とても凄いという表現をするときに「めっちゃ」というのは、お笑い芸人からテレビの世界に広がり、今では“若者言葉”を超えて、まるで共通語に近い感覚で使われています。お笑い芸人が使っていた言葉ということで、そのルーツは関西(中でも大阪)にあります。
最近の言葉のように扱われることがあるものの、それは関東文化圏の影響を受けている人たちの感覚で、関西地方では江戸時代から「とても」「非常に」の意味で使われてきました。
それが時代を経て、滅多(めった)に強調の「ちゃ」がついた「めっちゃ」が“非常に”を言い表す言葉として、最も使われるようになったということです。
「めっちゃ」を漢字にすると滅茶となりますが、滅茶に語調を整えるために「くちゃ」が付けられたのが「めちゃくちゃ」です。
「くちゃ」は漢字では苦茶と書かれますが、滅茶に合わせて苦茶と書かれるようになり、今では辞書にも載っている合体型の「滅茶苦茶」となりました。
「めちゃくちゃ」は、道理に合わない、順序が乱れている、程度が甚だしいことを表す口語表現です。
他には、どうにもならないほど壊れたり、混乱することを意味するためにも使われます。
そのへんの意味合いも使われ方も、めちゃくちゃな状態になっているのが「めちゃくちゃ」と言えるかもしれません。
〔小林正人〕






