メディカルダイエット6 新たなシンドロームの改善ターゲット

これまではダイエットの目的といえば体脂肪を減らすことであり。その主とされていたのがメタボリックシンドローム対策の食事(低脂質、低糖質)と運動(有酸素運動)でした。

高齢化率が高まる中にあって、高齢者が増えていくと、それにつれてメタボリックシンドロームの対象者が増えていくという時期がありました。
ところが、高齢化率が高まるにつれて、食べても太れない、運動をしても筋肉が増えないという人が増えてきました。

これは高齢者に限ってのことではなくて、筋肉を増やすことにも、肝臓で中性脂肪を合成することにも、脂肪細胞の中の体脂肪を増やすことにも細胞内の酵素が必要になります。

また、酵素の働きには細胞内で発生するエネルギーが必要です。そのエネルギー産生が中年を過ぎると低下してくるので、なかなか思うような効果が現れないということになるのです。

中でも女性は筋肉量が男性に比べて少なくて、エネルギーを発生させる力が弱いことから、若いうちの筋肉量と体脂肪量の確保は、生涯にわたっての健康状態に特に影響してきます。

そういった状況を踏まえて、女性の低体重・低栄養の対策は、超高齢社会の重要課題であり、高齢者を支える世代の健康も重要課題との認識が高まってきました。

そこで日本肥満学会は、女性の低体重・低栄養に着目した新たなシンドローム(症候群)を発表しました。

今後(メディカルダイエット7〜)は、新たな発表を用いて、日本肥満学会の「閉経前までの成人女性における低体重や低栄養による健康課題」について紹介していきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕