「十年一昔」という言葉があります。これは「世の中の移り変わりがとても激しくて、10年という短い期間でも、すっかり昔のようになってしまう」という意味で、多くの検索サイトでも同じような説明がされています。
時代の変化ということでは5年も経たないうちに大きく変わっていくこともあります。しかし、人生の長さから見ると30年くらいが大きな区切りを迎えるのではないか、との考えもあります。
初産年齢は年々上がっていて、現在は31.0歳なので、30年は一世代の区切りの年数とほぼ一致します。
私は1955年(昭和30年)の生まれで、「もはや戦後ではない」と言われた“神武景気”の高度経済成長期の始まりと重なります。1955年は、最小単位の硬貨の1円玉が登場した年です。1万円札の初登場は1958年です。
高度経済成長期の終焉は、変動相場制への移行と第1次石油危機(オイルショック)の1973年のことでした。
1955年生まれの多くは、この年には高校3年生で、翌年に大学進学で上京するときに親がトイレットペーパーを持たせた“貴重な体験”をした世代です。
社会人になって経験したバブル経済期は1986年から1991年のことです。確かに仕事以上の利益が多く得られた時期でした。そして、バブル経済の崩壊の後に生まれた子どもが3〜4歳になった(物心がついた)ときが1995年で、今から30年ほど前のことでした。
1995年は銀行の破綻が当たり前に起こる時代の始まりでもあり、1月17日に阪神・淡路大震災が発生して、世の中が大きく変わる引き金になった機会にもなりました。
1995年は、地下鉄サリン事件から始まる宗教法人の一斉検挙や、Windows95の登場によって情報発信が一変するきっかけの年でもありました。
それらの出来事が重なって、今に続く複数の人脈を絡めた活動が30年前から始まりました。
〔小林正人〕






