健康情報学7 ダイエットの正しい意味の理解

ダイエットは本来は、やせるという意味ではありません。私たちは「やせるのもダイエット、太るのもダイエット」という、違和感を抱かせるような言葉(フレーズ)をキャッチフレーズとして使っています。

違和感があるということは関心が抱かれやすいということで、それをきっかけにしてダイエットの正しい意味について話すようにしています。
英語の「diet」の元々の意味は、方針、戦略、戦術といったもので、正しい方針に従って正しいことを進めていくことを指しています。

「the Diet」は、国会を指しています。正しい方針で進めていける法律を作っていく立法府です。この用語は日本でも目にすることができます。日本語の表記には英語表記が付け加えられるようになっていて、国会議事堂の信号には「the Diet」、国会議事堂前駅(東京メトロ)は「National Diet Building」です。

国によるダイエット(やせるため)のビルではありません。国会の議員削減、仕事のスリム化という時代の流れからいったら、Dietが当てられているのは“なるほど感”もあります。

ダイエット(diet)は、正しい方針に基づいて正しいことを実践するという意味から食事療法を指すようになり、そこから運動療法を指すようになりました。

正しい方針の多くは“やせること”である例が多いことから、今のダイエットの用語の理解となっています。

その理解の是非というよりも、「やせるためには食べなくてもよい」とか「やせるためには健康を害してもよい」というのは間違っている、ダイエットの目的は健康であるということを健康リテラシーの根本を示すためにも話すようにしています。
〔小林正人〕