徴があります。 不安になったり恐怖を感じる出来事に直


残された人生でできる社会貢献は何だろうか

腸の健康に関わることを毎日、このコーナーで紹介してきましたが、これは日本メディカルダイエット支援機構の相談役であった久郷晴彦薬学博士の追悼の意味もあって、長く続けてきました。久郷先生は森永乳業の出身で、退職されてから亡くなるまでの32年間にわたって、講演や書籍、テレビ番組を通じて健康情報を発信してきました。久郷先生から聞いたことで強く印象の残っているのは“人生3倍論”です。20歳までは親の世話にな