抗酸化コラム8 抗酸化ビタミンのACE

活性酸素を消去する作用がある抗酸化成分として、普通に食事をしているだけで摂取できるのはビタミンです。普通と言われても、どのようなビタミンであるのかがわからないことには、安心していてよいのかわからないことになります。

抗酸化作用があるビタミンの代表的なものはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEで、この3種類は「抗酸化ビタミンのACE(エース)」と呼ばれています。

ビタミンのACEには、マイナス電子が欠けた活性酸素に、マイナス電子を与える作用があります。ビタミンが活性酸素の欠けているマイナス電子を与えて元の状態に戻すことで、活性酸素は害のない正常な酸素に戻っていくことになります。

抗酸化ビタミンのACEは、活性酸素に対しての効果だけでなく、活性酸素によってマイナス電子が奪われた細胞に対しても、マイナス電子を与えることで電子のバランスを整えて、それ以上は細胞の破壊が起こらないようにすることもできます。

そのマイナス電子を与える役目をしているものはビタミンA(β‐カロテン)、ビタミンC、ビタミンEということです。

β‐カロテンは植物に含まれていて、身体の中でビタミンAが不足したときにビタミンAに変化します。ビタミンAは、活性酸素によってマイナス電子を奪われた細胞に、欠けたマイナス電子を直接的に与えます。

ビタミンEも同様にマイナス電子を与えるのですが、マイナス電子を与えてバランスが崩れると活性型ビタミンEに変化します。この活性型ビタミンEは、活性酸素よりも細胞からマイナス電子を奪いやすく、細胞を破壊しやすくなっています。

そのような性質があるビタミンEに対して、どのような対策を取ればよいのかについては次回に続きます。
〔小林正人〕