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夕食で脂肪を増やすと太りやすい

脂肪はエネルギー量が高く、1g当たり約9kcalと、糖質とたんぱく質の約4kcalに比べると2倍以上もエネルギー量が多いことから、多くの量を食べれば太るのは当然のことです。そこでエネルギーの摂りすぎにならないように脂肪の摂取量が一定量を超えないように指導されます。「日本人の食摂取基準」(2015)によると、1日の摂取エネルギー量のうち脂肪の割合は20〜30%とされています。これを超えないようにすれ


ストレスは筋肉を減らして体脂肪を増やす

“ストレス太り”という言葉があります。一般には、ストレスが高まると、それを解消するために多くの量を食べるようになる、脳の栄養になる糖分を摂るようになって太ることを指しています。これは当然のように起こることですが、メディカルダイエット的には、もう一つの理由があります。それはストレスによって筋肉が減り、脂肪が増える仕組みが私たちの身体の中にあることです。 ストレスは、本来は危機的な状態で起こるもので


大きな浴槽での入浴は温まってやせやすい

入浴のダイエット効果は、浮力と水圧によって血流が高まって筋肉に酸素と脂肪燃焼のために必要となる栄養成分のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)や三大ヒトケミカル(α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10)が効果的に運ばれるようになることが一つにはあげられます。もう一つは温熱効果で、筋肉が温まることで筋肉の中にある脂肪分解酵素のリパーゼの働きが盛んになって脂肪


入浴法によって体脂肪の蓄積が違ってくる

メディカルダイエットの手法では、夕食前の入浴温度が重要で、ぬるめのお湯に、ゆっくりと浸かり、そのあとに食事をすることには注意を呼びかけています。厳しく体脂肪コントロールをしなければならないスポーツ選手の場合には、ぬるめの入浴だけでは体脂肪が増えることになるので、浴室から出る前に42℃以上になるように追い焚きするか、熱めのシャワーを浴びることを指導しています。ぬるめの入浴は38〜40℃の湯温を指して


夕食前に甘いものを食べると太ることができる

太りたくない人にとっては、太る方法を教えるというのは違和感がある情報かもしれませんが、太るメカニズムを知っていれば、それを避けることで無理なく、健康的にダイエットすることもできるようになります。ダイエットはやせることだけではなく、人によっては太ることもダイエットだということを繰り返し紹介していますが、医科学の理論に基づいて個人に合った体脂肪量をコントロールするのがメディカルダイエットであり、その普


筋肉も脂肪も増やすために使われる成分

メディカルダイエットの資格認定講習では、こんなことをしたら太るということを紹介して、それをやらないようにするためのアドバイスと、生理学的な反応を上手に利用して効果的に体脂肪を減らす方法を紹介しています。人間の身体は、重要なエネルギー源である脂肪を、できるだけ蓄積するようにできているので、それに逆らうようなことをしないと、やせないようになっています。その仕組みを充分に把握しているので、「太らせてほし


太るのもメディカルダイエット

ダイエット(diet)に“やせる”とか“やせるために食べない”というような意味はありません。元々の意味は“作成、戦略、方針”などで、それが転じて正しい生活をすることがダイエットという言葉になり、さらに正しい食生活、食事療法がダイエットとなりました。欧米人が使うダイエットのほとんどの意味は食事による体重コントロールです。つまり、太っていてやせなければならない人にとっては食事のコントロールによって、ま


健康教育を資格認定で実施する理由

健康に関する教育には、講演会、講習会、セミナー、通信教育などがありますが、実施方法としては座学講習と通信講習に大きく分けられます。同じ講習スタイルで実施しても、そのあとのフォローのあるなしの違いもあり、フォローがあるものの代表的なものとしては資格認定があります。日本メディカルダイエット支援機構では座学講習も通信講習も資格認定方式で実施しています。資格認定は講習料の他に審査料(試験と採点)、認定料、


漢方薬は組み合わせて使うのが基本である理由

漢方薬に使われる植物の素材が、健康食品の素材として使われていることがあります。例えば、田七人参(三七人参、田三七人参)は肝機能の改善効果がある漢方薬の重要な素材となっています。そんなに効く漢方素材であるなら、単独で使ったらよいのではないか、という考えもあるかと思います。その考えの通りの質問をしてきた雑誌記者がいたので、そのやり取りの内容を文章にしてみました。 漢方薬は、ただ効く素材を選んで、それ


何をもって健康の評価をすべきか

健康づくりに役立つ食品や運動の効果の評価というと、血圧が下がった、血糖値が下がったという目で見てわかるものが注目されがちです。検査数値を示されて、診断基準を超えているから動脈硬化のリスクが高い、心臓病の危険性が高いということを言われても、その受け手(患者や受診者)にしてみれば、単なる数字を示されて、高いからダメ、低いからセーフとなることの意味を理解して、リスクを減らすように食事や運動、生活を改善し