好転反応は、よい方向に変わっていくことを意味しているので、少なくとも悪くなることはないだろうと考える人もいます、しかし、期待のイメージとは違って、よくなる前に悪くなることであって、瞑眩反応とも呼ばれています。
瞑眩(めんげん)は、目をふさぐ(瞑)、目をくらませる(眩)という意味があって、症状が悪くなったように感じさせる騙し(だまし)の反応を表しています。
瞑眩反応は、東洋医学的な治療を始めたり、漢方薬を服用することによって、一時的に体の状態や症状が悪化したように感じられる反応を指しています。
これは体が本来の良い状態に戻ろうとする過程で起こっていることで、そのことから好転反応とも呼ばれているわけです。
瞑眩反応は、よくない状態から体質が改善されているときに起こることで、改善のサインだとされています。一時的なもので、長く続くものではありません。改善の兆しが見られないときには、良い兆候ではなくて副作用の可能性も考えられます。
そのような場合には、取り入れた方法を中断して、その変化を観察することがすすめられます。
ところが、身体の状態が悪いほど瞑眩反応が強く起こることがあり、見極めがつかないことも実際には起こります。身体内に蓄積された有害物が多い場合には、これを外部に排出するために皮膚に症状が現れることがあります。
また、解毒器官である肝臓に多くの有害物が送られるようになって、一時的に肝臓の負担が高まることも起こります。
身体は、悪いところがあると、それを完全に回復させようとするよりも、悪いなりにバランスをとって現状を維持しようとすることがあります。ところが、身体によいものを摂取したり、状態を整える機能があることをすると、一気によくしようとする動きが起こって、それが不調を起こすこともあるのです。
〔小林正人〕






